天霊界日記。

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紅の月20日
なんかトライロー曰く、クンダリーニん家に猛禽類が住み着いてからしばし。
茶会のラインナップは良くなったらしいんだが、アイツ生きてんのか?
近くをうろちょろされるのも癪に障るし、もうすぐいつものモミの木祭りだし、
喧嘩でも売りにいってみるかー、と奴の家を訪ねたのが運の尽き。
アイツなんでいきなり「ガチ殺しモード」でかかってくんだよ!
十二羅帝が獲物出してくるってよっぽどだろ。よっぽど!
そんなわけで右胸刺されて秒殺。
眼が覚めたら雨が降ってて、これまたうごけねえ。
ミイラ取りがミイラになるっていうが、こりゃそれ以下だな。
ふう…なさけねぇ…

紅の月17日
…いわんこっちゃねえ…。
なんか一気におかしなことになったぞ。おい。
風帝様が「紅茶は飽きたからハーブティが飲みたい」と仰せになって、
ご丁寧に銘柄を指定してきたんだよ。
で、ついでにラティアさんのとこの店にも持っていけって。
いや、嫌な予感はしたんだけど、
ラティアさんもお茶は好きだからそうしたんだけどよ。
そしたら、夜にいきなりメキラ氏がやってきたんだよ。
で、「ちょっと話があるから」って家から蹴り出される俺。
そして、10分ぐらいで今度は引きずり込まれたと思ったら、
いきなり今後も風帝様の伝書鳩になれと言い渡された。
なんだそりゃ。なんで俺?鳩って何?わけわかんねえ。
とにかく黙って、今日みたいに「差し入れ」すればいいらしいんだが…。
運ぶものに意味があるのか、運ぶこと自体に意味があるのか、うう、こええ。
とはいえ十二羅帝2人を前に拒否権はないわけで…。
メキラ氏が帰って、風帝様は再度ご就寝。
俺はおこぼれのお茶を飲んでる今現在。
あーあ…。どうするかな。
悔しいけど、この茶、ウマい。

紅の月11日
ってなんだかんだで、止血はしてやる俺。
ベッドも譲って、ソファで寝る俺。
いいかげん自分のお人好しぶりが悲しくなってくる。
別に見返りがあるわけじゃないのになぁ。
というかむしろ恩を仇で返されることのほうが多いんだが。
アカラナータもそうだし、多分コイツもだ。
そんなことを思いながら眺めてたら、昼過ぎに目をさましたんだが、
なんかぼやんと「ここはどこだ」と聞かれて、
「俺ん家」と答えたら、「そうか」と呟いて再びご就寝。
なんか拍子抜けっつうか…いや、でも油断大敵。
血が足りないだけかもしれないからな。

紅の月10日
奴らがあまりにも遅いので帰ってきたら、なんか解決してる。
なんだったの、俺のこの一ケ月。
悔しいから、朝から酒飲んでふて寝。ちくしょう。

そんな夕方、いきなり叩き起こされる。
ベッドで寝てたら、横にドサッて。銀髪の血まみれの人。
はね起きたら、トライローが仁王立ちになってた。
え、誰。この緑マント。

で、仰向けにしてみたら、アイツだよ。風帝バサラ。
トライロー曰く、今日、お茶会に殴りこんできて、メキラに撃退されたと。
で、その場は飛び去っていったんだが、
帰宅途中、これが墜落してるのを見つけたらしい。
よくよく見たら可愛い顔してるし、
なんかしのびないから拾ってきたわーってお前、
雛を保護してきたみたいにいうんじゃねえよ!
これ、超猛禽類じゃん!俺ら散々攻撃されたじゃん!
…という抗議は勿論無視。トライローはさっさと帰り、取り残される俺。
どうすりゃいいの、これ。ねえ。

白の月8日
マンジュサカで摩利支天と昼酒してたらガイが飯を食いにきた。
なんか知らんうちに帰ってきてたらしい。
捕まえて話を聞いてみれば、
天霊界を治す日々に疲れて須弥山に逃げ込んだものの
肝心の操作がさっぱりうまく行かず、
心が折れて修羅王の精神世界に登場してみたところ
丁度良くあちらも凹み気味だったとかで話し込んでたんだと。
で、最終的にお互い頑張ろうとか励ましあって戻ってきたらしい。
明日から業務再開するということなので、
そのまま夕方まで時間を潰して出勤してきたスーリヤに報告し、めでたく解決。
あとはクンダリーニだが・・・ま、こっちもほっときゃ戻ってくるか。

白の月7日
現在、須弥山、18合目。相変わらず俺一人。徒歩。
いい加減遅すぎやしないか。あいつらなにやってんだ。
まさか忘れてるということはないよな・・・。

白の月6日
現在、須弥山、14合目。相変わらず俺一人。徒歩。
なんだか妙に外の状態が気になる。
出てみたら一万年たってたりしてな。ははは。

白の月5日
現在、須弥山、10合目。俺一人。
奴らが追いつけないのもまずいので、トレーニングを兼ねて徒歩で登山。
なんか結構足に効いていい感じだ。
頂上はまだまだ見えないが、これ徒歩で行くと何日ぐらいかかるのだろうか?

白の月4日
現在、須弥山、6合目。俺一人。
奴らはまだ来ない。須弥山に入り損ねたということか。
昼過ぎに登山を再開して、夕方6時ごろ?に終了。
いやー、たまにはこんなに静かなのもいいな。

白の月3日
現在、須弥山、3合目。ちなみに俺一人。
どうしてこんなことになったかというと、
業を煮やしたアカラナータにバルダごと蹴り込まれたからだ。
出発直前までサッカー漫画読んでたのはこういうことだったのか・・・
ヤツ曰く、「先行って待ってろ」ということだったので、
急がずのんびり登ることにする。

白の月2日
先日からいきなり開始された「須弥山探し」だが、
今日で5連敗(そのうち昨日と今日は俺のせい)。
いうまでもなくアカラナータの機嫌は最悪で、
昨日なんかは危うく殺されかけたわけだが・・・
そもそも奴が受けた依頼に
どうして俺まで駆り出されなければならないのか。
奴らと比べれば、俺の足が遅いのは明白なわけで、
それをわざわざ加えといて、文句をいわれるってのは
どうも納得がいかないんだよなあ・・・

白の月1日
皆さん、お元気ですか。
オレは心が折れそうです。
・・・てな感じに早くも難航中の「ガイ探し」。
いや、やることは単純なんだよ。
須弥山が現れるっていう日の出と同時に天霊界中をくまなく水晶で探して
あとは正午までに須弥山の門に飛び込むだけ・・・なのだが・・・。
後一歩、という所で門が消えるというパターンで3連敗。
そして今日。
完全に間に合ったと思ったのに、
オーバースピードですっ転んだクンダリーニに巻き込まれて見事に失敗。
せめてトライローだけでも入山してくれれば良かったんだが・・・
ま、怒りに任せてクンダリーニを叩き斬りかけたのを止めてたんだから仕方が無いか。
しかしこれ・・・やることが単純なだけに、上手くいかないとすげえイライラすんのな。
もっと近くに出現するのを待ったほうが良いんじゃなかろうか。
いや、でもそれだとなんか負けた気分になるんだよなぁ・・・

緋の月26日
今日はアーちゃんと楽しいピクニック〜!
・・・クンダリーニがいるのが気に食わないけど。
目的がガイ探しってのがもっと気に食わないけど!
今日は日帰りだったけど、明日からは遠征とかやるみたい!
ってことは久々に野宿かしら!
ベッドじゃないのは少々辛いけど、野宿って結構オイシイのよねぇ。
寝るとき横に行っても怒られないし。
・・・雨とか降らないかなー。

緋の月25日
今日、家(といってもオレんちは全く直る気配がないのでクンダリーニん家だが)で
ゴロゴロしてたらメキラが来た。
しかも「あっちゃんお元気ー?」と菓子折持って、だ。
ウチに客が来ること自体本当に珍しいんだが、それがメキラってどれだけ珍しいんだ・・・
ってどっかでこのパターンあったよな、とか思ってたら案の定。
今度はお隠れになった「創造神ガイ様」を探して欲しいんだとよ。
・・・いや、確かに見ねえとは思ってたけどさ。
で、このパターンのお約束として、探し物の場所はわかってるんだ。須弥山。
なんでも天霊界にもあるんだそうだ。
詳しい仕組みはしらんが、創造神だけが行方を決められるっていうその須弥山が、
なんか天空界にもワープできるらしいって「噂」があるらしくてだな。
それを聞いたガイは須弥山に行く、って言い残して消えたらしい。
「噂」ってなんだよ。大体。
そんなくだらねえ噂、ガイに吹き込んだのはだれだ!
・・・ってこれもまたお約束というかなんというか、メキラなんだけどな。
どうせまたその件がバレて、先代にこっぴどく叱られたんだろう。
どうせヒマだし、断ってもOKするまで帰らないだろうから引き受けたんだが、
たしかアレって、頻繁に場所変わってたよな。しかも昼には入り口閉まったよな。
・・・ガイ見つけられんのか。本当に。

緋の月22日
夜、飲んだ帰りにバサラとタイマン。
幸い向こうはシャクティ無しだが、こっちも酔ってるからマジでキツイ。
酔いで痛みをあまり感じないのをいいことに無茶苦茶やってたら、
知らないうちに脇腹に少々深いのをもらってたらしく、気が遠くなりかけた。
あぶねぇ・・・。
その後、インドラとヴィシュヌが乱入してきてバサラは撤退。
インドラもメキラ同様寝込んでたんだが、
ちょうど今日、ヴィシュヌに治療してもらって全快したんで、
夜の散歩をしてたんだと。
・・・というわけで、ヴィシュヌはお疲れなので、
オレの傷はインドラ直々に治療。
まあ、頭フラフラしてたから大人しくしてたけどよ。
前から思ってたんだが、インドラ、お前オレの扱い雑すぎ。
一応怪我人なんだからちょっとは気遣え。マジで。

緋の月21日
トライローがいないのをいいことに昼からのんだくれる。
が、途中で軟体兄弟とアフロとデカいアレがやってきて
ケガ人の癖に騒ぎまくって煩いことこの上ない。
ムカついたので奴らの所にいくビールに
例の鎮痛剤をぶちこんで潰してやった。
夜になってビカラが回収していったんだが、
運搬のために召喚した物体がグロすぎて、
店内全員の食欲がガタオチ。
しばらく店の注文がストップする異常事態に。
・・・あいつ、出入り禁止にしたほうがいいんじゃねえか?

