羽場頼三郎 活動日誌 2012年4月

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4月30日〔月〕 父の命日

昨日、熊代議員から「父の命日なので、散文詩を作った」というメールをいただいた。そういえば、今日はわが父三郎の命日だ。翌日が次男の結婚式というこの日、父は静かに息を引き取った。実に複雑な思いで結婚式を済ませ、5月2日が葬式となった。結婚式は父も心待ちにしていた日で、天国で喜んだことと思う。大正10年2月3日生まれの83歳だった。生前の写真を机の上に置いて在りし日を偲んだ。


4月28日〔土〕 反対のための反対

反対のための反対といえば、暴力団排除条例についても同じような気がする。暴力団排除という大変困難なことを、市の条例ですべてが出来るわけではない。また、これを定めたら、暴力団以外のものに規制が及ぶわけではない。これを言い出したら、社会の規範そのものが「何かに悪用される恐れがある」と言わなければならない。ましてや、この条例は、修正部分を除いては、強制力を伴わない条例である。にもかかわらず、条例自体に反対するのは「では、暴力団を容認するのか」と言われる可能性がある。これに反対する明確な理由が求められるはずだ。


4月27日〔金〕 がれき処理

震災がれき処理に反対する人から、議論を吹っかけられた。処理で儲ける業者がいる。放射能は危ない。地元では処理をして貰いたいなどと思っていない。受け入れを決めた静岡県の市長は職業が産廃業者だ。東京都の処理は東電の子会社がすべてやっていて、都は何もしていない。など。いちいち反論するのも大人気ないが、要は反対のための反対にしか聞こえない。「自分の所にごみなど持ち込むな」というような話だ。困っている人を助けたいという気持ちに水をさすことばかりで、まず何とかしようというようには考えないのだろうか。安全が心配なら、確かめればいい。そのような無駄な議論でなく、前向きな方向に進みたいものだ。


4月27日〔金〕 代表者会議

会派代表者会議が開かれ、6月議会で試行予定の「1問1答」方式について議論。「とにかくやってみれば」ということに。その関連とかで、「質問時間を20分に」という意見もあったが、「それも一つの提案で直ちにどうこうするというものではない」ということでその場は納まった。前議会の「代表質問があるときは個人質問を20分に」というこれも試行だが、それを受けてのこうした意見が地下水脈のように時々頭をもたげる。しかし、議員の権利放棄につながりかねないこうした動きには疑問を持たざるを得ない。


4月26日〔木〕 小沢判決

小沢元代表の無罪判決が出た。司法の判断では当たり前だと思う。証拠に基づくのが、裁判なんだから。市民感覚からすれば、小沢さんのやり方があやしいと思うのも当然だ。それでどうするかは、市民の政治判断だ。小沢流で政治を動かすことには拒否感もあるのではないか。


4月26日〔木〕 事務所看板

福富の事務所が分かりにくいとよく言われるので、息子に手伝ってもらい事務所西側に看板を追加した。写真のとおりよく見えるはず。江田五月や高井たかしの看板もあるので、来てくださるときの目印にしてください。


4月26日〔木〕 市民ネット議会報告会 in 吉備

本日午後6時半より、吉備公民館において市民ネットの議会報告会が行われる。毎議会終了後に行っているもので、もう20回を超すのではないか。今回は井本文博、鬼木のぞみ議員は都合により不参加だが、それぞれの立場で先の2月議会の報告を行う。ぜひ聞きに来て欲しい。


4月22日〔日〕 高井崇志国政報告会

福浜公民館で、高井崇志の国政報告会があり、その中で地元から田中慎弥市議と私がそれぞれ市政報告をした。事前に打合せをして、田中市議は「がれき処理」、私は「暴力団排除条例」について話をした。がれき処理については私もいいたいことがあったのだが、時間の関係で出来なかった。多くの時間を高井崇志の方に振り向けることが本来の趣旨だからやむを得ない。田中氏の方が、かなり消極的という感じを持たれた方が多かったかもしれない。スタンスの違いがあるということだ。私は、環境大臣をつとめていた江田五月からの情報が多いということかもしれない。私は、おそらくもっとも積極論者ではないか。それは、市民レポートの219号を読んでいただければお分かりになると思う。


4月21日〔土〕 五月会

午後2時から、五月会と民主党参議院第1支部の合同集会。皆さんのご意見を聞く会でもあったが、民主党に対するきびしい声が上がっていた。私も答弁に立ったが、充分答えきれたかどうか。私の意見として、大飯の原発再稼動には反対だとはっきり言った。脱原発の姿勢に対する疑問を国民に与えてはいけない。防衛、国土交通大臣の問責決議については政争の具にしてはいけない、という江田五月の説明には説得力があった。過去の反省も含めて、この種の決議がかえって民主主義を壊す場合があることを改めて知るべきだろう。


4月19日〔木〕 選挙

哲西町の同級生上原君が農協の理事に立候補していたが、先ほど当選の知らせが届いた。嬉しいと同時にほっとした。選挙は田舎ほど難しいといわれているからだ。上原君の活躍を祈りたい。選挙といえば、笠岡市議には三人の金光学園の同級生が出ていたが、三人とも当選した。こちらも喜んだところ。樋之津倫子、藤井義明、竹原泉の活躍を祈りたい。


4月18日〔水〕 被災者援護法

昨年の震災被害者に対する援護法を求める自治体議員の集まりに参加。全国の議員が同じ目的で集まって議論を交わした。代表は静岡の松谷さん、いわきの佐藤さん、新潟の中山さんだ。総会もあり、私が監査を引き受けることになった。岡山の横田県議も同席していて、帰りの新幹線では一緒になった。


