M1A1AIM Abrams with MinePlow
 (Dragon No.3535)
 (+TAMIYA MM-No.158)
 (+Dragon No.3027)
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WW2関連では評判のドラゴン、現用アイテムは古いものしかなくその実力を味わることが出来なかったののですが久々 に現用車両新製品がリリースとの事でM1を発売直後に早速製作しました。

今回は前回の陸軍仕様のA2と違ったものにしたかったのですがドラゴンの車体の特徴を活かしてマインプラウ装着車としています。 マインプラウやドーザーを付けた車両はその重量で車体が前かがみになるのですがドラゴンのキットはサスアームが別パーツで今回の様な車高調整をするにはもってこいです(タミヤはサスアームがハルと一体で調整が難しい)。 主砲の取り付け位置は低すぎるように感じたので砲耳軸を上方にずらして修正しています。 手元にタミヤA2を製作した際に余った部品を使ってイラク戦初期の海兵隊所属車両としています。 タミヤのA2よりMCD、榴弾発射機、シュノーケルのベースを流用しました。 マインプラウには実車写真を参考にディテールを追加していますが車体側に伸びるケーブル類は引き込み方法などが調べきれず推測が含まれます。 履帯は付属のマジックトラックが履板とコネクタが一体成型で曲がった部分がシングルピン式の様になってしまい不自然だったのでタミヤのベルト式に履き替えています。 また海兵隊の車両は機動輪付近のスカートを取り外しているものが見られるのでサイドスカートの一番後ろは未装着に、リアパネル側は一体整形なのでフラップ部分を取り除いています。キットには追加式のラックがいくつか同封されてい ますが参考にした写真のものとは異なっていたのでプラ材や金属線などでスクラッチしました。 荷物を満載しフィギュアは寄せ集め改造による海兵隊員を2名乗せました。

海兵隊は一番乗りの切り込み隊のイメージなのであえてNATO迷彩としています。 その代わり中東の強い日差しをイメージし各色にバフを混ぜ明度を大幅に上げて基本塗装としています。 いつもの様に油彩、ピグメントにてウェザリングを行い仕上げをしています。 特に上面の滑り止めなどは過剰表現のような気もしましたが仕上げてみると破綻もなく満足して います。同じくドラゴンのフィギュアセットを海兵隊員に見立てて製作し脇に添えてみました。 おまけとして実車写真で見られた荷物の中にイスが置かれているものがありいいアクセントになると思いプラ板細工で載せています。 実物もプラの成型品なのであえて塗装せず地のプラのままとしています。 ところでいったい何のためにこんな場所にイスが置かれているのでしょうか?

タミヤのアッサリしたキットに比べ複雑怪奇でパズルの様なドラゴンM1はなかなかやり応えのあるキットでした。 以前は精力的に現用アイテムを製品化していたドラゴンですがまた現用のジャンルに戻って来て欲しいものです。

(製作 2006年)
M1A1-1

M1A1-2

M1A1-3

M1A1-4

M1A1-5

M1A1-6

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