そのビカラだが、なんかメキラと裏取引をしてるらしい。
トライローが目撃したらしいんだが・・・
なんか面倒なことやってんだなぁ。オレは興味ないけど。
そんなことより、メキラの隠れ家の方がきになる。
今ならメキラを思う存分ぶっ叩けると思うんだよな。

緋の月21日
今日はお茶会。
メキラは怪我で休みだったので、
メンバーはアタシとユウラちゃん、スーリヤ様にブドウ、あとヴィシュヌとインドラ。
途中でオトコ共は追い出して、念願の「女だらけのお茶会」達成!
W調和神の恋話はやっぱり面白いわね。
もう二人とも、結婚しちゃえばいいじゃん!

お茶会後は、スーリヤ様がメキラのお見舞いにいくっていうんで、
あたしも付いて行くことに。
でもまた、これまた変な展開になるわけよ・・・
例の隠れ家に行ってみたらさ、先客がいるのよ。
それも、冥帝ビカラ。ビカラよ!あの!
なんか密会っていうか、裏交渉の真っ最中だったらしくてさ。
しかも、スーリヤ様もブドウもまったく動じないのよ。
聞いてみたら、ヴィシュヌもシヴァもインドラもヴリトラも黙認してるみたい。
なに、知らないのアタシたちだけ?!みたいな。
シヴァ側の十二羅帝も知らないみたいだし、
実動隊は知る必要ナシ、キリキリ働けってことかしら。

裏交渉の内容は、実は以前からあったっていう
「ヴィシュヌ襲撃に関する取り決め」の再確認。
夜襲しません、とか、街中で仕掛けません、とかそんな感じ。
でも、最近バサラが言うこと聞かなくなったってビカラが困ってた。
しばらくはこっちで現場対応することになったけど、
バサラのメインターゲットはスーリヤ様みたい。
大丈夫かなぁ・・・

緋の月20日
「直らない」現象は更なる事態へ発展。
「直らない」だけじゃなく「治らない」。
先日、いつものヴィシュヌを巡る争いで、
派手にドンパチやってた両陣営の十二羅帝がそろってダウン。
自力で治さなければいけないってことで、しばらく休戦らしい。
うっかりクンダリーニに裂光弾とか撃ってなくて良かったぜ。

それはそうと、この現象。
アナンタ曰く、創造神がお隠れになったのが原因なんだと。
創造神ってあのウザイシャクティのあれだよな。
っていうか、こっちにも創造神っているのか?
いや、調和神ですら2人いるわけだから、創造神がいてもおかしくないんだが・・・
その「お隠れ」になりやがった奴は一体どいつなんだ。
そういえば、最近ガイの野郎ってどこにいるんだっけか。

緋の月11日
なんか、変だ。
今朝、なんか知らんがヒステリーを起こしたトライローが
妖魔樹化して家を吹っ飛ばしたわけだが、
いつもなら2時間もあれば元通りになる家が、
夕方になっても直らない。
いや、屋根の穴が直らなくて修理したこととかはあるんだけど。
家が消し飛ぶとか、派手に壊れたときはいつも直ってたからなあ・・・
なんだか妙な感じなんだよな。

緋の月11日
昼、筋トレしてたらアカラナータがやってきた。
なんでも、朝の痴話喧嘩で家を吹っ飛ばしたところ、
元に戻らなくなったらしい。
泊めてくれ、ってまあそれはいいんだが、
俺ん家までぶっ壊されるんじゃないかと、正直心配なわけで。

紺の月24日
昼、洗濯してたらアカラナータがやってきた。
二日酔いで頭が痛いから迎え酒だーとかなんとかって
勢い良く飲み始めたのは良かったが、30分でつぶれた。
いや、正確な時間はわからんのだが・・・。
何しろ、奴は開始10分ぐらいで酒ビン持ったままトイレに入っていき、
20分たっても帰ってこないので、覗きにいってみたら
すでに便器に突っ伏して動かなくなってたわけで。
酒ビンは空になってたから、多分飲んだんだろうが・・・

そのままだとトイレが使えないんで、
とりあえずベッドに放り投げて現在に至るわけだが、
洗濯終わって、トレーニングして、買い物行って戻ってきても
まだ起きない。
夜8時過ぎてやっと起きたけど、
今度はまた頭が痛いとかいって帰ろうとしない。

いや、男の看病とかもうまっぴらだから。
頼むから、帰ってくれ、と。

そう奴に言えたらどれだけ楽なんだろうなぁ…。

紺の月24日
今日は晴れた。が、朝っぱらから頭が痛い・・・。
昨日の朝、メキラが薬をもってきやがったんで
先代を脅していくらか横取りしたんだが(くれなきゃ居座るって脅した)、
その薬がこれまたとんでもないシロモノでだな。
いや、たしかに効くんだよ。
雨ふってたけど、楽勝で家まで帰れたし。
けど、そのあとトライローと飲みにいったら、
ビール1杯で酔いが回り、2杯目で気持ち悪くなり、3杯目で記憶がとんだ。
ありえねえだろ。ビール中ジョッキ3杯だぞ。
そのあとは結局トライローに連れて帰られたらしいんだが、
なんでも背中で吐いたとか吐かなかったとか・・・。

後で聞いたところによると、副作用ですげえ酒が回るらしいのな。あの薬。
しかも有効期限は丸二日ときたもんだ。やってらんねえ・・・。
こんなもん、どうして先代は飲んでられるんだ!って
良く考えたら、アイツ元々下戸なんだよな・・・。
あーもうムカつく。迎え酒ついでに自棄酒するか。
死ぬかもしれねえけど。

紺の月23日
昨日、雨降ってるのに出かけて行ったアーちゃん。
結局帰ってこなかったんでちょっと心配してたんだけど、
夕方、元気に帰ってきた。
なんかスーリヤ様んちで行き倒れてたんだって。
それならそれで連絡ぐらいくれてもいいと思うんだけど…。
まあ、それは置いといて。
今日も相変わらず雨ふってんのに元気だなーって思ってたら
例の薬をゲットしてきたらしいのよ。
で、即飲んでみたら、本当に痛みがなくなったらしくて。
うんうん唸るアーちゃんが見れないのはちょっと残念なんだけど、
まあ、アーちゃんも嬉しそうだし、めでたい話よね。

けど、この話にはオチがあって。
これで憂鬱な雨ともおさらばだー!ってわけで
そのまま2人でいつもの飲み屋にいって祝杯上げたんだけど、
アーちゃんてば、ビール3杯でつぶれちゃってさ。
そしたらそれ見てたブドウとメキラがカウンター席でケタケタ笑ってんの。
あの薬、副作用でアルコールの吸収がすごく良くなっちゃうから
服用後丸々2日は絶対禁酒なんだって。
わかってんなら飲む前に言いなさいよー!!!
しょうがないから、家まで背負って帰ったけど、大変だったわよ!
ずっとワケわかんないこと口走ってたりさ。
妙にぎゅーっとしてくるなーとか思ってたら「吐く」とか言い出したりさ!
背中で吐かれなくてよかったわー、本当に。

紺の月22日
最悪だ…。
雨4日目にしてちょっと体調がマシになったんで
スーリヤの家に行ってみたら、見事に留守だった。
仕方がないのでそのまま家で待ってたら、また調子が悪くなってきてだな…。
引き返して家までたどり着ける自信もなくなってきたので、そのまま唸ってたら
しばらくして2人共戻ってきやがった。
散々バカにされるなーって覚悟はしてたんだが
先代のほうも相当調子悪いらしくて、挨拶のみが限界。
っていうか、挨拶しながら部屋に引きずられていってたな。スーリヤに。
そしてその後にオレも前泊まってた部屋に搬送。
そのままベッドで唸って現在に至るわけだが…。
先代も雨がダメだって分かったのは良かったが(あと薬のことも)、
なんとも、やりきれねえ…。

紺の月21日
雨3日目にして、メキラの秘密基地発見!
久々のヴィシュヌ防衛戦だったんだけど、
アーちゃんもブドウもメキラもお休みじゃシャレにならない!
ってことで、ヴリトラがメキラのお家を教えてくれてさ、迎えにいったのよ。
そしたらなんかぐつぐつ煮たった大きいお鍋をぐるぐるかき回しててさ…
丸3日はこれやってないといけないらしくて、
アタシが代わりにやらされたんだけど、もうね、色からして毒々しいのよ。
紫よ!超紫!
匂いもすっごいし、もう死ぬかと思ったわー。
これからブドウの薬ができるらしいんだけど…本当に飲めるの?コレ。

紺の月20日
今日はとにかく疲れた…。
昼にトライローが先代の見舞いに行った隙に
クンダリーニのとこまでいったんだが、
やっぱ雨降ってるときは駄目だな。何度行き倒れると思ったか…。
なのに、そこまでして脅しに行ったクンダリーニは
たいした情報をつかめなかった様子。
使えねえ奴だな…まったくよ。
こうなりゃオレ直々に動くしかないわけだが…晴れる気配が全くないんだよな。
なんでこんなに雲が厚いんだ!ふざけんな!

