2004年10月

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賛成・反対の理由は明確にしたい

あくまでも市民が主役の判断を

政令指定都市を求めることにも理由がある

議会の役目は、住民の代表として市の意思を決定することです。そのため、条例を提案し、予算を決め、決算を認定しますし、議案を質疑・質問し、討論などで意見を述べて採決します。委員会での審議もそれに伴います。議員の権利であり、義務でもあります。

議案の採決が最大の権限ですが、なぜ具体的な案件に賛成するのか反対するのか、理由を明確にすることも市民に開かれた議会では必要なことです。岡山市議会では、反対討論はよく見られますが、意外と賛成討論はありません。私も反対討論はしたことがありますが、逆は記憶にありません。市長が提案したから賛成という議員もいますが、それ以外の理由で賛成する時には意見を述べないと不十分な場合もあります。

私は、議会報告の記事のように玉野市民の請求を受けた合併協議会設置の議案に賛成しました。理由を明らかにしておく必要があると思います。

まず、これが住民からの要求があることです。確かに議会とは違う意思かも知れませんが、そのズレが生じるのが現実の社会であり、議会のみが最終意思とは言えません。特に合併のような問題では住民の意思が尊重されなければなりません。また、住民の意思を確認する機会が与えられているのに、一方的に封じることは民主的ではありません。

次に、この合併は政令指定都市を求める方向で評価してきました。安宅市政でも、政令市に賛成でした。政令市によって自治権が拡大し、結果として恩恵を受けるのも岡山だけではなく、玉野市の市民も同じです。これを市民が求めるなら、反対する理由はありません。

この議会では、機会がありませんでしたが、今後は賛成の場合にも討論が必要ならば積極的にやるつもりです。

2004/10/26  岡山市議会議員 羽場頼三郎


倉敷の県議補選で市民派片山みかが善戦

10月24日に行われた倉敷の県議補選で、羽場頼三郎などが応援した片山みかは、かなりの健闘をしましたが、当選は果たせませんでした。


選挙の真っ最中に台風が直撃し、投票日前日に新潟の大地震が発生するなど、自然災害に市民の関心が向いたのかもしれません。同時に行われた知事選挙が、31%(倉敷市)と極端に低い投票率であり、県議補選も空回りしたと思われますが、私達の力不足が一番の原因です。

候補者は演説もしっかりし、とても初めて選挙に出る素人とは思えませんでした。組織も資金もない一人の市民が選挙に出ること自体が、これまでの常識を破ったのですが、イコール当選とは行かないのが現実かもしれません。

岡山県議補選開票結果投票率31.56%
(無効6,074、持ち帰り4)
当選 41,617票 遠藤 康洋(43) 自民新
36,122票 片山 美可(36) 無所属新
27,829票 三村 英世(36) 無所属新

2004/10

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