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 議員定数の削減だけを取り上げるのはナンセンス

市民の立場からの行革論議を

  県財政が全国で最悪だとか企業なら倒産寸前と言われていますが、国はそれ以上の赤字で、今になって行財政改革を口にしています。業界と結びついた族議員の代表が権力を握っている政権では、本気にしかねます。

 地方自治体である岡山市にも行財政改革が求められていますが、変な議論にならないように警戒が必要です。陥りやすい話に「議員の定数削減」があります。行政に対して無理を言う以上、議会も自ら血を流す覚悟が必要。と聞こえはいいのですが、そのことばかりに目が行くと肝心の無駄な補助金の見直しなどがおろそかになる恐れがあります。例の納税貯蓄組合への補助金などもその一つです。

 以前から主張しているように、岡山市の議員定数は多すぎるとは思っていません。62万の人口に対して54人、83小学校区に一人ずつもいないわけですし、3千人の支持がなければ当選できない実態からも、近隣や他都市の議員数と較べて多いという感じはしません。一部の横暴な議員や利権派の議員がいるからといって、数を減らしてそれが排除できるものではありません。極端な場合には、そういった議員は生き残って、市民派が落とされることだってありえる話です。むしろ、市民にとって良い議員をもっと出そうという発想が必要です。

 岡山の場合、議会費(議会のために使われる費用)は予算の0.5%です。倉敷で0.6、県下の都市でも1%を越えている所がほとんどです。もちろん、使われている中身の吟味は必要ですが、多すぎるということはないと思います。私も、今期は「行財政改革調査特別委員会」の委員になりましたので、市民の立場に立った議論を進めたいと思います。        

97/07/05 市議会議員 羽場頼三郎


会員になって下さい

 羽場頼三郎は市民派の議員として、6年活動してきましたが、これも多くの皆様に支えられてのことです。はばたく会も、活動資金を大きな団体や企業に頼ることなく、市民の自発的なカンパや会費でまかなってきたことが誇りであり、悩みでもあります。

 会は少しずつ自立してきたとはいえ、そのかなりの部分を羽場の報酬から補っています。この無理も長くは続きません。そして、このリポートの発行も、相当な努力をしているとはいえ、赤字続きです。

 今回は会員でない方にも振込用紙を同封させていただきます。どうか、実情をご理解の上、ぜひ会員になって羽場頼三郎を支えて下さい。リポートの購読(年千円)だけでももちろん結構です。


五藤新会長が決まる  6月29日にはばたく会の総会で

総会は定刻に始まり、活動報告、決算、活動方針、予算などの審議の後、江田光子さんの死去により、空席となっていた会長に税理士の五藤栄一さん(広瀬町)が就任しました。

政治的にも難しい時期ですが、羽場議員を使って良い岡山市を作ろうと誓い合って散会しました。

 会長就任に当たって   五藤栄一

 江田光子さんの後任にしては、力不足の感はぬぐえませんが、それなりの味を出していきたいと思います。私が羽場さんの肩入れをしている理由は、何といっても、彼のかたくななまでの清潔さ(衛生的な清潔さを言ってるわけではありません ・ 念のため)です。誰かが金を渡しても(誰も渡さない・・・?!)決して政治的な信条を曲げることはありません。

 又、市議会議員として得た情報を特定の人に流して利益をあげさせてその見返りを期待するといった、どこにもかしこにもいる議員先生とは違います。全国へ視察に行き、勉強も良くしております。すばらしい友人をたくさん持っているのも彼の特長です。

 すばらしい政治的信条を持っていますが、彼の政治的信条は、ちょっとわかりにくく説明してもらうと、ますます分からなくなるところがありますので、それを分かりやすい形にして、皆さんと話し合える場をつくることができればと思っています。

 「人と地球にやさしい政治」「エコノミーよりエコロジー」「障害者の自立を援助する市政」・・・等、彼の頭の中には色々の理念がつまっているようですが、それを分かりやすい形にするにはどうしたらいいのでしょうか。皆さんの働きかけで「はばたく会」が活発で、楽しい会になることを望んでいるものです。今後とも宜しくお願いします。

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