Challenger2 (TAMIYA MM-No.274) (+TAMIYA MM-No.277) |
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出戻りAFVモデリングのきっかけとなったのが本キットChallenger2です。
雑誌作例に一目惚れし製作を決意、3作の習作を経て万を辞して挑戦しましたがいかがでしょうか? 習作では雑誌などの作例を参考に技法の習得に焦点をあてていましたが本作では英軍の公式HPよりイラク戦での実車写真を参考し本物の雰囲気を再現すべく製作を進めました。 まず写真から読み取れるディテールの追加を幾つか追加工作しています。 ライトなどのコード類、手すりの金属線への置き換え、スカート下キャンバスの止めワイヤ、スコープ類のワイパーなど。 主砲付け根の蛇腹は一段ずつ鋸で切込みを入れては詰めを繰り返したるみを再現しました。 車外の装備品は適当なフィギュアセットなどから流用し、対空識別布と車体周りの偽装布?はパテで自作しました。 Challengerの主砲は未だにライフル砲なのが大きな特徴なので主砲砲口にはライフリングの溝を切っています。 イギリス軍の砂漠迷彩は写真から黄色味が強いと感じたのでイメージに近くなる様イエローを中心に調色し基本塗装を行ないました。 また砂漠迷彩は塗装が弱いらしく派手に剥げている特徴が見受けられるのでエナメル塗料を用いたチッピングを大げさ目に加えました。 また、広い平面で構成されており面が間延びしそうだったので油彩を用いた味付けにも挑戦しました。 汚れとも色ムラとも言えない微妙な表現が割りと簡単にコントロール出来る点、手書きのボックスアートの様なアナログ感が出せる点が気に入っています。 スコープ類のコーティングは当時色々試した結果形態電話ののぞき込み防止シートを適用しました。 車長サイトのテディベアは別の部隊の車両で見られたものですが面白いと思ったので自作してくっつけてみました。 どこかで中世の騎士の様と評されている本車ですがなるほど側面から見ると長砲身の主砲が馬上で騎士が槍を構えた姿によく似ています。 映画「Rock you」を観た方は頷いて戴けるのでは。 (製作 2005年) |
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