紺の月20日
雨がふってるので家でのんびりしてたら、昼にアカラナータがやってくる。
といってもなにしろ雨なので、フラフラだったのだが。
そこまでして奴が言いにきた用件は、「イルヴァーナ氏の病欠の真相をさぐれ」。
どうやら、奴と同じ理由だと思ってるらしいんだよな。
天空界に降りたときに、イルヴァーナ氏の夢を見たとか見ないとかで。よくわからんが。
どうせまたロクでもないことを考えてるんだろうから
まったく気がすすまなかったのだが、
奴がいつになく恐ろしい顔で脅すので、仕方なく酒場へ行く。
そうしたら、ヴリトラ氏がいてだな…。
こっちはこっちで妙に回りを威圧してるので、だれもラティアさんに近寄れない。
(アカラナータとトライローの喧嘩にも動じない客もドン引きだった)
しかたないので、飲んだくれ常連の摩利支天マリーチに聞きこんでみたところ、
たまに薬を飲んでいることまでは判明。
…でも、なんか伝えるのが怖いなあ…。
あいつ、強奪とか平気でやりそうだもんなぁ。っていうか、やるだろ絶対。

紺の月20日
今日も、雨。
別にやることもないし、相変わらず寝込んでるアーちゃんでも
観察しておこうかなーとか思ってたんだけど、
ユウラちゃんが、昨日の焼き菓子をスーリヤ様に持っていってあげたい!
ってやってきたので、様子見がてら一緒に行くことに。
で、いってみたんだけどさ。遠いんだけど。
ブドウの代わりにスーリヤ様のバイトについていくとかで
ヴリトラがきててさ。なんかすごい説教してるわけよ。ブドウに。
もうね、寝込んでるんだからほっといてやんなさいよって感じ。
でも、おかげで大概の事情はわかっちゃったわね。
ブドウが寝込んでる理由はアーちゃんと同じで昔の傷のせい。
いつもは鎮痛剤のんで誤魔化してるらしいんだけど、
うっかりその薬をきらしちゃったんだって。
メキラが今作ってるらしいんだけど、なんでも1週間ぐらいかかるらしいのよねー。
ってことはもうしばらくは雨ふったらこの調子なわけね。
さて、アーちゃんの知りたがってることは全部(多分ね)
わかっちゃったワケだけれども…。
アーちゃんが寝込まなくなったらつまんないので教えてあげないことにする。
自分でがんばってつきとめなさい!

紺の月19日
明け方あたりに古傷の調子が悪くなって目が覚める。
当然寝られないんでごろごろしてたら、朝になって雨が降り出した。
今日は茶会の日だとかで、トライローは文句たれながら出かけて行ったんだが、
出席者が少なくていまいち盛り上がらなかったらしい。
まあ、それはどうでもいいんだが。
奴の話によると、先代が体調不良、らしい。
あの先代がまさか腹を壊すとも思えない。
となると、天空界で見た夢のアレがきになるんだよなー。
あのときに素直に調べとけばまた違ったんだろうが、
こうなってしまった以上、そこから裏をとるしかないだろう。
先代はこれまで、天候無視で活動してたわけで、
もし今回の体調不良の原因が仮にオレの予想通りだとすれば、
そこにはなんか秘密があるはずなんだよな。
体調不良をおして活動できる何かが。
それがメキラの「山菜取り」だといいんだが…。
とりあえずトライローには探りをいれてくるように言ったが、
あまり期待できないので、明日あたりクンダリーニにも言っておこう。
…雨がやんだら、の話だけどな…

紺の月19日
今日は久々にお茶会。
昨日から楽しみにしてたんだけど、朝起きたら雨はふってるし、
おかげでアーちゃんの機嫌が悪くてもう最悪。
しかも、いざアナンタ邸にいってみたら、
スーリヤ様はブドウが調子悪いとかでお休み。
でもってメキラは山へ山菜摘み、だって。何それ!?
なのでヴィシュヌとインドラとユウラちゃんとあたしで
なんか微妙に隠居チックなお茶会になった。
まあ、それはそれで新鮮で面白かったんだけどさ。
帰ってアーちゃんに話したら、ブドウの様子が気になるみたい。
そんなに気になるなら、自分でお見舞い行って来なさいよ!

紺の月9日
本日、例の少女を村に返却に行く。
返すだけなんで、借りに行くときよりはマシなんだが、
なにしろ期限が当初の予定をかなり過ぎてしまっているので、
やっぱり気まずい。
そして、返しに行ったところ、やっぱり気まずくなった。
村人の目が非常に冷たいし…奥のほうじゃなんかヒソヒソ言ってるし。
畜生!俺のせいじゃねえぞ!!!
一方、少女のほうはなんか不憫そうな目はしてくれるものの(それもどうかと思うが)、
天空界に行った件はメキラ達に口止めされているらしく、
口を挿みかねている様子。
最終的に彼女が言った言い訳は「アナンタ家の飯が旨かったから居座ってた」。
かなり無理やりだったが、茶会の話でなんとか村人も納得させた。
茶会、初日に参加しといてよかったな…。
そんなこんなで俺の小さな救世主は親指たてて家に帰っていった。
さようなら少女。また会おう。

紺の月9日
あたしがアーちゃんのベッド使ってたことが、早速バレた。
気づくかなーとか思ってたんだけど、やっぱり匂いが変わるらしいのよ。
まあ、そのこと自体はいいんだけどさー。
そんなに念入りにファブリーズしなくてもいいじゃない!?
…とまあ、それは置いといて。
ベッド使ってた理由をいろいろ説明しなくちゃいけなくなって、
クンダリーニが結局スーリヤ様に手だせなかったどころか、
肝心なときにも使えなかった、って話をしたんだけど…
なんかね、アーちゃんがすごくやる気になっちゃって。
ブドウのメモもらったときのスーリヤ様の笑顔とか見てたらさ、
もうスーリヤ様が陥落するのも時間の問題かなーって感じなんだけど、
それでもアタックさせるのが面白いんだろ!だって。
あれ、絶対にあたって砕けまくるところ見たいだけなのよね。
…まあ、アタシもそういうの好きだから、手伝うけどさ。

紺の月8日
やっちまった…。
今日はあの2人が帰ってくるってので、また一騒動あったんだが、
かなりキツイ状況だったのにもかかわらず、
早々に戦線脱落してしまってだな…。
ラティアさんの本心が気になって集中力が欠けてた、
なんて理由、バレたら絶対殺される…。
妖魔樹化までしてたトライローはもちろんだが、
アカラナータなんかマジギレして暴れてたしな…。
うわー、どうしよう…。

紺の月8日
ようやくアーちゃんが帰って来た。
といっても、大変だったのよ。いろいろと。
メキラが2人を迎えに行ってる間、絶対襲撃があるから、って
みんなでヴィシュヌのとこにいってたんだけど、本当にきちゃってさ。
ちなみにアタシ達の受け持ちはハイラとアフロ君だったんだけど、
クンダリーニの奴、ものの1分でやられちゃうしさ!
(スーリヤ様にいいとこみせるチャンスだったのに…)
アタシとアナンタで十二羅帝二人よ!?できるわけないでしょ!
とはいえ、3人衆として黒星つけるわけには行かないからさ、
奥の手まで出して粘ってたんだけど…もう、死ぬかと思ったわー。
でもまあ、アーちゃんの到着までもったし、珍しく誉められたし。
あと、アーちゃんがマジギレしてたから、なんか嬉しくてさ…。
うん、元はとれたかなーって感じはするわね。
あ、あと、スーリヤ様の秘密兵器も炸裂してたわね。
バサラの必殺技をガコーン!ってはねかえしちゃって、
なんだこりゃー!みたいな。
まあ、ブドウの研究成果みたいだけどね。
あー、なんだかなー。愛ねー。

紺の月8日
ようやく帰れた…。
まったく、あの野郎、最後の最後まで人使いの荒いことこの上ない。
天霊界に戻るなり、使いっ走りついでに時間稼ぎだからな。
まあ、言うことはわかるんだけどよ。
オレが連続テレポートで飛ぶのが一番早いのは確かだし。
実際行ってみたらギリギリセーフって感じだったしな…。
あと、先代達の到着より先にスーリヤに術を渡すってのも
作戦的には正解だったな。
あのヤケに燃費の悪い結界術、やっぱりスーリヤ用で、
呪文メモった紙渡されて持って行ったんだけど、
バサラの行動パターンからして、先代&メキラの目の前で
スーリヤを殺りにくるだろう、って読みが的中。
それが先代の作戦だったってのがいまいち素直に喜べないんだが、
それでも、必殺技がスーリヤの結界にガコーンと弾き返された瞬間の
バサラの顔といったら、面白いことこの上なかったな。
あー、今思い出しても笑える…。

紺の月7日
今日は久々にバイト活動。
ただでも戦力が2人欠けてる上に、メキラもいなくて、もうテンテコ舞い。
まあ、ヴリトラが変わりにがんばってたんだけど…。
正直、苦手なのよねー。あのオッサン。
いまだにアタシ達に敵意もってるらしくて、雰囲気悪いことこの上なし。
やりづらいったらありゃしない。
で、そのメキラだけど、キムチの精を捕獲にいってたらしい。
なんでも、アーちゃんとブドウが天空界で迷い水を引き起こしちゃったらしくて、
急いで戻ることになったんだって。それも、明日。
そもそも、それがなくても早く戻ってきなさいよ、って話なんだけど、
まあ、いろいろとタイミングとかがあるらしくて。
そのへんの打ち合わせで、メキラがインドラ達のとこに行ってて、
戻ってきたのが夜。
今晩はウチにいてくれるっていうから、クンダリーニは爆睡してる。
アタシも今から寝るんだけど…。
それにしても、この一室にクンダリーニ&キムチの精+メキラって、
むさ苦しいにも程があるわよね…。
あー、もう、空気が…。
早く2人だけの生活にもどりたいわー。

