96式装輪装甲車A型
 (MonoChrome No.MCT-901)
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少し前になりますが久々に自衛隊の基地祭にお邪魔してきたの自衛隊車両を製作することにしました。 ネタは96式装甲車、元々他国のAPCに比べてデザインが好きではなかったのですが実車を見てきたせっかくの機会なので取り組んでみます。

基本観てきたまんまを製作しようと思い色々と手を入れています。 まずプロポーションについて車体前面はいったん切断し正面下部の装甲板を寝かせて先端の角度をより鋭角にします。 また車体が前のめりの姿勢になる様各サスペンションの高さ調整を行ないました。 ディテール面では運手席フードの撤去とハッチの閉鎖、省略されている補助ミラー・巻き込み防止灯・バールの追加、40mm自動てき弾銃のスリット開口、右側車外消化装置の撤去、後部牽引具の形状修正などです。 ちなみにミラーや灯火などは民生品の流用の様で路線バスのものを参考に追加パーツ製作しています。 なお実際に展示されていた車両は武装などの車外装備品を全て外した状態でしたが流石に寂しいのでフル装備としました。

塗装はタミヤアクリルの自衛隊車両専用色を中心にエアブラシ。 自衛隊車両は個体によって迷彩パターンや境界の処理が異なりますが撮ってきた写真を基にモデルの「25-4112」号車に忠実に再現しました。 ただ、しばらくすると塗り直しされて違うパターンになってました。 ウェザリングは富士の火山灰質の色調を意識し、撮ってきた写真と見比べながら彩度の低い少し暗めのピグメントで控えめに施しました。 おまけで割りばしから切り出した車両止めを実車と同じ場所にかませて完成としました。

実際に見てきた車両をそのまま手元にコレクション出来るのは現用車両ならではの醍醐味ですね。

(製作 2012年)
Type96-1

Type96-2

Type96-3

Type96-4

Type96-5

Type96-6

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