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国政への復帰は来年7月の参議院で

市民政治の原点に返る江田五月の決断

 「一からの出発」この言葉が、江田五月にはふさわしいのではないでしょうか。昨年の県知事選挙に敗北して以来、どのような政治的活動をするのかと注目されていましたが、この度、来年の参議院選挙に挑戦することを明らかにしました。

しかも、政党や組合とは一歩距離を置いて市民派・県民党の立場で出直すと言われています。「政治家に対する失望」が国を覆っている感じすらする今日です。選挙に当選することしか頭にないのが政治家の代名詞となっている中で、組織の応援のない選挙に出るということは、無謀かもしれません。しかし、それなくしては政治家への信頼回復の道はないといった、思い詰めた気持ちには同感します。

 私は、江田五月は国政の中で働いて欲しいと思ってきました。衆議院か参議院かはどちらでもよい選択です。無所属で出るのなら、参議院の方がやりやすければそれでいい、とも思います。昨年の知事選挙と同じ全県一区なら、地方の政治とつながった活動ができる、それもありうる道かなと思いました。自民党だけが大きくて、あとは弱くて小さい政党しかないという状況は日本を不幸にします。非自民といいながら当選して、自民党に入る政治家はその資質を疑われますし、それをあえて入れる自民党は権力の亡者集団と言われても仕方ないでしょう。

 江田五月は政党を移ったと言われますが、属している政党の名前が変わったり、形を変えたりしたのがそういう誤解与えているだけで、その反自民の姿勢が変わったわけではありません。ここで、組織とも離れて選挙をするなら、政界の新たな再編の芽になることができます。

 私は、江田五月さんを応援します。

97/11/05 市議会議員 羽場頼三郎



はばたく会で 江田五月の支援を決める

政党に頼らない部分をカバーしたい

 10月の27日、はばたく会の拡大幹事会で、江田五月さんの参議院選挙を応援することが
決まりました。当日には、江田さんが出席して参加者に現在の心境を訴え、その後、会としての態度を決めたものです。

 本人からは、政治不信が渦巻く今の政局にはじっとしていられないこと、政治生命をかけていること、無所属県民党でのぞむことなどが語られました。特に、政党との関係では、市民選挙を行うことでインパクトを与えたいという決意が語られ、これには一同強く賛同しました。

 参加者からは、参議院選挙に出る意義を強調してもらいたい、政治を地方から変えていくという気持ちを大事にしてもらいたい、などの意見が出されました。

 具体的には、@それぞれの家でホームミーテイングを開く Aあらためて友人知人を紹介する B資金カンパを募る などの活動を開始しなくてはなりません。会員や読者の方のご理解とご支援が必要です。

 特に「江田五月を自宅に読んで『話を聞く会』を開くこと」は大切です。それならわが家でという方は羽場頼三郎に連絡してください。

江田五月より

はばたく会の皆さん、いつもご支援ありがとうございます。あれから一年、原点に戻って市民政治史民選挙に改めて挑戦です。20年前の社試練も、5年前のに本心等も参院選挙からのスタートでした。困難は覚悟。お力を侵し下さい。


『読者の声』 江田五月さんに

 先の知事選で惜敗されて以来、ご活躍の場を失われたことはまことに残念なことでありますが、だからといって又参議院を目指されるのはどうかと思います。長らく国政の場にあられた方が、意を決して地方戦に出られたからにはそれなりの決断があったはず。破れたからといって、元に戻ろうというのは節操がなく、強固な意志が感じられません。

さらに言えば、中央を目指すより、地方から改革していく方が、今、あるいはこれからの時代には相応しく思います。
           城東台    O

Oさんに

 ご指摘はもっともと思います。ただ、国政の場にもまともな人を出しておかないと、日本の政治が引っくり返ってしまいます。この岡山に江田五月に代わる人物がいない以上、我々の代表として国政で再度働いてもらい、日本と岡山を良くしたい、というのが私の願いです。Oさんのような方のご理解とご支援をいただけなければ、江田五月は最後の選挙をすることになるでしょう。

            羽場頼三郎


 【注目の宮城県知事選は県民の勝利】

市民派浅野が大差で

  ご存じのように、10月26日投票の宮城県知事選挙は、政党との距離を置いた浅野知事がめでたく再選されました。自民党と新進党の連合軍を向こうに回しての勝利ですから、近来に無い快挙です。

羽場も視察の途中に立ち寄りましたが、事務所も静かで、仙台は燃えているという感じはなかったにもかかわらずこの結果ですので、不思議な思いです。でも、知事が県民を信頼して選挙をしたことがこの結果につながったとおもいます。62万対31万の票の差は、県民に足を置いたかどうかの差でしょう。

(選挙結果)
浅野史郎  622,928票 無所属 現 49歳
市川一郎  310,791票 自民新進推薦
高橋浩太郎 54,556票 共産推薦

無党派層が増えた、といいますが、政党に期待しない人が増えたという言い方の方が正確かもしれません。しかし、その無党派層が支持しなければ政治を動かすことは出来ません。

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