紺の月6日
昨日の予定通り、午後一で結界術の強度試験。
…それをノンビリ見物するだけだったはずが、
その強度試験に例の「妹」が巻き込まれてみたり、
それを庇うのに珍しく必死な先代をニヤニヤ眺めてたら
結界で軌道を逸らされた曼陀羅陣がこっちにとんできたり、
それを避けるためにテレポートしたら傷が復活してみたり、
その血も止まらんうちにいきなり迷い水が発生して、
その鎮圧作業の一環で、シャクティ1つで裂光弾撃たされたり
…とまあ、散々な一日に。
まあ、確かに、最初は安全圏(というかオレの横)にいた妹を
邪魔だからって追い払ったのもオレだし、
迷い水が出てきた理由も、オレが修正力を破ったせいで
不動明王が2人になったかららしいし、
ある意味自業自得なのかもしれねえけどよ。
全部オレのせいなのかっていうとそれはちょっと納得できないんだよな。
少なくとも、テレポートの件は、曼陀羅陣がこっちに流れてこなければ
テレポートしなくてすんだわけだしよ。
つうか、故意にこっちに曲げたのはわかってんだよ、先代。
あー、もう頭にくるなぁ…。

そういえば肝心の結界術。
曼陀羅陣をうけても微動だにしないぐらい頑丈なのはいいが、
燃費のほうも凄くて、先代でも10秒もたせるのがやっとだったんだが
(使用後はマジでヘロヘロになっていた)、どうも想定の範囲内らしい。
あれ、使えんのか…?いいのか、マジで。

紺の月5日
天空界4日目(多分)。
このぐらいになると、いいかげん状況に慣れて来た八部衆がいろいろと
絡んでくるのだが、今回は先代が相手をしてくれてるので大変に楽。
っていうかオレ、現在ただの一般人だし。
昼、起きたら先代が天龍コンビの相手をしてるというので覗きにいってみたら、
離れた場所からこっそりと様子を伺っている那羅王を発見。
もちろんからかってみたが、こっちの状況はあまり進展していないようで。
話しているうちに、なぜかオレとトライローの話になってきたので、
話題を逸らすべく先代の恋愛模様でも語ってやろうとした所、
いきなりこっちにソーマ弾が飛んできて焦った。
…先代曰く流れ弾らしいが、どうだか。地獄耳め。
見つかってしまったら隠れても意味ないので、堂々と見ることにしたんだが、
今度は那羅王が稽古に乱入し、戻ってきた龍王と2ショットに。
こっちはダッパ王の妹の今後が気になるらしい。
まあ、こっちに置いておくわけにもいかんだろうし、つれて帰るんだろうな。
夕方になって、先代が八部衆に曼陀羅陣を撃たせていた。
なんかここ2日で開発した結界術の強度実験らしいんだが…。
今日は様子見で4人だが、明日は7人でやるとか言っていた。
おいおい、先に一人で帰るんじゃねえぞ。

紺の月4日
アカラナータもイルヴァーナ氏も帰ってこないので泊り込み2日目。
まあ、メキラ氏があのキムチの精を探しているらしいので、
そろそろ戻ってくるんだろうと思うのだが…。
そんなことより気になることがある。
今日もぐっすりお休みのラティアさんのことなのだが、
なんというか、警戒心がなさすぎるというか、無防備というか。
同じ部屋に俺がいるわけだよ。長年側近のイルヴァーナ氏ではなく。
まあ、一応トライローもいるから2人きりではないのだが、
それにしてもどうしてそんなにリラックスしてるのか。
トライローはそれだけ信頼されてるんだろうと言っていたけれど、
それ以前に俺は男として認識されてないんじゃないかと…。
一度そんなことを考えてしまうと、もう、気になってしかたがない。
うう、気になる。
そこのところ、いったいどうなんですか、ラティアさん。

紺の月4日
なんかすげえ変な夢を見たわけよ。
多分、天空殿の瞑想の間だと思うんだけど、
広い部屋でオレがバサラと対峙してんの。
なんか後ろにスーリヤがいてよ。
で、オレはすでにボロボロなんだけど、
バサラが撃ってきた術を受け止めんとならんらしくてだな…。
あれって超強力などデカイ風刃が飛んでくる術だから、
受け止めた時点で派手に刺さって痛えことこの上ないんだけど、
スーリヤの奴、結界はりやがるわけよ。なぜかオレの「後ろ」に。
当然オレは結界と術の板ばさみになるわけだが、
そしたらもう、色々とれそうですよ、って感じになってだな。
いつもの夢もいい加減痛かったけど、こっちもヤバイって感じで、
たまらず目が覚めたんだけど、そしたら。
先代が寝てんの。オレの横で。
即座に蹴り落としてやったら起きたんで問い詰めたんだが、
初日からずっと資料室に詰めてたらさすがに眠くなってきたんで
仮眠とってたんだと。
って、2日の夜からだから丸2日起きてたのかよ…。
研究マニアにも程があるだろ。おい。
奴はすぐにまた寝ちまったので(床で)、こっそり服捲って
あのあとどうなったか確かめてやろうと思ったんだが、やめた。
もしなんか痕跡でも残ってたら、夢で続き見ちまうかもしれねえしな…。

紺の月3日
スーリヤ様2泊目に備えてクンダリーニ召喚。
名目上は護衛なんだけど、もちろん他に理由はあって…
っていうかクンダリーニ!
ブドウが居ないなんて、こんなチャンス滅多にないんだから頑張んなさいよ!!!
そのためにわざわざあたしが彼女と別のベッドで寝てあげてるんだから!
別に、アーちゃんのベッド使いたいからじゃないのよ!?
あくまでもあんたの為であって、決して私利私欲の為じゃないんだから!
…まあ、あまり期待はしてないんだけどね…

紺の月3日
トライローとこに泊まりに来てるラティアさんの護衛とかなんとかで
いきなり呼び出された。
なんだか嫌な予感もしたんだが、戦力が2人欠けてるのは事実。
しょうがないので出向いたんだが、案の定。
トライローはアカラナータのベッドで寝ると言い出した。
いや、それはいいのだが。「頑張れ」ってお前。
おかげで目が冴えて寝られないだろ!!
ラティアさんはともかく、奴までぐっすり寝てるのが余計に頭にくる。
お前も護衛だろ。お前も。
それにしても、ラティアさん…寝顔も綺麗なんだなぁ…
うう、生殺しだ…

紺の月3日
…別にオレが悪いわけじゃないぞ。
ガキ連れだから黒のソーマ禁止!とかいったあいつらが悪いんだ。
あと、先代。
バサラの術が飛んできたとき、やたらとカッコ良く飛び込んできやがったから
なんとかするんだろなーと思ってたのに「やっぱ無理」ってなんだよ。
落ちたのはお前のせいだ、お前の。
なんかシャクティで顔打ったし。
でもって起きてみたらオレが一般人状態でお前が状態維持してるって何?
世代云々よりシャクティ持ってるもん勝ちかよ。
あーーーーーーーーーーーーーーもうムカつくことが多すぎる…。

でもって一番頭にくることは。
ここ、オレの部屋だから。早く出ていけ。

紺の月2日
今日、なんか八部衆に妹を会わせるとかで、
お昼過ぎにクンダリーニがその女の子をつれてきたんだけど、
なんかしっかりものだなーとか思ってたら闥婆王の妹らしくて。
せっかくだから一緒にお茶会やって、夜まで仮眠とらせて、
あたしはその後家に帰ってたんだけど、
待てども待てども、アーちゃんは帰ってこない。
で、ちょっと心配になってきたときに、メキラがやってきたわけよ。
スーリヤ様と一緒に。
なんかね、バサラが襲ってきて、女の子共々、穴に落ちちゃったんだって。
アーちゃんもブドウも。
で、一人じゃあれだから、スーリヤ様をお泊りさせてほしい
ってことだったんだけど…。
…まあ、お泊りはいいんだけどさ。
なにやってんのよ!あの大バカ二人組はーー!!!

紺の月2日
本日も波乱万丈。
意を決して例の少女に話をしにいくと、案の定さっぱり信じてもらえない。
村人に石を投げられそうになりつつも、なんとか穏便に…と思ってた所に悪魔登場。
奴は村人に「お前らが信じようと信じまいとしったこっちゃねえ」的な
事を堂々と宣言し、挙句、「死にたくなければ邪魔するな」と村人を脅して
少女を連れ出してしまった。
もちろん、奴が連れてかえるわけではなく、そのあとすぐに、少女を俺に押し付けて
とっとと帰ってしまったんだが…
登場時に(突然背後にテレポートしてきた)いきなり蹴倒されてたこともあって、
あまりの理不尽さに少女に同情されてしまったり。
まあ、おかげで道中の話題にはこまらなかったが。
戻ってきてからは、まだ予定時間までに間があったので、
アナンタ氏の所に預けて俺の仕事は終了。
…まあ、どうせ俺が彼女を村に返しにいかんとならんのだろうがな…

紺の月1日
今日は昼まで寝てた。
というのも、夜、例のガキを会わせなければならないので、
それに備えて(口実にしたともいう)多めに寝てみたわけなんだが・・・。
術要員の先代と待ちぼうけしてたんだが、
なにしろ予定時刻が近くなってもクンダリーニは戻って来やがらねえ。
水晶で探してみりゃ、例の村でなんか草むらに埋まってうなってやがる。
・・・ガキ1人さらってくるのにどんだけかかってんだよ。
というわけで速攻殴りにいってやろうかと思ったんだが、
なぜか「オレらが」夜襲を受けたのでそれどころじゃなくなる。
来たのはバサラ1人だけど、なにしろこっちは2人でシャクティ1つなわけで大苦戦。
まあ、驚異的なシャクティリレーで追い返したけどよ。
前から気になってたんだが、なんかここ数ヶ月、夜襲多くねえ?
っていうか半年ぐらい前までなかっただろ。
全部バサラの単独行動だし、先代が恨みかってるのはわかるけどよ。
なんか、おかしくねえ?

