おかやま市民クラブ かわら版 創刊号
発行 岡山市議会「市民クラブ 」
市民とともに幸せの街、岡山市を!
私たちはこの度、岡山市議会の中に新しく八名で『おかやま市民クラブ』という会派を結成いたしました。
私たち『市民クラブ』は、あくまで市民の立場に立ち、皆様一人ひとりの代弁者と して今まで以上に市民の声が市政のなかに反映できるよう取り組んでまいります。
さて、現在の岡山市は人口六十二万人で政令指定都市を除くと三番目であり、又、昨年から中核市となり、年間予算も総額四千億円を越えるなど名実ともに大都市となりました。しかしながら、ごみ・環境・福祉・街づくり・教育等々に多くの問題を抱えています。これからの課題について会派の中で調査・研究そして具体的な提言を行いながら市民の皆様が快適で安心して暮らせる岡山市を目指してまいります。
そのためにも私たちの活動を皆様に知らせるため月二回の早朝街頭宣伝活動、年四回(定例議会ごと)のニュ−スの発行等を行ってまいります。
どうか、皆様方のご意見・ご要望を市民クラブまでお聞かせください。
これからのご支援・ご協力を宜しくお願いいたします。
「おかやま市民クラブ」 代表 串 田 務
機関紙創刊に寄せて
岡山市長 安 宅 敬 祐
機関紙の創刊を心からお喜び申し上げます。
市民クラブにおかれては、市政の発展と市民福祉の向上のために様々な活動や取組を進められている中、広く情報の発信と交流を目的として機関紙を発行されますことは大変意義深いことと存じます。
本市としても広報広聴活動のより一層の充実に努め、市民の皆様のご意見を十分反映しながら市政を推進してまいりたいと考えております。今後ともご支援、ご協力をお願い申し上げます。
最後に、貴紙のますますの充実、発展を祈念してお祝いのことばとします。
岡山市議会議長 花 岡 薫
岡山市議会では、より開かれた議会を目指し、今年度より「岡山市議会だより」を単独発行いたします。
こうした中、市民クラブでも会派独自で機関紙を発行され、議員活動を広く市民の皆様にお知らせされることは誠に意義深く、心より敬意を表する次第です。
本市は、「中核市」として南北地域連携軸の拠点都市として更なる発展が期待されているところです。
前副議長の串田議員を代表とする総勢八名の市民クラブ議員各位には、そうした市民の厳粛な負託に応えるべく、今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
おはよう7:30で活動開始
「市民のための議会」「市民主体の政治」を掲げて結成された市民クラブ。
その活動の一環として、朝の街頭演説を始めました。第一声は一月二十六日岡山駅東口。全員集合してそれぞれマイクを握り、市議会や市政報告をしました。
これまで政党の演説はありますが、市議会議員同士の街頭演説は初めての試みで、結束の強さを誇ります。それぞれの議員が活動内容や地域が違うので、話題・問題点も豊富です。自分の得意分野を話し出すと、時間が足りないくらいです。まだまだ早朝はグ−ンと冷えますが、みんな寒さなど吹っ飛ばして張り切っています。
今後は多方面からゲストも迎える予定です。市民の皆様と共にあゆむ市民クラブ。ぜひいちど足を止めて聞いて下さい。毎月第二・四月曜日に集合します。今後ともどうぞよろしくお願いします。
(若)
視察も調査も熱心に 「稗原コミュニテ ースクール」
二月議会の稗原コミュニテ ースクールを中心に水と森の都、松江城、小泉八雲館、 武家屋敷を視察しました。
アイデアマンとして名高い若 哲人市長の発想らしく、全国に例のないユニークなものでした。
それは、稗原地区の人づくり、文化づくりの拠点として子供から高齢者まで一緒に学べる場となるように幼稚園、小学校、公民館等を複合化することより、地区の生涯学習センターとして位置づけたコミュニテ ースクールであり、二十一世紀に向けての生涯学習にふさわしい、すばらしい施設でした。
地域の活性化の為にもこうした幼児から老人まで共に学び合える場所の必要性を強く感じました。
(浅)
熊本市を訪問
熊本国体は、平成十一年の開催であり、その準備も着々と進んでいたが、何よりも国体は金がかかると痛感させられた。施設だけでなく、本大会の運営や前年に行うリハーサルに至るまで、多額の費用と労力を要するということである。そのために、その費用負担と役割分担をめぐって岡山県と岡山市の間であるが、「これからの国体は いかに金をかけずに盛り上げるかが課題であろう」「各競技の開催も県下全域にちらばっているべきで、多くの競技の開催を引き受けるべきではない」との担当者の声が 印象的であった。
熊本市の総合支所については、平成になってからの合併の経緯が大きく、岡山市の目指している将来の政令指定都市の区制を念頭に置いたものではなかった。「維新ふるさと館」については、鹿児島市が都市活性化の目玉として建設したものである。幕末から明治維新にかけて数多くの志士を輩出した薩摩という地域をテーマに、見応えある施設として整備しており、今後リピーターをどれだけ獲得できるか注目したい施設であった。
「都市農業センター」については、岡山市の牧山 クラインガルテンとよく似た施説ではあるが、こちらの方が規模・施設・運営体制とも数段に充実していた。ただ、完成直前であったために利用状況がわからず残念であった。
地熱発電については、蒸気温二百三十度以上を必要とするために、岡山市でもという訳にはいかないが、クリーンエネルギーの利用ニーズが今後高まってくることは間違いなく、コストは多少高くとも推進しなければならないと痛感した。
(楠)
喜怒哀楽
超緊縮型当初予算が可決し二月定例議会が閉会したのは三月二十四日でした。例年ならばほっと一息して花見となるのですが今年は予想以上に開花が早くしかも雨続きとなり花見らしい花見を満喫せずじまい。その上、消費税アップ・基地移転問題・ペルー人質事件・次から次へと発覚する官僚の不正事件・政界再編の動き等々、私たちをとりまく世情も先行き不透明・「三日見ぬ間の桜かな」を意味深く実感した春でした。
こうしたご時勢だからこそ「市民とともに」という当たり前の原点を最も大事にしたいと考え、築城四〇〇年にちなんで江戸時代の庶民に愛された「かわら版」とし、また歌舞伎書体とも相撲書体ともいわれる空白が少ない書体で結束の強さを表すことといたしました。
今後ともずずーいと、よろしゅう、おたのみ申します。
(寺)
2月議会の個人質問「障害者雇用支援ほか」
障害者の自立という大きなテーマの中で、箕面市の例を引いて「障害者雇用支援センター」の設置を検討したらどうか、と質問しました。障害者が社会の中で自立して生きていくためには、働く機会が与えられることが必要なことは言うまでもありません。現在は仕事に就いていなくても、サポートさえあれば働くことのできる方がかなりおられる。それを施設や家庭に「閉じ込めておく」ことになってしまうのは、社会にも責任があります。障害者も健常者も共に生きる社会をまず岡山から作るためにも、県のレベルでなく生活と結びついている市町村での対応が待たれています。
当局の答弁は「研究します」という形でしたが、相当に前向きであるという感触です。
さらに、「納税貯蓄組合」への補助金の見直しはどこまで進んだのか、質問しました。法律の趣旨の徹底や申請の手続きの合理化など、要綱の改正も含めて改善は計られているようです。市が進めている口座振替との関係については次の機会に譲りました。
羽場頼三郎