羽場頼三郎 活動日誌 2012年3月

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3月30日〔金〕 菅直人

朝、携帯が鳴るので、誰だろうと思って出たら、菅直人さんだった。共通の友人の電話番号を聞かれたが、久しぶりだったので、つい他の話もしてしまった。ホームページを再開したこと、自然エネルギー研究会を立ち上げたことなどを近況として聞いた。早速、ホームページにアクセスしてみたら、色々と興味深いことが書いてあった。また、自然エネルギー研究会にもアクセスしたら、なんとその代表は橘民義だった。知る人ぞ知る、元岡山県会議員で、私が岡山に帰るきっかけを作った人物に他ならない。早稲田の後輩でもある。一緒に政治活動をしていたのだが、今では企業家として成功している。大震災の時には、被災者の新生活を支援する活動をしていて、その方面でも有名になった。感心ある方は、菅直人自然エネルギー研究会と見ていただきたい。


3月25日〔日〕 哲西へ

哲西町に帰る。私は矢神ということが多いが。なぜなら、私が育ったときに矢神村から哲西町になったので。私の周りには矢神という名前を使う人がほとんどだったから。もっとも、矢神という名前は矢田と上神代の名をあわせたものなのだが。私の小学校時代に矢神と野馳が合併して哲西となった。その当時村長を務めていた祖父の鶴三は「そのころから、阿哲の西という意味で哲西地区といわれていた」そうだ。だから、矢野ではなく哲西になったと聞いた。

で、矢神の母は、年を取ったが、まだ元気が残っていて、一緒に母の姉の家に出かけたりした。笑顔は変わらない。


3月23日〔金〕 リポート219号 

珍しく原稿が議会が終るとほぼ同時に出来上がる。この議会には、書きたいことが多かったかも知れない。でも、がれきと暴力団問題に凝縮される。リポートの発行は月末までに出来そうだ。乞うご期待。


3月21日〔水〕 本会議最終日

熊代昭彦議員との最後の打合せは、議場に入ってからになってしまった。暴力団排除の条例を2点に亘って出したが、いずれも否決。その提案理由説明はわれながら力の入ったものだったと自負している。これを聞いてと思われるが、共産党の5人が賛成に立ってくれた。全部で11票の賛成となった。まだ成立するには14票足りない。


3月19日〔火〕 議運

井本議員に代わって議運に出席。他の委員会と違って、こうした差し替えが利くのが議運の特徴。もっとも、員外議員扱いで、採決権はない。最終日の日程が中心だったが、私は次のような発言をした。まず、副市長を当面一人にする件で、その理由といつまでか、と聞いた。事前の説明はあったが、正式に聞いておくことが必要なので。

また、条例の修正案を出すが、今までの例だと委員会に掛けられないで本会議で直接結論を出してしまうが、それでは審議がないまま議案がかけられることになるので、今後は扱いを変えてもらいたい。

議員の態度表明は、修正案に対するものがないが、これも採否一覧表に入れるべきだ。これは実現しました。最後に、答弁の中で根拠を示すことが出来ない物が含まれていたが、今後は気をつけてもらいたい。


3月14日〔水〕 暴力団排除条例

総務委員会で、当局提案の「暴力団排除条例」が通過。賛成多数で。私のみが反対した。何が問題かといえば、いわゆる「みかじめ料」を提供する側に罰則規定を設けたことだ。暴力団排除といいながら、市民に罰則を設けるのはおかしい。暴力団の資金源を断つのが目的といいながら、「これは、払えないという言い訳をするためのツールですから」「悪質なものに対してしか適用されないと思っています」「現場での判断が適切にされると思います」としか答弁できない。悪質とそうでないとの線引きは条例上盛り込めるかと聞いても、それはできないという。取り締まり側の都合しか考えていない。また、なぜ、他でもあまり例がないのに、愛媛県松山市にはあるそうだが、岡山市にこれを制定する必要があるのか、と聞けば、「岡山市は県内でも繁華街がある街だから」としか言いえない。岡山市が特に暴力団を排除するという意思を示すためにも必要というが、距離規制の強化を求めても「他の都市より特に暴力団を規制しなければならない合理性がない。と平気で矛盾したことを言う。概して、当局には「条例を作りさえすればいい」という意識しかなく、法による人権保護という意識に欠ける。みかじめ料を断ったら、市民を警察が守ってくれる保証はあるのか、という質問には答えられない。これでは賛成できない。条例を作りさえすればで作られる条例の制定には、おそらく市民ネットの皆さんも同一意見だろう。この条例案に単に反対するのではなく、反対討論をするか、修正提案をするか、考えている。


