2008年4月 199号 | 羽場頼三郎 |
後期高齢者医療制度は廃止せよ | 市民ネット名簿 |
新しい医療制度がめざしているもの | 高井崇志が4月29日にシンポ&懇談会 |
ごみ有料化と負担の公平化、排出の抑制 | パークゴルフを一緒にしませんか |
日本国民は年をとったら、早く死ねというのか後期高齢者医療制度は廃止せよ
私も例外ではありませんが、年を重ねると体が動かなくなります。病気にもかかり易い。仕事もできなくなり、収入の途は無くなります。そのお年寄り、七五歳以上の方に医療費の負担をさせようという制度がスタートしました。年金からの天引きもはじまりました。はっきり言って、酷そのものです。
こんな制度を廃止すべきだ。野党は一致して声を上げていますが、当然でしょう。七十五年の長生きが失望のため息になることを、誰が予測したでしょうか。医療費が多くかかるから、声を出しにくいお年寄りに負担を求める、官僚たちの考えそうな制度です。これを後押しした与党議員の責任を問わなくてはなりません。ここに来て自民党の支持率が急落しているそうですが、無理もありません。制度の名前がまずいから、「長寿医療制度」と呼び名を変えるそうですが、国民を馬鹿にしています。
3年前には、衆議院も参議院も与党が多数でしたから、野党の反対を押し切り「強行採決」で法案は成立しました。誰に責任を問えばいいのか、はっきりしています。官僚と自民党です。今、参議院に「廃止法案」をだせば、可決はするでしょう。おそらく衆議院では否決されるでしょうが。しかし、与党内にも廃止論が出てくるかもしれません。自民支持の県医師会も反対だそうです。
次の総選挙では、「後期高齢者医療制度の廃止」を公約にかかげた党が勝つのではないかと予測されます。国会で与野党が逆転すれば、事態は動きます。動かさなければなりません。2008年4月20日 岡山市議会議員 羽場頼三郎
混乱と不安しか国民に与えない
新しい医療制度がめざしているもの四月一日から「後期高齢者医療制度」が導入されました。保険証が届かない。制度の中身が分らない。これまでは無かった負担が生じることによる不安に襲われる。などのトラブルが多数報告される中、十五日から保険料の天引きが年金からされるようになりました。ここでは、さらにトラブルが発生しています。支払いの義務の無い人に保険料の請求がなされた。保険料の計算を間違えた。などです。
高齢者の負担が増える原因には、この制度が県で行うことによるものがあります。これまで、高齢者に対する福祉施策で保険料に対して免除や減額の制度がありましたが、市町村が行ってきました。それが管轄の違いにより、無くなってしまったからです。
この制度のおかしいところは、(1)医療を必要とする世代に負担を求めること、(2)保険料が全国でまちまちであり、将来の増額が避けられない見通しであること、(3)収入の低い人には評判の悪い「資格証明の発行」という方法で、全額負担の可能性があること。(4)国民の理解を得る努力をあえてしないで、説明を怠ってきたこと、が上げられます。
政府与党の本音は、「七十五歳以上の高齢者は、他の世代と較べると五倍の医療費がかかる。だから、あまり医療を受けないで、早く亡くなって欲しい。」というところです。この制度をなくすことを公約にした政党(民主党や他の野党)を勝たせるしかないところまできています。
ごみ有料化と負担の公平化、排出の抑制
3月の議会では、ごみ有料化の条例が継続審査になりました。止めたわけではありませんので、引き続き議論が行われます。
ごみ処理には巨額の税金が使われています。岡山市の17年度の決算では、一般会計2千322億円のうち93億円かかっています。1日に2547万円、世帯で1年間3万4422円です。その大きな原因は、ごみの量と質の変化です。
昔、ごみ処理は簡単でした。野菜くずは家畜にやり、紙はくずやさんに引き取ってもらい、箒やちりとりで集めたごみは焚き火にするなど、行政はほとんど関与せず、税金が使われることはありませんでした。
