ZTZ99G
 (BroncoModels No.CB-35040)/td>
BACK to LIST
人民解放軍99式戦車中国建国60周年記念パレード仕様の本命、ブロンコ製キットによる01号車です。

先の習作02号車の製作ではデジタル迷彩のグリッドがスケール代わりになって各部のバランスが実車とキットとではあちこち異なっている点が見えてきました。 大味なホビーボス製キットに比べクリアパーツや可動キャタピラなどで豪華なブロンコ製キットは評判が良い様ですが詳しく見ていくと考証面では自国車両の割りに結構いい加減です。 01号車ではそうした点を可能限り修正すべく大掛かりな改修を行っています。 全体のプロポーションで気になるのは砲塔の搭載位置が後ろに下がってしまっていることです。 ここは砲塔側のリング部分を一旦切り離して後ろ寄りに再接着することで砲塔を前にせり出す様にしています。 この際車体に対して砲塔がやや前傾する様角度を付けるのも改修のポイントです。 砲塔本体も正面装甲の継ぎ目部分で切断し前後に若干延長しています。 砲塔の位置を前寄りに修正すると今度は操縦席が砲塔に干渉してドライバーが乗せられなくなるので車体上面を切り貼りして操縦席も前よりに移動させます。 ディテールをつぶさないよう操縦席前・後と車体前端で車体パーツを切断し切詰め・延長を行っています。 車体側の細部については操縦席まわりのカメラやモニターなどのパレード追加装備を自作、予備燃料タンクステーは切除、牽引ワイヤーなどのリアパネル装備品の取り付け位置修正を行いました。 砲塔は車長キューポラの構造が実車と全く違うので大幅変更、ベース部分は円形になる様パテで修正しペリスコープの位置を変更、ハッチと機銃は旋回式になっているもと見て一段構造を増やしています。 車長ハッチは面積を小さく厚みを増しています。 バッスル上面のパネルも構造が異なる様に見えたのでパネル全体を一旦切除、前後に大きくしたパネルをプラ板から新造しボルトや取っ手の配置も見直しました。 主砲の仰角を上向きに調整しカバーのモールドをパテで再現、バスケットのスラットは薄いプラ材で作り変え中に乗せてある装備品は不鮮明ながらそれらしいものをでっち上げて搭載しています。 その他にもベンチレータ?の追加、スモークディスチャージャの角度変更や砲手サイトの光学系配置の変更など細かいディテールの修正を多数行っています。 パレード時の装備としてはスピーカの設置(01号車のみ)やアンテナの振れ止めも追加されているのでそれぞれ自作パーツを組み込みました。 フィギュアは乗員3体をセミスクラッチ、アジア人になる様自衛隊員や日本兵のフィギュアを芯にしていますが顔以外はパテで一体ずつ人民軍の装備を作り起こしています。

塗装は習作での反省を踏まえ色調を対クリアコート仕様に調整したもので基本迷彩を行っています。 実車はパターンが固定で自由度はないので実車写真とにらめっこして可能な限り実車に忠実なパターンを再現したつもりです。 なおブロンコのキットでは先のホビーボスの場合に比べキットが一回り小さいのでデジタル迷彩のグリットは2.8mm角が基準となります。 デジタル迷彩はパターンの解読の手間も含め各色マスキングだけでそれぞれ約1週間、基本塗装全体で1ヶ月も費やしてしまいましたが満足のいく仕上がりになったと思います。 パレードのシチュエーションに合わせて今回もウェザリングはぐっと抑えた仕上げにしました。

マイナーな中国戦車にここまで徹底して実車を再現した作品は他にないと自負しております。 デジタル迷彩の1グリッドに至るまで拘りぬいて完成させたつもりです。 ただやっぱりマイナーなのでそんな拘りは大方伝わらないでしょうがそういうバカさ加減を楽しんで頂ければ幸いです。

(製作 2011年)
ZTZ99G-1

ZTZ99G-2

ZTZ99G-3

ZTZ99G-4

ZTZ99G-5

ZTZ99G-6

ZTZ99G-7

ZTZ99G-8

BACK to LIST