3月13日〔火〕 北九州市議会 総務委員会

北九州市議会では12日、がれき受け入れの議決をしたそうだ。それも、全会一致だそうだから、注目に値する。被災地の方を励ますことにもなるのではないかと思う。

総務委員会では、契約案件で暗礁に乗り上げている。西部リサイクルプラザの工事についていくつかの疑念が払拭されない。


3月12日〔月〕 個人質問

今日の個人質問で、公明党の林敏宏議員の質問は良かった。ノロウイルスに対する予防ワクチン接種の補助を求めたが、これに対する当局答弁があまりにも情けなかったので、議場から応援の野次(不規則発言)を飛ばした。この提案を真面目に取り上げるべきだ。

また、岡山市独自のナンバープレートも取り上げたが、これにも答えずじまい。若い議員がこうした良い提案をしたときに、しっかり応えなくては。


3月11日〔日〕 3.11

今日はあの大震災から、ちょうど一年、亡くなられた多くの方々のご冥福を祈り、黙祷を捧げた。先日の個人質問も、この日に間に合えばとの気持で、復興を願ってがれきの処理をするように決意を迫ったのだが、少しずれ込んだ。でも、いずれ市は表明をすると信じている。市民も多くの国民もそれを望んでいるからだ。一部の方は、「単なる被災地への同情論で、がれき処理を受け入れるのはいかがなものか」などというが、同情がなぜ悪い、同じ日本人が被災者の心情を思いやらないで、誰が心を寄せるのか。軽々しく、「東北の復興のために、岡山の元気を届けよう」などと言うなといいたい。


3月10日〔土〕 福浜小学校への道とがれき処理

これは地元の方しか判らないだろう。公民館から小学校までの道が細くて、ここを通って登下校する子供たちが可愛そうだった。ここを何とかしなくてはと思って、これまで二度ほど動いてみたが、成果は得られなかった。しかし、この前から拡幅工事が始まっている。多分ではなく間違いなく地元のT議員のおかげらしい。ご本人は控えめな方だから自分がやったやったと言われないだろうから、私が言うことにしている。地元の市民としては実にうれしいことだ。こういう議員さんがいるから、福浜は住みやすいところといわれる。私も見習いたいものだ。

今朝、親しくしている方から、被災地のことを考えたらいても立ってもおられない。がれき処理に岡山市は協力しているのか、と電話があった。議会での質問のことなど説明をして、理解はしているようだが、まだ一歩踏み出せないでいると報告した。

これに関連して、もう一つの話。同じ地元のFさんは質問の中で、ご自分の長崎育ちということを話され、東北のがれき処理をしなければという、思いを吐露された。この方も新人ながらもののよく分かった方だ。素晴らしい方ばかりなので、うれしい限りだ。


3月6日〔火〕 個人質問

1.東北復興のために震災がれきの受け入れを 

 
三宅員義、ニ嶋宣人氏が質問をしたのは承知している。しかし、いずれも岡山市が受け入れるのかどうか、あいまいなままであるし、昨日の報道にもあるように、国は「がれき受け入れ協力の自治体に財政支援をすること」明らかにしており、事情も変わったので、質問をさせてもらう。

 阪神淡路大震災の時はがれきを県外で処理することをしなかったのだから、今回もそうすればよいのではないか。という意見がある。しかし、阪神淡路のときは約8年分の一般廃棄物が生じたが、実際には横浜市,川崎市、埼玉県東部清掃組合で約4万トン一部処理をしている。岩手、宮城県で発生したがれきは2千万トン、そのうち400万トンを全国の自治体で処理をしなければならない。今回は岩手県では11年分、宮城県では19年分の廃棄物が発生している。その内わずか5パーセントほどしかまだ処理ができていない。朝日新聞によると受け入れを表明した自治体は西日本ではゼロだ。受け入れの検討すらしていないのが29道県だそうで、わが岡山県もその中に入っている。県内でゼロということは、岡山市も検討すらしていない中に入っている。

 がれきを受け入れないと復興は進まないことは誰しもわかることだ。私の友人、吉田泉君(福島県いわき市選出の衆議院議員)は現在東北にある復興庁の政務官であり、彼の話によると「復興の遅れは深刻で、がれき処理引き受けという朗報を待っている」とのことだ。岡山市が引き受ける分は全体からしてたいした量ではないかもしれないが、その処理を待っている人が確実にいる。東北の皆さんは、復興を願い、心からそのがれきの除去を待っている。

 昨日のニ嶋宣人議員に対する答弁、明政クラブの三宅員義議員に対する答弁を聞いていても、受け入れを進めるのかどうか、さっぱり分からない。市はまず「がれき受け入れの姿勢を示し、その上で障害となっているものを具体的に挙げ、それをクリアしたら受け入れを進めるべきではないか。

