2005年10月

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市民のための市政実現と議会活性化

市長が変わっても私のテーマは変わりません

市民グループの強い要請を受けて、あえて市長選挙に立候補を決意した高井崇志君でしたが、目的を果たせませんでした。実に残念です。しかし、豊富な資金と大きな組織に加えて自民党・公明党の厚い支持層に敢然と立ち向かった勇気と、市民のための地方政府を作りたいという志は高く評価されるべきでしょう。今後の活躍に期待したいと思います。

市議会議員の補欠選挙(定数2)では、羽ばたく会が推薦した近藤昭さん(民主党公認)がみごと当選を果たしました。近藤さんは選挙中、高齢者福祉と子育て支援の充実を訴え、教育・福祉の切り捨てを許さないとの明確な主張を貫きました。また、条例の議員提案など議会活性化も訴えました。中でも、子供の医療費無料化を現行より大幅に引き上げて、小学校卒業までにするという提案にはおおいに賛成です。聞くところによると、新市長も同じ公約らしいので、早期実現の可能性が高いと思われます。ここでは同じ歩調が取れるかも知れません。市民のためになることであれば、賛成することにためらいはありません。これまでどおり、どなたが市長であっても、是々非々の姿勢で臨むことになるでしょう。

しかし、新市長が業界や一部財界の下請けになるなら、私や近藤昭さんなどが黙っていません。今回の市長候補はいずれも当然のことですが、「市民のための市長」を約束していたはず。当選した高谷さんも勿論です。それが、口だけに終わるのかどうかを、これからは私達が議員として監視する役目を背負ったことにもなります。市民のみなさんからの情報提供もぜひお願いします。

2005/10/27  岡山市議会議員 羽場頼三郎


民主党は地方議員選挙で再生をはかるべきだ

総選挙で議席を大幅に減らした民主党は、その態勢の建て直しを迫られています。前原新代表が決まったものの、清新なイメージが回復するどころか、覚醒剤や選挙違反で逮捕者が相次ぐなど、危機的状況を抜け出すことすらできないままです。

このままでは、日本の政治にとっても明るい未来は描けません。レベルの低いコイズミチルドレンが党内で幅を利かしているようでは、自民党に「国民のための政治」を期待しても無理でしょう。自民党の党内改革は、その党員にお任せするとして、民主党をまず何とかしなければなりません。特に、岡山県の民主党を政権交代可能な政治勢力にする事は、私に与えられた使命でもあります。

先の総選挙で、民主党は岡山県で悲願の小選挙区勝利を2区と4区で上げることができたものの、1区は自民の半分にも達せず、3区は3位に転落するなど大惨敗でした。勝てたところも相手候補の比例区復活を許すなど、安心しておられる状況ではありません。次回の逆転すら懸念されます。

1区3区の候補者の交代は必至ですが、それだけで展望が開けることはありえません。まず頭でっかちになっている組織の、抜本的な建て直しが必要です。地方議員(自治体議員)の絶対的な不足に目をつぶることはできません。1年半後に行われる統一選挙で、地方議員を増やさないかぎり、民主党に未来はないと断言できます。

私は提唱します。まず、大きな目標を立てることです。岡山市での県議選は、少なくとも2議席増、できれば3議席を取る「倍増」が目標になるべきです。現有議席の確保などを考えることはもってのほかです。

岡山市議選では、発言権確保の5議席を目指さなくてはなりません。現有3議席に2議席のプラスです。これは可能な数字です。市議補選で獲得した5万1千票から、民主党と連合系の議員の得票3万3千を差し引いても1万8千票あります。これを二人が取ればいいのです。県議選においても、状況は同じです。衆議院選挙では、1区では6方票、2区では4万票も比例で獲得しています。定数が11名の1区で二人(計1万9千票)、6名の2区で一人(8千票)という現状が情けなさ過ぎます。

候補者の擁立にあたっては、「やっと職責がまっとうできる」程度の候補者は出さないことです。有権者から「もったいない」と言われるほどレベルの高い人材を発掘して、公認することが決め手です。

そして、選挙は先手必勝ですから、もたもたしていては有力候補でも勝てません。年内に選定するぐらいのスピードも必要です。

私は民主党の県連幹事として、地方選挙委員会のメンバーとして、1区の幹事長として、岡山市議会の民主党議員として、以上の決意で再来年の地方議員選挙に取り組む覚悟です。


2005年10月

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