天霊界日記 〜過去ログ編〜


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紅の月21日
も〜、アーちゃんってばサイテー!
せっかくクリスマスだってのにさ、ムードのかけらもないんだもん!
すっごくお洒落して、大きなツリーの前で迫ってみたのよ。そしたら。
「なんかヴィシュヌの頭に似てるよな〜」
・・・だって。あの中になにがつまってよーと関係ないわよ!!
まったく、あの状況でどう考えたらあの台詞がでてくるのよ〜〜〜!
あまりにもむかついたから、一発ひっぱたいてラブホに引きずり込んでやろうとしたんだけど
全力で逃げられた。き〜〜〜〜っ!!
おぼえてなさいよ!絶対許さないんだから〜!

紅の月21日
どうやらまた人間界の祭りらしく、トライローに夜中じゅう人間界を引きずりまわされる。
なんかしらんが、どっかの神さんの誕生祭なんだと。
みたところ、その神さんをあがめてるようには見えんし、ましてやオレらには絶対関係ないと思うんだが、
街(いや、国か)をあげての大盛り上がり大会になっている。
あちこちてかてか光ってて、まあきれいといえばきれいなんだが、とにかく寒い。んでカップルも多い。
ていうかお前らいちゃいちゃしすぎだ・・・。頼むからやめてくれ。トライローがその気になるんだ・・・。
案の定、歩いてるうちに妙な雰囲気になってきて、トライローの態度があからさまにアヤシイ。
とりあえず何とかするべく、てかてか光ってる木を「ヴィシュヌの頭に電飾つけたらこんな感じ」って例えてやったら
「ムードのかけらもないじゃない!最低〜!!」
ってぶんなぐられた。・・・いや、いらねえし・・・。ムード・・・。
んでもって、こっからが奴のすごいところなんだが、キレて帰るのかと思いきや、逆に妖しいホテルに連れ込まれそうになった。
当然、徹底抗戦。
わんさか出てくる電飾ツリーお化けをなぎ倒し、あちこち飛び回った挙句、どうにか逃げ切る。
とはいえ、天霊界に帰るには奴の逆転生が必要不可欠だ。・・・さて、どうするか・・・。

紅の月12日
あの5人の襲撃がだんだん落ち着いてきたので、家に戻ってみることにする。
いつまでも居候してるわけにもいかんしな。
トライローはとりあえず派手に喜んでたんだが、実はクンダリーニもこっそり嬉しそうだった。
・・・いや、なんとなくムカツクんですけど・・・。
とはいえ、数ヶ月ほっといた家はホコリだらけなため、今日は大掃除だけ。
実際に戻るのは明日以降になりそうだ。
っていうか・・・掃除してる自分をふと思い返すと、なんだか侘しい気分になるんだが、気のせいか?

紅の月1日
今日はアーちゃんと人間界へ遊びに行った。しかも北国。
すごいわよ〜!雪ふってて、真っ白で、すごく綺麗!ロマンチックだわ〜vv
・・・って思って振り向いてみたらアーちゃんがいない。
探し回って見つけたのは近くの食べ物やさん。あのやろう、一人でウニ丼食ってたのよ。
外は寒いんだって。・・・あたりまえじゃないのよ!!

紅の月1日
今日はトライローと人間界へ。
雪が見たいとのリクエストにより、いつもとは違って結構北上したとこへ行く。
・・・ってか、寒い。死ぬほど寒い。にもかかわらず、トライローは前買った服が着れて嬉しそうだ。
まったく、幸せなやつだよな・・・。
しばらく観光客にまぎれてうろついてたら、雪が降ってきて、とたんにやつが騒ぎ出した。
いや・・・感動するのはわかるがよ・・・。すごく目立ってて恥ずかしいんだけどな、オレは。
というわけで、近くの店に退避。食い物屋だったので、山盛りなウニ丼を食ってとりあえず満足。
ふー。旨かったね。しかし密かにイクラは苦手だ。
・・・っていうか、あの赤い粒が異動宮の柱に埋まってるやつに似てるんだよなぁ・・・。

