2002/05/05

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どこまでできたか羽場の政策提言

3期12年間に、毎議会に質問をし、様々な政策提言を行ってきた羽場頼三郎ですが、それが何処まで実現したのか、検証するべきという声がありました。早速、それに取りかかります。

◎次の世代に健康な環境を(環境)

☆リサイクル型ごみ収集を

ごみの非常事態が表に出る以前からごみのリサイクルを提唱してきました。それまでの「燃える、燃えない、粗大」といった大雑把なごみの分別では、資源として活かすことはできません。ごみゼロをめざして、まずごみの分別からはじめる必要があります。収集体制の抜本的な変更も含めて、ごみ処理の改善を提案しました。

◆(現状)ご存じのように、岡山市はかなり徹底した分別に改めました。ただ、焼却場を増設したり、最近になってプラスチックを燃やすごみに分類したのはごみのリサイクルに逆行しています。

(自己採点をするとすれば 90点)


◎誰もが大切にされる街づくりを(福祉)

☆車椅子のためのスロープを各校の体育館に

投票の際など体育館を市民が利用するが、車椅子については利用が難しかった。

◆そこで、体育館の新設・改修の際にはスロープをつけることとしました。それだけでなく、道から体育館までがスロープがなければ意味がないと指摘しました。

(自己採点) 90点。


◎市民に開かれた市政を(行革)

☆談合をしにくくする入札制度の改善

最低制限価格制度では、業者が思い切った 低価格で入札することが難しく、談合の温床にもなっていました。一定の価格を下回れば「調査」をして、問題がなければ契約をすることになリました。

◆最低制限価格制度の範囲を縮小することにより、東部クリーンセンターなどの工事が大幅(約一二〇億円)に安くなりました。しかし、現市長になって最低制限価格制度がかなり復活したのは残念です。

(自己採点) 80点。


「談合疑惑」で右翼が連日騒ぐが

4月から市役所の回りや市内で、右翼の街宣車が「談合疑惑がある」と言って騒いでいます。一月の臨時議会で、下水道の工事契約案件がかかり、深夜議会になったことは二月号で報告しました。その件です。

談合疑惑とは言っても、昨年に一度談合情報が寄せられて、入札が中止になった時と同じ業者だと言うことだけが理由のようです。もっと調査をすべきとは思いますが、談合で不当な価格になったということが明確でない以上、契約を認めたことは間違っていないと思います。

国からの補助金を受けるための時間的余裕がなかった。市民から下水道を早期に引いてもらいたいという要望が強い。談合情報とはいっても、以前のものより具体性に乏しく、本当のものかどうか疑わしい。業者が同じなのは、特殊な工法を使うために、その技術や設備を持っている会社が限定されるので仕方がない。当局はこのように説明しています。

右翼が騒ぐからひるむのではなく、市の仕事として問題が無いなら、堂々と対処してもらいたいと思います。


2002/05/05

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