2007年1月 189号 羽場頼三郎

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今井正章筆
大型遊戯施設の不許可を早くすべきだ 2月4日事務所開きをします
県議選で 横田悦子氏、一井暁子氏を推薦 水俣の甘夏に取り組みます
羽場には赤信号がつきそうです 5期目の挑戦 市議会議員として羽場頼三郎は何をしてきたのか(3)


開発行政を明確にするため
大型遊戯施設の不許可を早くすべきだ

地元町内会長の同意撤回の意味は大きい

 妹尾・大福地区に計画されていた大型遊戯施設は、完全に許可の見込みがなくなったというべきです。地元の積極的賛成という前提条件が崩れたからです。これまで地元4町内が同意をしていたと説明されていたのですが、一転して半分の2町内会長から同意撤回の文書が出されました。地元の約8000名の反対署名の重さに加えて、住民の自治組織である町内会長の文書ですから行政は無視できません。

 十一月定例市議会中に開かれた建設常任委員会で、この事実が報告され、当局は「適切な時期に、適切な判断をしたい」と表明いたしました。分ったような、分らんような言い方ですが、条例の趣旨からすれば、不許可の判断を出すように受け取れます。

 しかし、判断を示すなら早くなくてはいけません。なぜなら、申請した業者にとっても、地元住民にとっても宙ぶらりんは困ります。企業は新しい投資を求めなければなりませんし、住民は平安な生活が戻りません。なにより、条例に従って行われるべき行政は、その義務を果たさなければなりません。開発に関する条例自体に問題があるにしても、その不適切な条例によっても条件を満たさないものには、不許可の判断を出すべきです。

 年もあらたまり、日が経ち過ぎています。「適切な時期に、適切な判断」を本当にしないと、行政に対する不信の原因になります。

2007年1月16日  岡山市議会議員 羽場頼三郎


はばたく会では
県議選で 1区 横田悦子氏、2区 一井暁子氏を推薦

羽場頼三郎と連携する仲間として

 市議選の直前に行われる県議会の選挙は、自治体議員選挙の前哨戦に当たり、おろそかには出来ません。江田五月会は岡山1区で岡田かんじ、高原としひこ、横田悦子、2区で一井暁子、津山で木下素典さんを応援します。

 はばたく会でも、市議選の選挙区とほぼ重なる岡山市1区と2区で県議候補二人を推薦して応援することを決めました。1区は横田悦子さん、2区は一井暁子さんです。

 横田さんは、これまで市議会議員として3期つとめましたが、次のように羽場頼三郎と同じテーマに取り組んできており、無所属市民の会をともに作った仲間です。さらに、この2年間は議会運営で議長、副議長を支える副委員長として羽場を助けてもらいました。

 横田さんとの共通のテーマの一部です。

  1. 図書館の利用時間の延長
  2. 水路の安全柵設置
  3. 選挙公報の発行
  4. 情報公開
  5. 一個人に対する高額報酬の是正
  6. 議会の活性化
  7. 開発条例の改正の提案
  8. 使用済み清掃車のアジアへの寄付など

横田えつこさんの経歴
 埼玉県生まれ  53歳 同志社大学文学部卒業 結婚して岡山市に 市議3期 保健福祉委員長 議運副委員長など 無所属市民の会副代表
 選挙区 岡山市の旭川から西、吉備中央町。

 一井暁子さんは、元参議院議員一井淳治氏の娘さんで、いくつもの選挙や市民運動で協力し合った仲間です。
一井暁子さんの経歴
 岡山市生まれ 37歳 東京大学法学部中退 衆議院議員津村啓介秘書
 選挙区 岡山市の旭川から東、瀬戸町、灘崎町。


