99式自走155mm榴弾砲
 (PIT-ROAD G-25)
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在庫を少し減らすことが出来たので久しぶりに新しいキットを買ってきました。 不足している砲兵戦力を補充すべく99式自走榴弾砲をチョイスしました。

ピットロード名義のキットですが中身はトランペッターなので製作には注意が必要です。 とにかくトランペッターのキットは平気で嘘・間違いをぶち込んでくるのでキットは信用しないのが鉄則です。 99式は富士で撮影した写真が手元にたくさんあるのでこちらを見ながら気が付いた間違い箇所を修正をしていきます。 まず、車体正面のフックの配置が違うので取り付け位置を修正、左右対称に成型されているライト類ですが左側には統制型前照灯が付かないのでこれを切除、運転席ハッチの固定チェーンは追加しました。 テールライトはクリアパーツを適用すると実車の配置と向きが違ってしまうので正しい形の車体色パーツを適用しています。 砲塔では砲の基部周辺のディテールが省略されているのでこれを再現、乗員用の各ハッチのチェーンを追加、M2はタスカ製に交換しています。 ちなみに車長ハッチはM2のマウントごと旋回式になっていますが照準器にかぶるのを避けるためかほとんどの場合これを左に45°程度振っています。 チェーンを追加してみるとちょうどその位置でハッチの固定が出来るようアイフックが設置されているのが分かります。 また、照準器も具体的な理由は分かりませんが運用上必要があるのでしょう、右後方を向いている場合が多いのでそうしてあります。 余分なライトの切除などはすぐに気がつきそうなポイントですが雑誌などの作成でも全くケアされていなくて残念ですね。 自国車両なんだからこれぐらいはと思います。

今回は第2師団所属車で2012年のヤキマ演習に向けた訓練時の個体を参考にしていますが正確な迷彩パターンまでは確認出来なかったので取材した富士の個体のものもミックスしています。 参考にした演習では車両が泥で状態で派手に汚れているのですがこうしたウェットな感じのウェザリングはあまりやる機会がないのでちょっと挑戦してみたくてこの場面を選んでみました。 キットは固定式のキャタピラですが泥を盛っていく過程で目が詰まってしまったのが反省点です。 ウェザリング後に継ぎ目部分を彫り直してみましたが完全には復活できず、一体成型のベルト履帯みたいになってしまいました。

それにしても長口径砲のデカさは半端ないですね。 あまりにも突出するので収納に困ります。 これ以上技術が進展しててさらに長くならないことを祈ります。

(製作 2013年)
Type99-1

Type99-2

Type99-3

Type99-4

Type99-5

Type99-6>

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