 あいまいになるので、一括での答弁は入らない。
(1)三宅議員に対する答弁は、受け入れを表明したものか。
(2)国のガイドラインをどのように受け止めているのか。問題があるとしたら、どこにあるのか、具体的にご教授願いたい。
 東京都は、都としての規制値を定めて、それ以下のものを受け入れている。岡山市も、これなら市民も安心できるという基準(規制値)を決めた上で、説明をすべきではないか。
(3)市としての基準を作るべきであると思うので、所見をお聞きする。
 燃やした後も、市民の納得を得なければならない。
(4)最終処分のあてはあるのか。
(5)国の説明はどこまで求めるのか。
 国に説明責任はあるというものの、何をどう説明するべきなのか、どこまで説明を求めるのか、明らかにしないでただ「説明しろ」というのでは無責任だ。
(6)粉塵の不安についてはどのように考えているのか。
 粉塵についても不安に感じる人がいるのは確かだ。岡山市はダイオキシンに対する対策として「バグフィルター」で粉塵処理をしているはずだが、この効果はどうなのか。
 先ほど例に挙げた東京にしても、試験的に燃焼をして、放射線量を計測した島田市などの事例について、まずどうであったか、経過を含めて確認をするべきである。
(7)すでに受け入れている都市の調査をするべきではないか。

再質問
(1)「情けは人のためならず」と言うことわざがある。よく間違って「情けをかけてやっても、結局その人のためにならない」という意味にとる人がいるが、そうではない。他人に情けをかける親切にする、それはその人のためだけではなく結局自分のためでもある」というのが、本当だ。今東北は大震災で困っている。この復興ができない前に東海、東南海、南海の3連動の地震が起きたらどうするのか。西日本が壊滅的な被害をこうむっても、東日本からの援助は不可能である。今、東日本を助けておくことは結局我々のためでもあるのだ。30年以内に70パーセント以上の確立で起きるといわれる地震・津波に備えをしないのと同じだ。その意味で、不明確にすることは許されない。市は受け入れの意思があるのかないのか、明らかにせよ。
(2)国のガイドラインが気に入らないというなら、対案を示すべきではないか。
(3)基準作りはいつから始めるのか。基準をつくるならいつまでにするのか。時期を遅らせることは、自分の首を絞めることになる。
(4)原発の開発に関わり、それによって反原発の行動を取るようになったといわれる小出裕章さんによれば、埋めるのが最も良くない、いったん東電に引き取らせ、セメントに混ぜて原発の廃炉の材料にすべきだといわれる。そのとおりではないか。
(5)説明を求めるには、いつからどのような形でするのかという具体的な国との協議を始めるべきだと思うが、いつからするのか。
(6)調査は遅れることはできない。するのかしないのか。いつからどこの市から始めるのか。島田市にまず行くべきだと思うが。

再々質問
 
国に注文をついけたり、他の県を見たりで、よそがするならウチもするするというみっともないことだけはしないと断言してもらいたい。


3月5日〔月〕 明日10時個人質問

明日の10時から、この日一番手で個人質問をする。次のような質問内容の予定。
1.東北復興のために震災がれきの受け入れを

  1. 三宅議員に対する答弁は、受け入れを表明したものか。
  2. 国のガイドラインをどのように受け止めているのか。
  3. 市としての基準を作るべきではないか。
  4. 最終処分のあてはあるのか。
  5. 国の説明はどこまで求めるのか。
  6. 粉塵の不安についてはどのように考えているのか。
  7. すでに受け入れている都市の調査をするべきではないか。

2.みどりの保全を確実に

(1)田を墓地に換える市政でよいのか

  1. 農地法5条は市が行う事業には農業委員会の許可が要らないとしているが、開発行為での許可との比較ではこれを必要とすべきではないか。
  2. 少なくとも農業委員会の意見を聞くなど、もっと強い権限を持たす条例の制定は考えられないか。
  3. 今後はいかなることがあろうと田は墓地にしないことを明言しては。

(2)市内の樹木の保護について

  1. 公園の樹木の実地調査はされたのか
  2. みどりを守る基本条例の設置を

3.生活保護と家賃について

  1. 生活保護者の家賃を直接払いにしては
  2. どのようなネックがあるのか

4.三丁目劇場の反省は

  1. PFIに準じるという説明だったが、これは入札はずしではないか
  2. 今後はこのようなことは無いと明言するか

5.ソーラー発電普及のために

  1. 家庭用の補助金の上限は外したら
  2. 企業のソーラー設置は独自でも続けるべきでは

6.教育に不安はないか
(1)

  1. 大阪の教育基本条例は「首長と教育委員会が協議して目標を決める方式である」が、教育の中立性は保たれるのか。
  2. 国旗、君が代は強制すべきと思うか。

(2)副読本は使わなければならないものか

  1. 県と岡山市の判断は分かれて当然
  2. 原発事故の重大性はどのように教えているのか。

(3)武道(柔道)の必修化と安全

  1. 事故の責任と補償は。

3月1日〔木〕 美容室「木洩れ日」 

先日の美容室だが、店は「木洩れ日」。岡山市北区幸町3-7石原ビル2階。電話が086-238-8866。.県庁通り、ホテルマイラの向かいあたりです。


羽場頼三郎 活動日誌 2012年3月

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