紺の月1日
昼にいきなりアカラナータがやってきて、水晶球を見せられ、
そこにうつってる女の子をつれてこいと言われる。
なんか、八部衆の妹さんで、アニキに会わせるらしいんだが・・・
そこまで軽く半日かかるんだよな?昼に言われて今日の夜って無茶だろ!
とかいう抗議は無視されて、全速力でその村まできたものの、
今度はその女の子を連れ出す方法に困ってしまった。
だってなあ・・・。
会えるはずのないアニキに会わせてやるとか言っても絶対納得しないだろう。
無理やり連れていったとしても、半日はその子と移動しなければならないわけで
いろいろ面倒くさそうだし。
なんといっても・・・それってどうみても幼女誘拐だしなあ。
残虐非道で嫌われるのはいいが、幼女誘拐の噂がたつのだけはゴメンだ。
なんて悩んでいるうちに日が暮れてしまった。
当然締切りは破ってしまったわけだが・・・うう、怖くて戻れないぞ。
どうなるんだ、俺は。

黒の月28日
本日は水晶使ってガキ探しデー。
昨日の夜、カルラ王にこっちで探して欲しいと頼まれたんだが、
(穴までいって夢に化けて出て話した)
ターゲットの名前はレビ。性別女。年齢6歳。
なんかダッパ王の妹らしいんだがよ・・・。
なんか、ダッパ王がホームシックならぬシスターシック(?)になって
仕事にならんのだと。
奴には天空界に降りた時に多少世話になったので引き受けてやったんだが、
なんつうか、天霊界広すぎ。
人が居そうなとこに絞って探したんだがそれでも丸1日かかったわけで・・・。
そんなこんなでようやく見つけたものの、場所はここから半日はかかりそうな村。
もうアホかと。あー面倒くさい。クンダリーニに行かせるかな・・・。

黄の月17日
今日はお返しの日。というわけで、ラティアさんに昼飯をおごるはずが
だんだん話がでかくなり、挙句アナンタ氏宅でパーティをすることに。
アナンタ氏が作るって話で俺も手伝うことになったんだが、話はそれでは終わらず。
参加者のほとんどが集まった中、来る途中のインドラ&ヴィシュヌが襲撃された
という知らせが入って、料理係の俺とアナンタ氏夫妻とラティアさん以外は全員そっちへ急行。
そうしたら今度はこっちに襲撃が。
単身乗り込んできたのは今まで姿を見せなかった風帝バサラ。
ラティアさんの必死の抵抗と(意外とお強いんですね…)、
戻ってきたイルヴァーナ氏とメキラ氏のおかげで家は無傷で済み、
無事パーティもできたんだが、なんだかますます物騒になってきたなあ、という感じ。
バサラは私怨で動いてるという印象だったが、大丈夫なんだろうか…

紫の月16日
今日は例の日。
トライローと2人だけでいるのはどうにもいたたまれないので
早々に某飯屋へ飲みに行く。
奴はやはり例のブツを渡してきたが、人間界で買ってきたらしいそれには
なんとでかいアーモンドがのっていた。それって早い話、植物の種だよな…
恐ろしくて食う気にならなかったのだが、正直に伝えたところ
腹をたてた奴がブドウにやろうとしだしたので、やむなく食う。
なんかハメられた感じもするので万が一に備えて散々噛み砕いて飲み込んだのだが、
どうにも落ち着かないんだよなあ。
明日口から木が生えてないことを祈るとするか…

そういえばクンダリーニはスーリヤから義理チョコをもらってはしゃぎまくっていた様子。
ムカつくなぁ…。

紫の月16日
今日は楽しいバレンタインデー!
いつもの飲み屋さんではスーリヤ様が義理チョコくばっちゃったりして
なんか店内はお祭り状態。クンダリーニなんて「もったいなくて食えない」
とかって家にお持ち帰りしちゃう始末。痛む前に食べるのよー。
で、アタシはといえば、今回は人間界から調達してきたんだけど、
アーちゃんてばひどいのよ!こんな危険物食えないって完全拒否。
チョコにのってたアーモンドが怪しいっていうんだけど、
いくらアタシでもそこまではしないわよ!
まあ、結局はブドウとメキラの協力もあって食べさせることには成功したんだけど…
なんか、いつも一筋縄じゃいかないのよねえ。
相変わらず仲のいいアナンタ夫妻とツーカーのブドウが羨ましいわ。
そういえば、ブドウは本当に義理チョコだけだったのかしらね。

紫の月16日
今日はいい日だった…。
夕方、アカラナータに誘われて飲みにいったんだが、
なんとそこでラティアさんの手作りチョコをゲット!!!
正確にいうと、天霊界風チョコレートマフィンだったんだが(卵が使えないので)、
もうひとつ言ってしまえば、店内に居た男全員がもらったのだが。
もうなんというか、彼女にバレンタインを教えたトライロー、よくやった!
という感じだ。
酒のつまみに食うのももったいなさ過ぎるので、家に帰って一人で食べたが
とにかく美味かった…。さすが、ラティアさん。
これはやっぱりなんかお返しするべきだよなぁ。

白の月21日
まずは昨日の結果から。
アーちゃん奪還作戦大成功!
スーリヤ様んちの場所はメキラが教えてくれた。
しかもそれだけじゃなく奪還にも手貸してくれるって話になって大助かり。
だって、普通にいったんじゃ、近づく前に気づかれて逃げられちゃうもんね。
あの男、寝起きは悪い癖に、こういうことだけには敏感なのよねぇ…。
まあ、それはおいといて。
作戦自体は単純。メキラが霧で気配を隠蔽してる間にアタシが妖魔樹ハウスで確保。
確保寸前に気づかれはしたものの、メキラが家全体を霧で覆ってくれてたおかげで
なんとかなった。
あ〜やっぱりいいなあ、妖魔樹ハウス…アーちゃんもかなり怖がってたみたいだったし。
…まあ、ブドウにはすっごく怒られたけど…
いいじゃない。スーリヤ様は喜んでたし、あんたもドサクサ紛れに彼女を抱っこできたんだから…
で、久々に家にもどってきたアーちゃんだけど、起きるなり「メキラブッコロス!」
って飛び出して行っちゃった。
そろそろもどってくるかなあ…

白の月21日
やられた…
昨日寝てたらいきなりベッドと床板と窓枠が襲い掛かってきて、
廊下に出たら今度は柱と天井と廊下に襲われた。
まあ、その後は記憶がなくて、気がついたら家で寝てたわけだが…
トライローのしてやったり的な浮かれ様が胸クソ悪い。
メキラの霧さえなければ裂光弾で家ごと消し飛ばしてやったものを…。
まあ、あの状況下でも、先代はちゃっかりスーリヤを連れて外に脱出してたらしいので
オレもそれなりに反省すべき点はあるんだろうが、やっぱりムカつく。
人の所のケンカはほっとけよ。先代も、気づいたんなら教えろよ。マジで。
ちなみに、今日朝イチでメキラをぶん殴りにいったところ、奴はヴリトラにも しかられたらしく(先代には昨夜の時点でマジ切れされたらしい)、珍しく凹んでいた。
まあ、その反動はこっちにくるわけだが…。
斬られた分と同じぐらいは心の傷を抉ってやったのでまあ、今回は傷み分けというところか。

白の月20日
結局アーちゃんは戻ってこないまま夜が明けた。
それなりに心配なんだけど、気分転換にお茶会にいってみる。
今日の面子はいつものメンバー(ユウラちゃん&メキラ)+スーリヤ様とブドウ。
…メキラが常連になってるのはどうかと思うんだけど、まあそれはおいといて。
戻ってこなかったアーちゃんの行き先があっさりと明らかに。
なんかね、スーリヤ様のとこにいるみたいよ。本人が教えてくれたんだからまちがいなし。
もう頭にきちゃって、すぐ連れ戻しにいこうと思っただけど、ブドウに全力拒否される。
いや、そりゃ、うっかり家とか壊しちゃうかもしんないけどさ…。
んじゃ勝手に取り返しにいくわよ、とは言ったけど、肝心の場所を知らないわけで。
お茶会の帰りをつけてやろうと思ったんだけど、しっかり撒かれた。もー!失礼しちゃうわね!
まあ、普通ならここでお手上げってとこなんだろうけど…
ブドウ、あんた本当にいいお友達もってるわね。
というわけで、そろそろいい時間になったので行ってきます。

白の月20日
今日は、早速スーリヤ邸の実態を教えてやるためにクンダリーニんとこへ。
予想通りというか期待通りというか、かなり精神的ダメージを受けていた様子。
くくくくく。ざまーみやがれ。
が、楽しいことばっかは続かないらしく、スーリヤ邸に戻ると先代から悪い知らせが。
なんか、トライローにばれたらしい。
しかもばらしたのはスーリヤ本人だとか。…おいおい。こいつも天然かよ。
とりあえず撒いてきたらしいのでここの場所はばれてないらしいが
(当然ながらスーリヤ邸の場所をトライローは知らない)、気をつけろとのこと。
いや、気をつけろっていわれてもな…。
まあ、奴が来たら来たで逃げるさ。適当に。

白の月19日
今日は朝一で紅葉を解除。
だってうちのダンナ、帰ってくる気配ないんだもん。
こういう展開の場合、結局あたしが折れてあげることになるのよねえ。
ところが、あいつ、夜になってもクンダリーニのとこにもどってこないのよ。
クンダリーニはなにか知ってそうなんだけれど(なんかそわそわしてるけど探しにいく気配ないし)、
だからといって聞くわけにも行かないし。
一応アナンタのところも覗いてみたけれどハズレ。
どうしちゃったんだろうなあ…。

白の月19日
なんだか妙なことになった…
というのも、今オレはスーリヤ宅にいるわけで。
なんかクンダリーニがいろいろ愚痴ったとかで、
そしたらじゃあこっちに…ってスーリヤが言い出したらしいんだが、
なにしろ先代は顔面真っ青になってとめるわ、クンダリーニは呆けてるわ。
こりゃいい嫌がらせになるなーと思ったんで半分ノリで来てしまったんだが、
なんつーか、クンダリーニよ、お前オレがこっちに来るからって
呆けてる場合じゃねえぞ。
先代がとっくに同居してるみたいだぞ。個室あったし。
…まあ、このことは明日伝えてやるとして、とりあえず寝るとするか…

