2004年11月

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「日の丸と君が代を強制することのないように」
人間を大切に思う政治を切実にねがう

アメリカではブッシュが再選されて、イラク戦争の歯止めがかからないまま、世界は動いていきそうです。そのイラクで日本人が人質となり、殺害されてしまいました。その時の小泉総理のコメントが余りにも冷たいものだったことは忘れることができません。

テロに屈しないことと、人ひとりの命が失われることの判断を、苦しみ抜いてした様子は微塵も見られませんでした。情けない、そして恐ろしい総理大臣を置いているものです。でも、この総理を変えることは日本人でもできます、よその国の大統領ではないのですから。民主党その他の野党は、自民党の良心的な部分とでも連携して、総理を変えるべきです。

秋の園遊会で、天皇陛下が「日の丸と君が代を、強制することが無いように」という趣旨のお言葉を述べられたことが伝えられました。東京都の教育委員をしている某将棋士の「学校に国旗を掲げさせ、国歌を歌わせることを仕事としています」というあいさつに応えられたものだそうです。総理と違い、国民に愛情を持たれている陛下のお心をありがたく思いました。天皇制に否定的な私ですが。

小泉総理は国会で、「自衛隊のいるところが安全なのだ」という、人を馬鹿にした答弁をしました。国会や国民を馬鹿にした態度と言わなければなりません。このあまりに非常識な言葉を「それのどこが悪い」と居直る姿勢は見苦しいの一語に尽きます。岡山市の議会も29日から始まりますが、同じような答弁を許さない市民の監視と、当然ながら議員の姿勢が求められます。

2004/11/26  岡山市議会議員 羽場頼三郎


知事選と同時でもあまりに低かった投要率
倉敷の県議補選で片山みかさんが大善戦
江田五月グループが全面支援の市民派候補


10月24日に行われた倉敷の県議補選では、江田五月や私などが応接した片山みかは健闘はいたしましたが、当選は果たせませんでした。

選挙の真っ最中に台風が直撃し、投票日前日に新潟の大地震が発生するなど、自然災害に市民の関心が向いたのかもしれません。同時に行われた知事選挙が、31%(倉敷市)と極端に低い投票率であり、県議補選も空回りしたと思われますが、私達の力不足が一番の原因です。

候補者と市内を一緒に回りましたが、演説も実に堂に入り、とても初めて選挙に出る素人とは思えませんでした。組織も資金もない一人の市民が選挙に出ること自体が、これまでの常識を破った訳であり、意義は大きいものがあります。ただ、イコール当選とは行かないのが現実かもしれません。しかし、政治こそは継続が力であり、市民の力が発揮されるステップであると思えば、今後に期待される人材であることは間違いありません。

岡山県議補選開票結果投票率31.56%
(無効6,074、持ち帰り4)
当選 41,617票 遠藤 康洋(43) 自民新
36,122票 片山 美可(36) 無所属新
27,829票 三村 英世(36) 無所属新

2004/11

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