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私がしんそう療方と出会った当時、私は出張治療が中心のマッサージ治療院、健康保険が使える整骨院、病院のリハビリ室などをかけもちでアルバイトしながら按摩マッサージ指圧師の学校へ通っていた頃でした。
もともとは今とは全く畑違いの会社務めをしていました。その頃から技術をもって働く人がうらやましく思ってはいましたが、色々あって会社を辞めることになり、京都にあるマッサージの学校へ入り直したのが治療の世界の第一歩です。入学してから勉強を兼ねて整骨院やマッサージ治療院などでアルバイトをはじめ、その頃に仕事を通じて人様のお役にたてる大切さを知りました。そして「治療師として生きていこう」と決心し、もっと色んな技術を身につけたいと思うようになりました。そして、しんそうにの研修会にたどり着きました。
研修会に初めて参加して、手や足をほんの軽く動かすだけで見違えるほど体の歪みが整い、やり方が悪ければ逆にもっと歪んでしまうことを目の当たりにしました。それが魔法をかけてるかのように不思議だったことと林先生の講義内容から何か学校や仕事場で学んだ既存の療法とは全く違うところを気づいてると感じました。研修会に続けて参加しているうちに、しんそうは人の人生を変えてあげられるほどの内容があることに気づき始め、今までやってきたマッサージ等の療法に矛盾を感じるようになったのです。
例えばマッサージでは1時間なら1時間、2時間なら2時間の施術時間をいかに満足して過ごしてもらうかには一生懸命です。整骨院では流行の療法を取り入れたり、毎日来てもらうお年寄りにいかに気に入ってもらうかには一生懸命です。でも、痛みや様々な症状で苦しむ身体をいかにして元気に過ごせる身体に変えてあげるかまではそれほど考えていないものです。恥ずかしい話ですが私もしんそうを習うまではそんことを意識していませんでした。マッサージが好きで何十年も揉まれ続けてる人をよく見かけましたが、はじめてマッサージを受ける何十年前より肩がこらなくなった人は見たことがありません。もし、しんそうに出会わなかったらそう言ったことに気づかなかったでしょう。
しんそうの研修会では先輩や早く開業した練習仲間から今までの療法では考えられないようなすごい施術結果を毎回のように聞き聞き、私もしんそう療方で開業したいと思うようになりました。しんそう療方は痛いところに直接何かを刺激を加えるものではなく、あまり知られていない療法なのでは理解されづらいところもあるので仕事をする上ではマッサージを上達させたほうが手っ取り早い面もありました。でも、私がマッサージなどしなくても周りにそんなところは山ほどあります。マッサージ他、既存の療法でできないこと、つまりしんそう療方を通じて世間のお役に立ちたかったのです。そして、以前の会社員時代に住んでいた岡山で開業することに決めました。
開業する直前までは矛盾を感じながらもマッサージの仕事に従事していましたが、しんそうを開業すると同時にマッサージをはじめこれまでの対症療法的なものはすべて封印し、しんそう療方以外はやっていません。というのも身体にあれこれ余計な刺激を加えることが意味がないばかりでなく、身体を本来の自然な形に戻すことの妨げになることもあるからです。身体は想像以上にデリケートで、でも本来の姿に戻れば身体は想像以上に治す力を持っています。これはしんそうで学んだことです。
しんそうを開業して、たかが腰痛がもとで将来を絶望している人に出会いました。たかが頭痛がもとで自殺することばかり考えてた人に出会いました。私は毎日、どんな症状の方が来られても、同じように身体をもともとある形や姿に戻すことしかしていないのですが本当に良くなって泣いて喜んでいただけることもよくあります。
既存の療法を信頼し、それで良くなった方や満足されている方はそれで良いと思います。しんそうに出会う前にお世話になった先生方には今も感謝していますし、マッサージの学校や職場で一緒だった人とたまに連絡をとりあうこともあります。他の療法にも何らかの効果があるのも確かでしょう。でも、しんそうだからこそ出来ること、しんそうだからこそ元気な身体に変えてあげられる、しんそうだからこそ多くの人のお役にたてる、その想いがあったからこそ、しんそうを開業し今も施術をしているのです。
しんそうは他の療法と身体に対するアプローチ法がは全く違うものです。「身体がもとの形に戻れば元気になれる」、それを実証できるのはしんそう療方だけだという確信をもっていますし、しんそうを通じて多くの方のお役にたてれるようこれからも精進していきたいと思います。