PzH2000 (MENG-MODEL TS-012) |
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現用車両のキットを精力的にリリースしているMENG-MODELですがこれまでに製作したのはごく初期のキットだけだったのでその後どのくらい進化したのか気になっていました。
比較的最近の製品の中からコレクションで不足している野砲分の補充も兼ねてPzH2000を選んでみました。 今回はオーソドックスにドイツ本国仕様を選択しましたが実車の写真を調べていくとキットの指定通りに組み上げたのでは射撃時でも移動時でもない中途半端な状態になることが分かって来ました。 今回は素晴らしい造形のマズルカバーのパーツに惹かれたのと、移動時にした方が改造が簡単そうだったのでちょっと手を加えて行軍中の状態を再現することにしました。 移動中の状態にするためバックミラーはステーを作り替えて立てた状態にし、車体左前方のパトライトを追加、ドライバーのみですがフィギュアも乗せてみました。 追加パーツはタミヤのレオパルド2製作時の余剰部品を活用しています。 その他にグレネードカバーのチェーンやラックのストラップ追加、手すりの金属線への置き換えなど簡単なディテールアップもしています。 基本塗装についてNATO迷彩はキットの塗装指示では実物とパターンが違うところがあったので実車の写真を参考に塗り分けを行っています。 ウェザリングは参考にした写真の泥汚れがすごかったのでこれを再現しようとしましたが泥の色味がうまく合わせられず苦労しました。 完璧ではありませんが現地の地質の雰囲気程度は出せたかなと思います。 こんな泥だらけの状態でも移動時は安全確保のためか灯火類や標識の箇所はきれいに掃除されているようなのでウェザリングの後、ライトやナンバープレート部などは汚れを拭き上げています。 また、舗装した道路を移動すると足回りの接地面の泥は剥がれてしまうので履帯の表裏や転輪の走行面なども泥を落としました。 過去に制作したメルカバなどと比べると組み易さが格段に上がっており、モデラー目線で改良が進んでいるを実感出来ました。 MENG-MODELは意表をついたラインナップが非常に魅力的なので今後も積極的に製作していきたいです。 (製作 2015年) |
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