白の月19日
大変なことになった…
昨日の件を言う景気づけに、と思って昼から飲みにいってたんだが、
ちょうど良くラティアさん(とイルヴァーナ氏)が来てて、
嬉しさのあまり飲みすぎて、つい愚痴ってしまったんだな。
そしたら彼女が何を思ったか「だったら家で引き取りましょうか?家広いし」
なんて言いだした。
俺とイルヴァーナ氏は必死に引き止めるたんだが、彼女はまったく取り合わず、
そこへまたちょうど良く来てしまったアカラナータにその場で話をつけてしまってだな…
あれよあれよという間に俺は一人に。
…まあ、殴られなかったのはいいんだが、なんだかなぁ…

白の月18日
紅葉狩り騒動に耐えかねたアカラナータが転がりこんできて早半月。
最初は俺も紅葉狩り茶会に混ざったりして恩恵も受けてたんで
まあいいかなーとか思ってたんだが、いい加減辛くなってきた。
相変わらず酒は飲んで絡んでくるし、寝たら寝たでうるさいし。
考えてみりゃうちじゃなくても転がり込むところはたくさんあるじゃねえか!
まあ、奴が出て行くとは思えないんだが、明日あたり交渉してみようと思う。
言うだけはタダだしな。…殴られるかもしれんが。

緋の月17日
先日の紅葉狩りがなんか妙な展開に。
というのも、トライローがあの山をあの色のままほっといたらしいんだが、
それが微妙に珍しかったらしくて、観光客が集まってきた。
まあ、化けモノ島が見たけりゃ死ぬまで見てろって話なんだが、
なにしろ奴らは空を飛べない。というわけで、地上から眺めるわけだが…
朝っぱらからうちの近所で騒ぐな。歌うな。飲むな!
花見じゃねえんだよ!!!
かといって、殴りこんでうちの住所をばらすわけにも行かないわけで
(居場所ばれたらいろいろ面倒くさいし、引っ越すのはもっと面倒くさい)。
トライローに抗議はしたんだが、あの女、あの山が結構気に入ってるらしく、
しばらく戻す気はないらしい。
あー…クンダリーニのとこに転がり込むしかないのかなぁ。

緋の月12日
今日は女だらけのお茶会だった。
いつものメンバー(アタシ、ユウラちゃん、メキラ)にヴィシュヌとスーリヤ様。
もちろん最初はインドラとブドウもついてきてたんだけど、適当に理由つけて外にだした。
だってねぇ。ブドウはともかく、インドラがいると話弾まないのよ。
いろいろと落ち着いちゃって。
で、その甲斐あってかテンションあがるあがる。
あのヴィシュヌですら上がってた。まあ、こっちは久々にスーリヤ様に会ったからってのも
あったんだろうけど(当然のことながら、この2人は古い知り合い)。
元調和神の「そっちはどうなのよ」「そっちこそどうなのよ」なんて会話(あくまでニュアンスよ)
聞く機会なんて滅多にないから、たまには男抜きでやるってのもいいもんね。
今回、なぜかメキラがいたんだけど(とけこんでたけどね…)、今度は完全に女だけで!
どっか景色のいいとこでもいいなあ…。ああ、温泉でもいいかも。

緋の月11日
秋の行楽シーズンとやらで紅葉狩りに行った。
…いや、紅葉を見たわけではないので「紅葉狩り」とは言えないんだが。
というのも、行った先が一昨年に一騒動巻き起こしてくれた浮遊島。
2,3日前にトライローに「人間界に紅葉狩りに行きたい。ついでに温泉も。」
と言われて即却下したんだが、それが相当気に障ったらしい。
今朝たたき起こされたら、例の浮遊島がきれいに紅葉してて、問答無用で家から引きずりだされた。
遠くから見れば紅葉してた山も踏み込んでみれば単に赤い葉をつけた妖魔樹の群生地に過ぎないわけで
紅葉狩りどころかいつこっちが狩られるかわかったもんじゃない。
オマケに主はトライローだしよ…。
幸い無事に戻ってこられたが、もう2度と行きたくねえわ…。

赤の月22日
ようやく外出する気力がわいてきたので街へ食料買出しにいった。
が、こういう時のお約束なのか、ラティアさんにばったり出くわしてしまった。
しかも、しっかりイルヴァーナ氏の護衛つき。
トライローはああ言ってたが、この間に入るのは無理だろうよ…。
確かに落ち着いてみてみれば主従関係と言えないこともない感じだが、なんだかなぁ。
大体よ、インドラとヴィシュヌもこんな感じじゃないか?
あいつらも怪しいだろ。正直。
こういうツーカーの仲ってのが一番やっかいなんだよなぁ。

それにしても、ラティアさんは全く以前と変わらない様子だった。
夜のバイトも護衛つきという条件でOKがでたらしい。
とはいえ、また行けるかっていうと微妙なんだよな。
でも呼ばれたしなぁ…。

赤の月19日
あの酒場大騒動から2日。
クンダリーニはいまだにショックから立ち直れないみたいで
寝込みっぱなしなんだけど、アタシはお茶会へ。
そしたらブドウとスーリヤ様が来てた。ちょうどいいので事情徴収開始。
…いや、一昨日は怒ってるヴリトラに笑いすぎて聞けなかったのよ。
そしたら、なんとも意外な展開に。
スーリヤ様は最初に会った頃からクンダリーニのこと分かってたんだって。
まあ、彼女のときから八大明王やってたんだから当然といえば当然だけど。
アタシ達が三人衆やりだしてからのことはヴリトラを通してしか知らない、
とかいってたなあ。
アタシがわかんなかったのはヴリトラの話でもっと凄いことになってると
思い込んでたから、アーちゃんは単純に大きくなったから(笑)、らしい。
で、クンダリーニはあまりに当時と変わんなかったからわかったと。
しっかり名前は言ってたみたいだしね…。
なんか、お忍びで庶民生活を送ろうって矢先にクンダリーニに会って、
最初の印象も良かったし、ブドウのOKもでたからなんか仲良くしちゃったんだって。
…でね。この「ブドウのOK」ってのがまた妙なのよ。
アタシ達に寄ったからってとって食われるわけじゃないから、みたいなOKの出し方なのね。
彼氏の余裕かと思ったらそうでもなく、いうなればインドラとヴィシュヌみたいな主従関係。
ひょっとして、と思ってメキラに聞いたら大当たり。
ブドウ、スーリヤ様になにも言ってないんだって。1万年近く一緒にいるのに。
もう呆れたとかそういう問題じゃないわよ。馬鹿じゃないのかしら!?
はー…。どうしてはっきりしないのかしら。不動明王って代々そういう人がなるわけ?

ちょっとムカついたからクンダリーニに教えてやった。
うかうかしてて、他の奴にとられても知らないんだから…。

赤の月17日
いやー、面白かった〜。
今日はね、もう最高。
あの女の正体も明かしてやったし、先代にも一泡ふかせてやったし。
もうヴリトラ見たときの顔といったら…くくくくく。
えーと、一応段取りを解説しておくと、
今日のバイト後にメキラに確認したところ、
ヴリトラに妹がいるという話は聞いたこともないそうで。
そして、先代がヴィシュヌだけでなくスーリヤの護衛も兼ねているとの情報も入手。
ということで…あとは自白してもらおうということで、
メキラに協力を取り付けて、オレがスーリヤを強襲、
それをメキラが先代にほのめかす、という作戦を実行。
案の定、先代は一目散に飲み屋へ直行し、メキラが連れてきた
ヴリトラを先導してくれたわけだ。
メキラ曰く、「あんなに必死な奴は久々にみた」らしいので
大成功ってことだな。くくく。
で、クンダリーニだが…。あいつ、最初から最後までぽかーんとしてんのな(笑)。
結局訳わかってなかったみたいだし。
とりあえず大概の事は説明してやったが…ありゃ耳にはいってねえな。
相当ショックだったんだろな。先代にとられたのが。
…かわいそうに(笑)。
あ、そうそう、スーリヤが初見でわからなかった理由だが。
先代が関わってる時点で簡単な話だ。「ソーマ封じの術」。
ダッパ王の術だったと記憶してるが、これでソーマ隠蔽はばっちりだ。
それにしても…芸達者な奴…

赤の月17日
もうわけがわからん。
今日バイトの帰りに飲んでたんだよ。例の店で。で、ラティアさんと話してたんだ。
先日のことが頭から離れないんだが、がんばって。
そしたらアカラナータとトライローがやってきてだな…。
いきなり攻撃しやがるんだよ。ラティアさんを。
で、そこにイルヴァーナ氏が飛び込んできて、止めにはいって。
そのまま3人は睨み合いになるんだが、なんか気づいたらラティアさんも
イルヴァーナ氏と話し始めちゃってて。
なにがなんだかさっぱりわかんないから説明を求めようとしたら、
そこへメキラ氏とヴリトラ氏まで現れた。
そこから事態は急展開(いや、それまでも展開しすぎているが)。
ヴリトラ氏がなんかラティアさんに大激怒してて、
ラティアさんはイルヴァーナ氏の後ろに隠れてて、
イルヴァーナ氏はメキラ氏とうちの2人を睨み付けて。
メキラ氏とうちの2人はニヤニヤ。
で、ヴリトラ氏が怒ってる内容はといえば。
「(ラティアさんに)こんな夜中に外出するとはけしからん。何を考えているんだ」
「(イルヴァーナ氏に)お前もお前だ。スーリヤ様になにかあったらどうするつもりなんだ」
これに対するラティアさんの反論は、
「自分が頼んだんだから彼は悪くない」
結局、俺だけが蚊帳の外にだされたまま、その場は解散になったんだが…
帰りにアカラナータに解説を求めたら、一言「スーリヤだったんだよ。あの女」。
その他にも何か言ってたんだが…えーと…。
とりあえず細かいことはまた明日。疲れた…