4月17日〔火〕 旧友

哲西中学校での友人に会えた。マラソンを未だ続けている森君に、食品の卸の会社をやっている藤丸君。いずれも会いたかったので、二人に時間を取って貰った。話は現在の仕事や家族、政治のことから体調まで、あっという間の時間が過ぎた。最後に、同じ年なんだから身体にだけは気をつけようといって別れた。

議員会館で、菅さんと会ったが、お互い時間がなくて無事な顔を見て別れた。


4月16日〔月〕 政令市の市議

民主党の政令市議会議員の政策研究会が東京であり、上京。国の政治が難しい状況の中、自治体がもっと元気にならなければとの思いは共通。片山善博さんの話は、実際に行政を経験しただけに大変参考になった。以前から知り合いのさいたま市議や岡山の金光にルーツがあるといった北九州の市議など、新旧の友人にも会えた。


4月14日〔土〕 野田政権に失望

野田政権が大飯原発の再稼動を認めた。これは私や国民を裏切る行動だ。原発の危険性についてまるで分かっていない。たとえ学者が「安全だ」といっても再稼動をしないというのが、「政治判断」だ。周囲の自治体の理解も得られていない。消費税についてはやむを得ないと思っているが、これでは、野田は支持できない。この件を現実的に議論するために、自民党の河野太郎氏の「ごまめの歯ぎしり」を参考にしたい。

以下、全文を掲載。
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ごまめの歯ぎしり 2012年4月13日号 この夏関西の電力は足りるか

政府は大飯原発を再稼働させようと躍起になっている。その理由として、再稼働がないと関西電力が夏に供給力不足になるとしているが、本当に関西電力は供給不足になるのか。

ISEP(環境エネルギー政策研究所)が数字をまとめている。

関西電力の2011年の夏の供給力の実績を見ると

水力発電  
火力発電 
他社融通  
揚水発電  
原子力発電 
合計   
225万kW
1415万kW
522万kW
448万kW
337万kW
2947万kW

これに対して需要は2784万kWだった。

政府は、今年の夏の需要予測を昨年を遙かに上回る3138万kWとしている。

この夏の供給予測として出されているのは

水力発電  
火力発電 
他社融通  
揚水発電  
合計   
193万kW
1472万kW
638万kW
185−270万kW
2489−2574万kW

この供給力予測では、関電管内の自家発電の購入量を83万kWとしている。しかし、この数字は1000kW以上の発電容量のところからkWhあたり15円から20円という価格で購入するという前提でつくられている。

ISEPの試算では、関電管内で自家発電容量は700万Kw以上あり、購入価格を例えば50円に引き上げれば相当量の掘り起こしが可能だとみている。さらに価格を引き上げれば1000Kw以下の設備容量の自家発電も購入対象になりうる。

西日本全域で購入対象になり得る自家発電容量は2000万Kwあり、さらに現在は購入対象にしていないガスコジェネの容量がそれに加わる。

また、中部電力、中国電力、四国電力の供給力余力は800万Kw以上あると見込まれている。

揚水発電の能力も430万Kwあり、ピーク時にあわせて供給することは十分可能になる。

政府の供給予測では、水力発電のうち、黒部川第二の1−3号機と新黒部川第二の1−2号機が真夏に定期検査または工事に入るという想定になっているが、これは前倒しが可能だ。

火力発電に関しても一部、夏に定期検査に入ることを見込んでいるようでもある。

また需要サイドでは、様々な対策で200万Kw程度のピーク時の需要を落とすことができると見られている。

また、需給調整契約が88万Kw以上あると想定されている。

関西電力の2010年のピーク需要は3095万kWであったが、ピークから100万kW以内、つまり2995万kW以上の需要になった時間は、一年間でわずか30時間しかない。一年間の0.3%だ。もし、この30時間のピークカットができれば、必要な供給力は100万kW減少することになる。

政府は、再稼働を焦るよりも、まず、こうしたことをきちんと精査して、どれだけ関西電力管内に供給予備力があるか、国民に示すべきだ。


4月12日〔木〕 帰国

姉妹都市である中国洛陽市を訪問して、帰国。上海での天候不順で一日伸びた。疲れたが、岡山市の友好協会と綾南小学校区が寄付して出来た希望小学校を訪問できたことは嬉しい記憶に残る。


4月5日〔木〕 哲西町 原発再稼動

一昨日、実家の母が自宅で転倒して、腕を骨折。手術が必要かも知れないので、岡山市民病院に連れて行く。どうするか、検査などを受けていったん自宅に。明日また病院に行く。

ニュースでは原発の再稼動を政府は検討しているらしい。これを許すようでは、野田政権の未来はない。がれきの処理を認めることとは次元が違う。原発についてあいまいな政権は日本にとって不必要。はっきり脱原発を実行しなくては。だから、菅直人を総理にしておくべきだったと言うのだ。


4月3日〔火〕 春の嵐

たしかに激しい風と雨だった。岡山にはほとんど台風は来ないが、来てもたいしたことはないので、今回の風雨は特に激しく感じた。午前中は人を訪ねて市内で動いたが、午後は事務所で市民リポートの発送の準備。来週にはお届けできる予定。


4月1日〔日〕 花見寄席

午後、友人と二人で、妹尾まで出かけた。そこで1時半から花見寄席があり、2時間楽しんだ。演者はいずれも素人だが、中々のもの。その内の一人が、元市議のだんな。演目は「寝床」と「酢豆腐?」。休日のひと時を楽しんだ。


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