しかし、今はそうはいきません。新聞紙などをちり紙交換に出すのは税金がかかりませんが、子供会の廃品回収に出せば報奨金、市の資源物回収に出しても人件費その他がかかります。収集日にごみを出せば、持って行くのに人と車と燃料が要ります。ごみを燃やすにしても大事です。岡山市の3つの焼却場の建設費がどれだけかかっているでしょうか。岡南89、当新田125、西大寺135の合計でざっと344億円です。埋め立てにも、処分場建設、維持管理、廃止後の水処理までお金がかかります。第一、建設するにも場所がありません。無いけど造らなければならないので、万全の設備をするため、そして地元の了解をいただくため補償金に類するお金が必要です。山上は建設費だけで85億円です。
生活が豊かになったのと引き換えに、ごみは確かに多くなります。そして新しい素材が使われると、それも処理が必要です。たとえばプラスチック、燃やすと高温になり、炉を痛め排煙対策が求められます。ダイオキシンを出さないためにはバグフィルターという高額の装置が必要です。
そんなこんなで膨れ上がったごみ処理費用を支払うのは私たちです。でも、全ての人が同じ負担をするのは間違いです。生活の見直しをするなど、ごみを出さない暮らしをする人にはその負担は軽くていいはずです。無造作に、なにも考えずにごみを出す人には多くの負担を求めなければなりません。それが公平というものです。
ごみの量により負担する費用が変る方法としては、処理費用の一部有料化が考えられます。容器収集なら容器の大きさで、袋収集なら袋の大きさで金を支払う方式です。この場合、少なくしている人は限りなくゼロに等しい負担にしなくてはなりません。ここで注意しておかなければならないのは、有料化の推進理念です。市長が頑固に主張しているように「行革の一環であり、市の増収策」と位置づけては大間違いです。この発想が生じた瞬間に、ごみの減量ではなく増加に拍車がかかり、負担の公平などという点はどこかに吹っ飛んでしまいます。
4月末から市民説明会をスタートさせるそうです。ごみ問題に市が真剣に取り組むかどうか、そこに現れますので、議会としても注目しています。
「市民ネット」名簿
代表 | 羽場頼三郎 環境消防水道委員 岡山市福富西2丁目8の19 |
Tel.086(265)0651 |
副代表 | 近藤 昭 経済委員 岡山市湊113の16 |
Tel.086(276)6196 |
副代表 | 田原清正 総務委員 岡山市可知5丁目158の7 |
Tel.086(942)7828 |
幹事長 | 下市このみ 保健福祉委員 岡山市藤原15の10 |
Tel.086(270)5333 |
副幹事長 | 長井孝介 文教委員 岡山市庭瀬695の5 |
Tel.086(221)7221 |
政審会長 | 井本文博 建設委員 岡山市瀬戸町旭が丘3丁目1の14 |
Tel.086(952)0135 |
広報 | 鬼木のぞみ 保健福祉委員 岡山市津島福居2丁目16の12の1 |
Tel.086(254)5262 |
高井崇志が4月29日にシンポ&懇談会
次期衆議院議員をめざす高井崇志さんが、4月29日に「脱!官僚支配」をテーマとしてシンポジウムをおこないます。
参加希望の場合は羽場頼三郎にご連絡ください。090-1018-1274
電話086-265-0651 FAX262-2193
パークゴルフを一緒にしませんか
浅越にあるスポーツパークは、ごみの埋め立て地を公園にしたものです。そこにはパークゴルフがいつでもできるようになっていて、市の大会なども開かれています。市民ネットでは、お互いの親睦と交流をするために、下記のとおりパークゴルフ大会をおこないます。どうか、ご参加ください。
日時 6月8日(日)午前10時現地集合 10時30分プレー開始
会費 2000円 (道具の借り賃・弁当代を含みます)
参加希望の場合は羽場頼三郎にご連絡ください。090-1018-1274
電話086-265-0651 FAX262-2193
2008年4月 199号 | 羽場頼三郎 |