赤の月16日
トライローに例の女のことで相談される。
というか、奴の推理をひたすら聞かされる。
どうやらあの女の兄貴ってのがヴリトラだと思ってたんだが、
スーリヤがどっかにいるらしいってことで先代の行動との
つじつまが合わなくなって悩んでるらしい。
実はあの女がスーリヤなんじゃないかとも考えたらしいんだが…
確かに、調和神ならすぐわかるだろうしなあ。
オレも全然違和感は感じなかったしなあ。…いや、本当にそうか?
最初に会ったとき、なんか気味悪かったんじゃなかったっけな、あの女。
なんか生きてる感じしねえ、っていう感じで。
もしそれがほとんどソーマを感じなかったからだとすれば、可能性はある、か?
んー。
まあとりあえず、ヴリトラに妹の件を聞いてからだろ。

赤の月16日
お茶会にブドウが来てたので、昨日クンダリーニが言ってた件について聞いてみた。
そしたらなんか顔色変えちゃって、ヴリトラには絶対言うなって口止めされた。
やっぱり深夜の密会ってやつかしら?
あ、彼女のお兄さんってのはヴリトラだとあたしはふんでるんだけどね。
その辺もうちょっと細かく聞こうと思ったんだけど、ヴリトラ本人が来ちゃって無理だった。
でもねー、なんかね、あっちの話も気になるのよねえ。
なんか2人でこそこそ話してるんだけど、スーリヤ様が云々、って聞こえた気がするのよね。
スーリヤ様ってまだここにいるのかしら?だとしたら、密会説が微妙になってくるのよねえ。
未練たらたらのブドウが、スーリヤ様がいるのに別の子にちょっかいだすとは考えづらい。
いっそラティア=スーリヤ様とかっていうならつじつまが合わないこともないけど、
さすがに調和神なんて会ったらソーマでわかるし…。んー。
とりあえず、今晩あーちゃんと相談してみよっと。

赤の月15日
ショックだ…。
今日、例の酒屋に閉店までいたんだが、ラティアさんが帰るっていうんで
途中まで送っていこうとしたんだよ。雨ふってたし。
そしたら彼女が外に出るなり声かける前にだーっと走りだした。
なんか予感がしたんでつけてみたんだけど、そしたら町はずれの裏路地に入った。
でだ。こっそり覗いてみたら、そこにいたのがイルヴァーナ氏。
しかも「ごめんなさい、待たせちゃって」「いや、オレは構いませんが」って。
ラティアさん、なんかすごく笑顔だし。イルヴァーナ氏、聞いたことない口調だし。
んでもって、「それじゃ行きましょうか」って2人でどっかに去って行くし。
なんだ、なんなんだ!?
あまりにもショックだったので、アカラナータの所に押しかけて酒のんで全部ぶちまけてやった。
あー…なんだったんだあれは…本当に…

赤の月15日
今日、夜中にクンダリーニが押しかけてきた。
そのときこっちは、酔ったトライローに言い寄られていろいろ大変だったんだが
まあそれはおいといて。
ほとんど泥酔状態のクンダリーニが言うには、あの酒場の女が、深夜の裏路地で
先代と密会してたんだそうな。しかも一緒に帰ったらしい。
まあ、先代に女がいても悪いことじゃねえし、良いオチがついたじゃねえか、
なんて思ってたら、トライロー曰く奴には兄貴がいるとのこと。…それ、初耳なんだけど。
でもあれは兄貴じゃねえよなあ。ぜんぜん似てねえし。
その兄貴については、トライローも見当をつけてるらしいんだが、
なんとも辻褄があわなくて悩んでるらしい。
つーかさ、その兄貴ってのは本当にいるのか…?

赤の月13日
今日はバイトの件で一騒動。
ヴィシュヌの所に十二羅帝の4人組が来たのはまあいつも通りなんだけど、今回はなんとあのブドウ氏がリタイア。
例によってお茶会中に呼ばれて、行ってみたらもう血まみれで転がってて、
先行してすっとんでいったメキラがマジギレモードで暴れてた。
もうね、辺り一面が霧だらけだから危なくて近寄れないのよねぇ。
だから、ブドウ氏看病しながらヴィシュヌの隣で観戦してたんだけど…。
ヴィシュヌが言うには、今回は最初にブドウ氏から潰しにきたみたいで、軟体兄弟の仏壇落としを
止めてる間にアフロ君に狙撃されたんだって。
ブドウ氏曰く「神業だよあれ、オレ天才」な離れ業で回避したらしいんだけど、
焦げてんのよねえ。わき腹のあたりがジューって。お肉もちょっと無くなってるし。
しっかり当たってんじゃない。
で、それはともかく大変だったのはそのあと。
今回ブドウ氏がリタイアすることになった理由に、ヴリトラが監視網を抜けられたおかげで
相手の不意打ちを許してしまったってことがあって、それでメキラがヴリトラにキレちゃったのね。
ヴィシュヌやインドラの制止も聞かずに問い詰めた挙句、ヴリトラが考え事してて気付かなかったってことがわかって
さらに大激怒。
死にかけのブドウ氏が制止に参加したところ、怒りの矛先が変わってなんとか収まったんだけど、
あの2人、本当に仲いいのねぇ。メキラがあんなに怒ったのって初めて見たわ〜。
…アタシが怪我したらアーちゃんも怒ってくれるのかなぁ、っていったらその時点で怒られた。
しないわよ!痛いの嫌だもん。

赤の月10日
今日、噂のコに会えた。
ラティアっていったかな。クンダリーニが追っかけまわしてる子なんだけど。
街で買い物してたら声かけられて、アーちゃんの知り合いかって聞かれた。
この子、前に天空界におりたときのあたし達を見たんだって。
なんかアーちゃんが血まみれで八部衆に連れられて担ぎ込まれてきたとか言ってたから、
多分、修正力を荒療治で修正しかえした時のことだと思うんだけど。
アーちゃんが3人衆だってことはつい最近知ったんだけど(その日の検討はついてるけど)、
前知識とはあまりにも食い違ってるから、本当の所をあたしに聞きに来たってことらしい。
って、あたしも3人衆なんだけど。それを教えてあげたらビックリしてたけど(笑)。
ちなみに彼女の頭の中では、「降三世明王」はもっとお色気むんむんで下品なイメージだったんだって。
まったく、その「3人衆について熱く語ってくれた」っていうあんたの兄貴は一体なんなのよ!
あたし達に恨みでもあるのか!って感じよ。
アーちゃんが残虐非道っていうのとクンダリーニが筋肉男っていうのはあってるんだけどさ。
悪意が満ち満ちてるっていうか。
クンダリーニがいまだにばれてないっていうのもその所為なんだろうなあ・・・。
ちなみにそのお兄さんについては結局聞き出せなかった。
わかったところでどうこうするつもりはないって言ったんだけど。
まあ、近いうちに又会うみたいな感じだったから、運がよければ見れるかも?
久々にアーちゃんの飲みにでもついていって見ようかなあ。

赤の月8日
えー・・・なんか妙な雲行きになってきました。
まあ、いつも通り飲んでたらあの女が来たんだが、なんか話が違うんだけど。
オレはてっきりいつもの如く天空殿で巻き添え食らわしたのかと思ってたんだが、
この女、こっちに来たのはほんの三月前らしい。しかも、死因は事故死。つうか毒蛇。
で、大戦後から先月までどこにいたかっていうと、元オレの実家のあった辺。
・・・というわけで、メキラのヴェーダ探しに下に降りて、力復活させるためにトライローに
巨岩兵の前に叩きだされて、挙句血まみれで担ぎ込まれたあたりをしっかり見てたらしくてだな。
昨日それを思い出したんだそうですわ。
つか、やっぱり誰も気付いてなかったんだな。オレだって。ちょっと凹むな。
それはまあ置いといて。
あのとき何をやってたのかとか、トライローのこととか(そっちもやっぱり気付いてなかったらしい)、
問い詰められること小一時間。
面倒くさいのでのらりくらりと話をかわしていたところ、いきなり隅で飲んでいた摩利支天が
泣きながら襲い掛かってきて、それをさばいてる間にうやむやになったんだが、
んー、何をしたいんだ、あの女は・・・。
ちなみに摩利支天が襲い掛かってきた理由は、「天空界に降りてまでいちゃいちゃしてんじゃねえよ」。
お前はいいかげんに諦めろ。

赤の月7日
一昨日アカラナータに「ラティアさんの前では他人のふりをしてくれ」と土下座したばかりだが、
先日俺とアカラナータは一緒に歩いてる所を彼女に見られてるわけなので、
その理由を考えなければならない。
一晩悩んで、結局思いつかなかったのでトライローに相談にいってみると10秒で答えが出た。
天霊界にきて、ヴィシュヌ護衛の件で知り合ったことにするということになった。
うーむ。昨日とっとと聞きにくればよかった。
というわけで、その決定をアカラナータに伝えてもらうように彼女に頼んできた。
さて、これで安心して寝れるぞ・・・。

赤の月5日
さっそく短冊の効果があらわれてきた・・・かはしらないが、とりあえず事態が進展。
っつうか、オレの素性がバレた。
昼に例の飲み屋で飲んでたらあの女が来たんだが、しばらくこっちを見てて、
なんか思い出したらしく、ばーさんに必死に訴えてた。
まあ、ばーさんの方はもとから知ってるわけで、さらりと流してたが。
前にいっぺん天空界にオレだけ戻された時があって、その時に天空殿で暴れてやったんだが、
なんか、天空殿に避難してた一般人その1だったらしい。へー・・・。
というわけで、その辺りをクンダリーニに話してやったら硬直してたな。
その後「彼女の前では赤の他人のフリをしてくれ」と土下座して頼まれたが、
まあ、やつの土下座なんぞ珍しいもんでもない。さーて、どうしてくれようか・・・

赤の月5日
やばい。まずい。ラティアさんにアカラナータの素性がばれた。
前に奴が一人だけ転生もらったときに天空殿で暴れたらしいんだが、
彼女はそのとき天空殿にいたらしい。
今日の昼に出会ったときに思い出したらしいんだが・・・最悪だ。
俺のことは知らないらしいのでそれが救いだが、とにかく奴と知り合いってばれたらそれでおしまいだ。
とりあえず土下座してアカラナータに他人になってもらうように頼み込んだが、無理だろうなぁ。
あー・・・。