紅の月1日
平和。他の2人が人間界に行ったから、今日は俺一人だ。
しかも行きがけに「せっかくだからあっちで泊まってこい」と言っておいた。
アカラナータは嫌がってたが、トライローは相当乗り気だったから多分、今日は帰ってこないだろう(笑)。
実際、まだ帰ってきてないし。
あー、それにしても、静かなのがこんなにすばらしいとは思わなかったな・・・。
久々に昼飯もリッチだったし、それを横から取る奴もいないからのんびり食えたし。
そういえば、この3人同居生活って長いけど、いつになったら終わるんだろう・・・。


白の月14日
トライローの提案で鍋大会をすることに。いつ以来だろう。久々だなぁ。
しかし、それが前回の鴨鍋に勝る恐怖の鍋になろうとは・・・。
最初は良かったんだよ。ごく普通の、美味そうな鍋で。
メインの具を追加するときになって、トライローが変なルールを持ち出してきた。
あるテーマについて、3人が同時に答えを言って、全員一致なら普通の具、
一人でも違ってたら、妙な具を追加するんだそうな。どっかのTVで見たんだと。
相変わらずアカラナータは(反論含め)やる気なさそうだし、俺もトライローには逆らえんし、
まあいいか、と思ってやってみたのがダメだった。
1万年付き合ってるっていってもあの2人の思考についていけるわけも無し(っていうか、あの2人が同じ答えをいうわけがない)、
当然というかなんというか、惨憺たる結果になった。
元々昆布ダシメインだった鍋はチョコレートやら、洋酒やらでなんともいえない色になり、妙な匂いまでしてくる始末。
もう捨てるしかないと思われたんだが、いい感じに酒が入ってたアカラナータの「作ったからには責任持って食え」
という珍しくまともな意見で全部食うことになった。
・・・とはいっても、その鍋、はっきりいって、とても食えたモンじゃない。
トライローは一口食った直後にトイレに駆け込んでいってそのまま戻ってこないし、アカラナータだって、絶句してた。
となれば、結果は決まってる。
ああ、俺が食ったさ!残さず全部!酔っ払いリーダーの機嫌を損ねるよりも、激マズ鍋を食ったほうがマシってもんだ!
結局、その日はトイレで過ごしたんだけど、やっぱりあれだな。
食い物は粗末にしちゃいけないって話だ・・・。

白の月13日
久々に人間界にお買い物に行ってきたら、すごく寒くなってた。
街を歩いてる奴らのかっこもなんだか冬って感じ。
天霊界は相変わらずのいいお天気だから、こういうファッションには縁がないのよね。
すごく羨ましかったから、冬物いっぱい買ってきちゃった。
あーちゃんは「どうせ着ねーだろうよ」って怒ってたけど・・・。
こういうのはね、ファッションショーして、買うのも楽しいのよ!どうしてわかんないのかしら!?
それに、天霊界で着れなくても、人間界に降りてきて着ればいいのよ。
そう言ってやったら、何も言わなくなった。ふふ。久々に正論でねじふせてやったわ。
で、何も言われないついでに、鍋の材料を買ってみた。明日あたりやろうかしら。
楽しみだわ〜。

白の月2日
第1回幹部相談会(inアナンタん家)開催。
ここまで開催が遅れたのはビカラが渋ったからである。
しかし、むりやり引っ張り出した甲斐はあり。とにかく新しい発見の連続だった。
まず。酒を飲ませても全く変化なし。というか、飲んでも白いのは変わらんし、目が座ってるのかもわからんし。
とりあえず量を飲ませてみたら、瓶2本ぐらい空けたところでいきなり喋りだした。
・・・顔に出さないだけで、結構溜まってたのね・・・。
とはいえ、ムカついてるポイントがどうもずれている。
朝早くに歩き回るこっちの身になれとか、お前が笑うことは面白くない、とか。
オレとアナンタははっきり言って引き気味だったんだが、何故かインドラは爆笑。
・・・わかんねえ、十二羅帝・・・。
そういえば、ビカラに対しても嫁の態度は変わりなし。こいつもわかんねえ。