1999/05 |
岡山市議会の新しい顔ぶれが決まりました。新人が大量17人、女性も過去最多の7人が当選したことなどが話題となっています。私も4082人のご支持をいただき、66人中27位で当選を果たすことができました。本当にありがとうございました。カンパとボランティアの市民選挙で三期目の議席をいただいたことは、感銘の深いものがあります。
選挙の時には政治に関心を持つが、その後は自分が選んだ人がどのような働きをしているのか関心を持たない人が多いといわれます。そのため市民の気持ちと議員の行動とが離れてしまい、政治がますます悪くなる原因にもなっています。自分が選んだ人が何をしているのか、自分の目で確かめることをぜひ皆さんにお願いしたいと思います。市民の皆さんが議会ウォッチングをされることをお勧めします。私も含めて、議員は市民によく見られることにより、より良い議院活動をするようになります。議員を働かせない原因は市民にもあると言われていますが、私の実感でもあります。議長や所属委員会を決めるための臨時議会が19日に開かれます。議会傍聴のチャンスです。誰でも簡単な手続きで傍聴できること、委員会も県議会と違って傍聴が出来ることは意外と知られていません。詳しくは223-4376〔議会事務局〕にお聞きください。
多くの新人が議席を得ましたが、そのほとんどの方が、自分の活動を報告することが当たり前と言われていました。頼もしい限りです。私もこの「市民リポート」や朝の街頭演説(モーニングリポート)で、新人に負けないように頑張る決意です。
99/05/05 岡山市議会議員 羽場頼三郎
4月18日から一週間の選挙戦をこれまでと同様に、街頭演説を主体にした運動を展開しました。500平方キロの広い岡山市ですから、すべての地域を回りきれませんでした。私のスポット(街頭演説)を聞いていただけなかった方におわびします。おおむね、次のような演説をしました。(羽場顆三郎)
汚い選挙をしてきれいな政治はできない。知事・市長選で見られた金権選挙の横行にストップかけるには、カンパとボランティアに支えられた市民選挙を実践するしかない。
社会的に弱い立場の人を守るのが政治の役目。福祉の充実が行政の基本とならなければならない。施設より、制度の充実が大切。
ごみ行政をリサイクルヘと動かしたが、ダイオキシン問題の解決がまだ。それを機械や設備で解決するのではなくて、プラスチックを燃やさない、造らない、使わないように市がしなくてはならない。
また、給食の食器に注目すべきだ。環境ホルモンに対して市はもっと敏感になるべきだ。それが問題となっている食器をなぜ変えられないか。金銭がかかることを考慮に入れること自体がおかしい。また、変更について国の調査結果を待つのではなく市が検討をただちに始めることは前進だが、市民の常識からすると、家庭ではすぐ変えることが出来るのに市が出来ないのはおかしい。岡山市の行政を、もっと子供達の未来や生命に敏感なものにしたい。
(解説) 環境ホルモン 体内で生成されるものではなくて、それとよく似た働きをする化学物質。生殖などに影響を与える。最近ではポリカーボネイト製の食器が使用の状態によって染みだすことが懸念されている。
投票率が男48.84%、女54.59%、全体で52.34%で、前回の49.96%を上回る。
新人が26人、元職が2人、現職38人と計66人という大量の立侯捕と、女性侯補も10人という激しい選挙戦でした。現戦が6人落選、女性は7人の過去最高当選。元職はいずれも復活、その内元市長侯補亀井氏は2位当選。新人成本氏が7千票台のトップ当選。
最高齢は藤原貢氏で75歳、最年少は33歳の浦上氏。当選者の平均年齢52.2歳。
八期1人、七期2人、六期4人、五期6人、四期6人、三期5人、二期10人、新人は18人が当選。
民主党の3人は並んで全員当選、推薦も一人当選。共産党が6議席をめざして失敗し3議席。公明党は一人増の9人当選。いきいきネットは倍増して2人。かつての新人会派岡山21クラブは一人落選で3人に。
近隣では、浅野・向井両氏が二期目に挑んで失敗。磯谷、松岡、増川の3氏が初当選。中心部では良識派大下氏の落選は痛い。
《羽場頼二郎の4083票》
前回の3675票より408票増え、28位から27位に。得票率は全体の1.64%、当選者の中では1.89%です。当選回数では3期5人の一人。
《民主党の侯補者の成績》
27位4083票 羽場頼三郎(50)三期
29位4020票 田原清正(45)一期
30位4009票 若井達子(46)二期
合計12,112票 得票率4.88%
(公明党39,271票15.81% 共産党20,172票8.12% いきネット6860票2.76%)