羽場には赤信号がつきそうです 5期目の挑戦

多数激戦の市議選を展望する

はばたく会副会長 小笠原照也

 4月22日に投開票が予定されている岡山市議会選挙は、大荒れになり、特に組織票を持たない現職である羽場が危機的状況になりかねません。

 まず、合併により選挙区事情が変化しました。御津町、灘崎町、瀬戸町が加わり、その地区の代表として、最低でも3議席、場合によっては5,6議席を確保されるでしょう。実質的に議席が大幅な減少になっています。公明党10人や共産党の5人、組合などの硬い組織4人、強固な地盤を持つ保守系の候補20人は議席が確実なので、残るのはわずか7ないし8議席です。

 そして新人が多く出馬し、今回は前回をしのぐ70人近い候補者が出ると言われています。新人は、当たり前ですが、これまで出ていた人の票を取り込みます。現職は票が減ることは覚悟しなくてはいけません。

 さらに、新人の中には民主党の公認・推薦の3人がいます。仲間が増えるのはうれしいことですが、票が競合する可能性も無視できません。かつて、新人ふたりを立てたときは羽場が1000票を減らした事があります。

 加えて、副議長をしている間(4月30日まで)は連日公務が入り、俗に言う「選挙準備活動」がほとんどできません。

 最大の脅威は、「羽場は大丈夫」という根拠の無いうわさです。状況はきびしいのにこのうわさが流れれば、確実に票は減ります。すでに「羽場は大丈夫だから、○○さんに支持を」という話が聞こえてきます。これを耳にしたときは、羽場頼三郎は赤信号だと思ってください。


2月4日、事務所開きをします

決戦の時4月にむけて、準備を進めています。新しい事務所を下記のところに開設し、事務所開きを行います。お忙しい時とは存じますが、どうかお出かけくださいますようご案内いたします。
日時 2月4日(日)午前11時から
場所 福富西1−16−20
現在の事務所の北西約80メートル
駐車は羽場事務所の方へ


水俣の甘夏に取り組みます

いまだ全面解決とはほど遠い水俣病ですが、海での生活が不可能になった患者やその家族は山でみかんを作って生活しています。私たちは、そのみかんを買って食べることで患者支援の運動を続けてきました。今年も、次の通り共同購入に取り組みます。

しらぬい(デコポン)
水俣の甘夏         
8Kg 4600円(30個前後)
10Kg 2700円(32個前後)

ご注文は1月31日までにお願いします。配達は2月5日以降になります。
予約注文は086-265-0651 羽場事務所まで。


羽場頼三郎は何をしたか(3)

 市民の手で議会に送り出されて、まもなく16年。反省を込めて振り返ってみます。

【雨水利用の制度を作りました】
 埼玉県越谷市で始められた雨水の有効利用に目をつけ、岡山でも取り入れるよう議会で提案。浄化槽の再利用と洪水対策を目的に、雨水を洗車や畑の水遣りに利用する方に補助金を出しています。

【都市計画審議会を公開にしました】
 街づくりの基本ともいうべき都市計画審議会は、原則非公開で委員の3分の2以上が賛成したら傍聴を認めるといった遅れた状態でした。この審議会委員に2度なりましたが、一貫して規則改正を提案し続け、ついに原則公開にすることが出来ました。

【エックス社への出資を止めさせました】
 2003年。前市長がスタートさせたアクションスポーツパークですが、わずか1年で3億円もの赤字。早く見切りをつけるどころか、その運営会社に8千万円もの出資を提案してきました。建設委員会で徹底的に反対の論陣を張り、減額修正をさせました。

【スイゲンゼニタナゴの保護をしました】
 岡山市の水田の一部にしか生息しないスイゲンゼニタナゴは、韓国の水源市のものと同一種。かつて朝鮮半島と日本が陸続きだったことの証明といわれていますが、絶滅の危機にあり、その保護を求める淡水魚研究会の後押し役を果たしました。


新しい会員を募ります

はばたく会では、羽場頼三郎とともに人と地球にやさしい街づくりをすすめることを目的として活動しています。ぜひご入会ください。ご連絡は、電話(086-265-0651)かメールで。


謹賀新年 今年もよろしくお願いします

はばたく会事務局一同

      


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