1999/02

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市民の政治をめざして再スタート

市政の監視役としての役割を痛感

 新しい市長が選ばれました。不本意ですが、新しい事態に真正面から立ち向かわなければなりません。

 新市長は、数多くの立派な公約をされています。市民にとっては、その公約をきちんと守ってもらうことが大切です。これを実行させるのは、市民の動き次第であり、私もその先頭に立って働く決意です。特に、「情報の徹底公開」を約束しており、行政の厚い壁が破れるものなら、この動きを加速させることに何の異存もありません。

 選挙戦でも争点となった「財政の健全性」の維持には、財政の情報公開をしてもらう必要があります。西大寺の東部クリーンセンターが、処理能力やダイオキシン対策などの性能を維持しながら、他の自治体とは破格に安い建設費で出来る根拠を明らかにしてもらうこと。街づくりと密接にかかわり合いを待つ「都市計画審議会」に市民、市議会議員の傍聴を可能にして情報公開・市民参加を進めてもらうなど、やってもらいたい課題は次々に出てきます。

 マスコミのインタビューで、「福祉の充実や健全財政維持の努力など安宅市政の良いところは継承したい」と新市長は述べられておられます。しかし、福祉政策の後退があるのではないか、などと不安を持っておられる福祉関係者の方々がいらっしゃるのは事実なので、その方々の立場を代弁していく必要を感じています。

 市政の監視役である市議会議員として、健全な岡山市政を維持していく大きな責任を感じています。今まで以上の、市民の皆さんのアドバイスやご指導をお待ちしています。

99/02/05 岡山市議会議員 羽場頼三郎


福祉やリサイクルなど市民のための政策を
統一地方選挙に向けて、原点に返り政策で勝負します

 羽場頼三郎とはばたく会は、統一地方選挙に向けて次のような市民のための政策目標を掲げます。

障害者が地域で普通に暮らせるように

 施設の中ではなくて、地域で暮らしたい障害者のために、その生活を支援するセンターを作ることが必要です。

介護の充実をはかりたい

 高齢者や障害者の介護は、24時間が当然です。まずは全市で巡回型のサービスを実施させたい。同時に、来年度からの介護保険を「介護される側に立った」ものになるように監視を強めます。

ゴミのリサイクルを進めます

 生ゴミは土に、古紙や空きビン・空き缶は紙やビン・缶に。粗大ゴミは個別収集でリユースに。リサイクルできないものは作らないし使わない。そんな社会を作ります。

有機野菜を給食に取り入れたい

 農家の方が、自然との共生を考えて作っている有機野菜を子どもたちに食べさせたい親の願いを実現したい。地場産業の育成にも繋がります。

市政の徹底した情報公開をはかります

 市民の政治参加には情報公開が不可欠。審議会や会議の公開を求めます。市民リポートも、その手段としてもちろん続けます。

歩行者が優先される道を作ります

 車道と歩道の分離を進めます。道路の段差をなくして車椅子の通行を容易に。自転車の専用道も広げます。

放置自転車をなくしたい

 駅前や商店街など、通行の妨げになっている状態を改善します。健康と環境のためにももっと使いたい自転車が悪者になってしまいます。

ソーラー発電を普及したい

 これからの時代は、安全でクリーンなエネルギーを使うことが求められます。晴れの国岡山に最もぴったりの太陽光発電を普及させるため、制度づくりと実践をします。

保育園と幼稚園を一元化したい

 幼年期の子供を預かるという意味では一緒なのに、文部相と厚生省に管轄が別れているため合理的な整備ができていません。他の自治体の実験も参考にして、思い切って統一することが親の願いにも沿うと思います。

川や水路に安全柵をつけたい

 子供や老人の転落事故が時々報じられますが、場当たり的ではなく計画的に整備を進めていくことが必要です。


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