Buffalo MRAP (BroncoModels No.CB-35100) |
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以前も書きましたがトラックとかクレーンとか必要な機能がそのままカタチになった支援車両は大好物なんですがこのBuffaloはそうした要素がてんこもりでまさにツボ。
ブロンコからキット化のアナウンスがされた時にはリリースされたらすぐに製作すると決めていました。
作りかけの車両を完成させたりしていたので若干遅れましたがその分しっかりディテールアップをして完成度の高い作品を目指しました。 まず内装ですがここは残念ながら米軍使用とずいぶん異なります。 本格的に手を入れるにはSINCGARSやブルーフォーストラッカーなど細かな機材を確保しなければならないんですが、このあたりの現用機器はWWUもののようにアフター品があるわけでもないので今回はあきらめました。 実際この手の装甲車は窓があるものの外から内部はほとんど見えなくなるのを過去作で経験しているので妥協しても仕上がりにそう影響しないと判断してのことです。 次に足回りですがMRAPは車体底面がV時型でこちらは露出し易い構造となるため細かくディテールを追加しています。 ブレーキ回りは省略されたパーツも多いのでスクラッチパーツを織り交ぜ、特に配管・配線類は複数のマテリアルを使い分け拘って再現しました。 最も手を掛けたのが作業用アームで動作用の油圧ラインをシリンダーまで一本ずつ配管しています。 また、キット付属の軟質チューブなどを駆使して可動としてあり展開形態も再現出来るようにしてみました。 さすがに強度がないので簡単に破損してしまいますが一応目的は果たしました。 ネットでも多くの気合の入った作品を見かけますがアームの部分にここまで手を加えているものは少ないのではないかと思います。 塗装については定番のサンドカラーですが、実車が爆発物処理に従事するということで至近距離でブラストを食らったりするせいか結構ドロドロのものが多くみられたので遠慮なくウェザリングを行っています。 アイキャッチになる巨大なタイヤはプラパーツですが形状はしっかりしているので丁寧に塗装してゴムっぽさが伝わるように仕上げました。 映画のトランスフォーマーシリーズが好きなので海兵隊仕様の「ボーンクラッシャー」号を選定したのですが製作の終盤になって幸運にも実車(映画の方ではなく、実戦配備されている方)の写真を見つけることが出来ました。 ただ実車には結構仕様上の相違点があり、最後までどこまで追加再現するか悩みましたが詳細が分からなかった部分はそのままです。 特にルーフ上に大きなボックス状の機器が増設されているのですが見た目の印象が変わるこの部分が再現出来なかったのが残念ですね。 ただ、さすがに途中の手間を考えるとリベンジはないでしょうね。 (製作 2012年) |
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