緑の月19日
今日は人間界でいうと七夕・・・そう、トライローの大好きなイベントだ。
もうね、勘弁してくれって感じなのだが、朝たたき起こされて目を開けたら家の中に竹が・・・
「置いてある」んじゃない。「生えてる」んである。
そもそも、竹じゃなくて笹じゃなかったっけか、とか思うんだが奴は気にしてないようで
鼻歌歌いながら短冊書いて吊るしまくってる。そして当然オレにも短冊がまわってくる。
いや、お前が書くのは勝手だが、オレは書かねえから!
というわけで、クンダリーニのところに逃げ込もうと思ったんだが、いってみたら
あれですよ。あの女が・・・もうね、今はまだ朝ですよ、と。
仕方が無いので少しぶらぶらして帰って、短冊を書いてみる。
「クンダリーニがとっとと夢やぶれますように」
それを天井近くにくくってる最中にアナンタとその嫁がくる。
なんでも夕方から酒盛りするとかで、だったら浴衣でも買いにいこうってことになったらしくてだな。
・・・結局人間界に連れて行かれて、買わされました・・・
夕方からはそれ着て外でビアガーデン状態で飲んでたんだが、
それにメキラとブドウとインドラとヴィシュヌが乱入してくる、というなんか大規模なものになった。
そういえばクンダリーニも来たような気がするが・・・
他はみんな2人組であいつだけ一人だったのがおもしろかったな。ざまーみろ。

緑の月10日
えーと・・・クンダリーニん家に行ったら、あの女が居たんだが・・・
昼だったし、遊びにきてるって感じだったんだが、これってあれか。順調ってことか?
とりあえずお呼びでない雰囲気だったのでそのまま帰ってきたんだが、
うーむ。なんだかなー。
そろそろ潮時ってやつか?どうしてやるか・・・

蒼の月12日
今日はアナンタ宅でお茶会だった。
珍しくアーちゃんもついてきてくれて、楽しいお茶会になる・・・はずだったのだけれど。
常連のメキラがつれてきたのがなんと、ヴリトラ。
そう、アーちゃんにすっごく腹をたててるっていうアレ。
なんか、会わせろってついてきたらしいんだけど、当然ながら雰囲気は最悪。
殺気飛び交いまくりで、2人の間には火花がちっちゃったりして。
それでも暫くはお茶できてたんだけど、ヴリトラの「なんで裏切ったのか」って
質問に(これもどうかと思うけど)、アーちゃんが「面白そうだったから」なんて
答えたもんだから、ヴリトラの怒りが爆発。2人とも外にとびだしていっちゃった。
しばらくしてヴリトラだけが戻ってきた。
アーちゃんはどうやら逃げ切ったみたいで。それはまあいいんだけど。
で、なぜかアタシにも同じ質問。・・・いや、言えないじゃない。
「アーちゃんについていきました」なんてさ。
結局、やっぱり「面白そうだったから」になって、説教くらった。
まあ、アーちゃんみたいにいきなり殴りかかられるよりはマシだけど、なんだかなー・・・。
結局お茶会はまた後日仕切りなおすってことでお開きに。
当然よね、まったく。同じ連れてくるなら、ブドウ氏にしてよねー。

蒼の月7日
先日会った、クンダリーニに挨拶した女。探してみたら意外と近くにいた。
元うちの隣にすんでたばーさんがやってる飲み屋のバイトだった。
1月ぐらい前からきてるらしいんだが、見事にすれ違ってたらしい。
というのも、オレがたまーに寄っても昼か夕方だったりして、
その女は夜勤務なんだと(摩利支天談)。
あー。クンダリーニは夜派だからな・・・。新顔に目つけたってとこだろうな。
しかし、その女、物好きだなあ・・・。
あ、摩利支天といえば、今日、いきなり泣きつかれた。
ようやくインドラにくれてやった冥土の土産のことを聞きつけたらしい。
いやー、奴のことは全く触れられてなかったんだけどな。残念ながら。
親切なオレがそれを正直に教えてやったら、ひとしきり落ち込んだ挙句、自棄酒飲んでた。
つーか、いいかげん諦めろよ。死人なんだからよ。

蒼の月4日
まずい。非常にまずい。
今日十二羅帝と一戦交えたあとに、アカラナータと街に寄ったんだが、
そこで、ラティアさんに出くわしてしまった。
もちろん彼女は挨拶してくれるわけで、俺も挨拶し返したんだが、
奴がすっごく不審がってるわけだよ。
めったに人に興味示さないのに、「誰、あれ」とか聞かれたりして。
思わずしらばっくれてしまったんだが、怪しすぎたよなあ。
もう探る気まんまんって感じでにやにやしてやがったし。
頼む、ほっといてくれ!!今回ばっかりは本当にお願いします!

蒼の月4日
重大事件発生。
今日、例のバイトの帰りにクンダリーニと街を通ったら、通りすがりの女に声をかけられた。
いや、クンダリーニが。
「あら、こんにちは」とかっていってんだよ。その女が。結構美人なんだけどよ。
クンダリーニもなんだか和やかなオーラだしやがって、「ああどうも」って。
獣牙3人衆が「どうも」だよ。むしろどうよ!?って感じだよ。
で、その場はそれで終わったんだけどよ。
怪しい。怪しすぎる。オレ達に声をかけるってのが怪しすぎる。
強面マッチョのクンダリーニにいくってのも怪しすぎる。
しかもだ。アナンタの嫁みたいなアホ面ならともかく、その女はいかにもしっかり者って感じだったんだよ。
確信犯で声かけてるわけだよ。
絶対どっかで会ってるんだよな・・・。しかも何度も。すくなくとも顔見知りだ。
・・・このやろう・・・。絶対暴いてやる・・・。

蒼の月1日
先月の末にアーちゃんが勝手にバイト契約しちゃってから早4日。
今日が初出勤となりました!・・・っていつもとかわんないんだけどね。
ユウラちゃんとメキラとお茶会してたら、ブドウ氏が呼びに来て、
いってみたら、インドラがあの4人相手に奮闘してた。
・・・本当はさ、インドラだけでなんとかなるんじゃない?
なんて思ってたら、なんか大ピンチになっちゃって、慌ててメキラとブドウ氏が間に入って、
アタシは邪魔にならないようにインドラをヴィシュヌのとこまで連れて行ってそのまま護衛。
ちょっと遅れてアーちゃん達も来たから、インドラが復帰するまでそのまま張り付いて喋ってたんだけど、
まさかインドラと共闘する事になるとは、封印が解けた頃には思ってもみなかったのよねえ。
まあ、そもそも、死んでるとさえ思わなかったんだけど(笑)。
「今ほどお前たちが頼もしいと思ったことはない」なんて言われちゃった。
・・・いや、んじゃあの時はどうだったのよ、アタシ達。捨て駒?噛ませ犬?
で、インドラ復帰後はヴィシュヌと2ショットトーク。
なんかすっごく優しい目でアーちゃんのこと見てるんだけどさ。
アタシの視線に気づいたのか、こっち見てにっこり一言。
「彼が変わったのはあなたのおかげですね」だって。
おまけにありがとうまでいわれたら、さすがに照れるわよ。
照れ隠しに、変わったんだとしたらアナンタのおかげじゃない?って言ったら、
アナンタもそうだけど、好きな人ができたのが一番大きいって返された。
・・・ってヴィシュヌ様は仰ってますけど、どうなのよ?ご本人としては。

藍の月26日
えーと。なんだか半年以上日記が飛んでるが、
別に遅れに遅れた日付をむりやり一致させたわけではないぞ。
ここ半年、本当に忙しかったんだ。マジで。いろいろと。ネタもなかったし。
・・・と自分に言い訳するのはここまでにして。
突然だが、ヴィシュヌにちょこっとだけ手貸してやることにした。
基本的には不干渉なんだけれども。頼まれたときだけ。いわゆる「バイト」ってやつだな。
どうせ今までもなんだかんだで巻き込まれてたし、メキラがあの5人の襲撃を
やめさせる方向で圧力かけてやるって言ってきたので、のってやった。
まあ、シヴァ側にクンダリーニが世話になったり、オレもシヴァにちょっと恨みができた所で、
タイミングが丁度よかったっていうのもあるんだけどな。
ちなみに世話になったっていうのは、最初にあっちの軟体兄弟がうちに勧誘をかけてきたことがあって、
そのコンタクトをとったのがなぜかクンダリーニで。奴が「即」断ったら、「即」ぼこられたって話(笑)。
あいつ最初、オレがこの話にOKだしたとき、自分がぼこられたのが理由だと思ってたらしいんだよな。
なんか妙に浮かれててむかついたんで、「シヴァについてメキラを袋叩きにするより、
あっちの十二羅帝とタイマンで戦うほうがおもしろそうだったから」って言ってやったんだが、
マジでへこんでて、面白いったらありゃしねえ。
つぶされる前に助けてやったんだから、それで満足してりゃ良かったんだよ。まったく。
で、なんか十二羅帝総動員になりつつあるヴィシュヌ防衛戦なんだが、
オレらに声をかける前に、あいつはどうなってんだ、って思ってた水帝ヴリトラ。
あいつさ、近所にいたんだよ。とっくの昔に。あの5人の背後にいたらしい。
あー、道理で嫌なタイミングにくるなーとか思ってたんだよ。あのヤマンタカの割には。
集団行動とってたのも、後ろであのオッサンが糸ひいてたと考えれば、納得というか。
で、最近こないなーと思ってたら、あいつら哨戒任務中らしい。
要するに、基本的に見張ってるのはヴリトラで、メキラ達は奴らが来た場合の迎撃役、と。
・・・その割には茶のんでばっかりな気もするが・・・。
で、そのヴリトラだが、今までの睡眠不足の恨みを込めて一発なぐらせろとメキラに言ってみたら、
一方的に殴られるからやめとけ、と止められた。
なんか、オレのことをすっげえ怒ってるらしい・・・。
今回のバイトの件も、むりやり説得したって言ってたが、大丈夫なのか・・・?

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