2005年9月

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市民のための市長を選びたい

迷ったときには困難な道を選択する高井崇志に期待

全国では民主党が惨敗、岡山では大勝利の総選挙が終わりました。うれしかったのは、岡山2区の津村啓介君、4区の柚木道義君がいずれも自民党の強力新人に勝ったことです。日頃の活動と市民の「政治を変えたいという願い」が噛み合って、保守王国と言われた岡山県に大きな風穴を開けました。岡山市民にとっては、引き続いて市長選挙と市議会議員補欠選挙(定数2)がありますが、大きな希望が生まれました。ここでも、市民の力と良識が発揮されるチャンスです。

市政の刷新を望む市民グループにおされて、ついに高井たかし君が立ち上がりました。これまでは、衆議院選挙から降りた熊代昭彦さんと、財界の代表としてチポリジャパン社長の高谷茂男さんが出馬の意向を示しています。私の見るところ、いずれも「市民のための市長」になる可能性が高いとは言いにくい方々です。弱い立場の市民を命懸けで守るのが市政のトップに立つものの任務です。私は、高井たかし君にはその覚悟ありと判断しました。

岡山市民は、任期途中であっさり市長職を投げ出した萩原さんを勝たせませんでした。小泉さんの誘いに乗って、国政に進出したい野望を抑えきれなかった萩原さんに失望した方も多かったと思われます。高井たかし君はその逆です。国政の候補者として安全な道を歩くより、市民の要望に応えて市民のために決断をしたのです。私はこの決断を大きく評価します。

選挙までは一ヶ月もありません。しかし、柔軟な発想や強い信念、さらに岡山での行政経験などが市民に広く伝われば、不可能も可能になります。市政立て直しのチャンスです。私も行動します。

2005/09/22  岡山市議会議員 羽場頼三郎


市民の力で保守王国に大きな風穴
地道な活動の津村啓介と柚木道義が自民候補に競り勝つ

民主党の津村啓介柚木道義が自民党の強力新人に競り勝ちました。

小選挙区制となって以来三回の総選挙で、すべて自民党に議席を奪われて15連敗でしたが、選挙区で民主党が二議席を取り、これでやっと2勝17敗になりました。

全国的な自民党優勢の選挙戦で、この結果を生んだのは単なる例外でしょうか。そうではありません。それにはちゃんとした理由があります。

まずあげなくていけないのは、候補者の日常活動です。若さを生かした二人の活動は特筆に値します。朝・夕の街頭演説はもちろん、みずからポスター貼りや訪問活動をして、支持者を増やしてきました。その数は半端ではありません。

次に、相手候補の見当ちがいと自民党のおごりです。2区は、市政を捨てても国政に上がるのだから、市民は喜ぶはず。前市長だから負けることはない、というおごりです。4区は、長く続いた後援会の継承者であれば、有権者に知られていなくても選ばれるはずというおごりです。市民はそれを冷静に見ていました。

この結果を次に生かさないかぎり、日本と岡山は救われません。4年以内に必ずある衆議院の総選挙に向けて、候補予定者は津村や柚木以上の努力を開始するべきです。これができないものに、候補者になる資格はありません。

と同時に、市民の立場に立って行動することを忘れないことです。市民のためになると思えば、おそいかかる困難に立ち向かうべきです。逃げの姿勢は許されません。

岡山についていえば、市長と市議の選挙で市民の力をふたたび集めることが必要です。本当に市民のことを考えてくれる「市長」、そして市民の声を代表してくれる「議員」のいずれもが新しく選ばれないと、今回の選挙の結果を生かしたとは言えないと思います。

私も全力を尽くします。


選挙公報はまだか

10月2日に行われる市長選挙ですがで、この前の総選挙と違って、「選挙公報」がありません。法律上は、各自治体にその発行を任されているからです。それをいいことに、これまで岡山市は出していませんでした。

お隣の倉敷市では、すでに条例が出来ていて、昨年から発行されています。市長や市議を選ぶ大切な選挙なのに、その候補者の情報を伝える手段がないのは本当におかしい。羽場をはじめ何人かの議員が、議会でそのことを取り上げたのですが、ついに条例ができませんでした。新市長や新市議に、選挙公報発行に前向きな人を選びたいものです。


岡山市内の選挙結果
政党の得票では自民/民主の二大政党時代
11万4千票対10万4千票で肩をならべる

民主党は足元を固める地道な努力がなにより必要と言われますが、そのとおりの結果となっています。

民主党が惨敗だった総選挙。1区の菅源太郎も完敗。しかし、2区の津村啓介は、前岡山市長の萩原誠司に僅差だが勝ちました。これは、無責任にも「市民を捨てて自民に走った」萩原氏に対する怒りの表明だと思われます。岡山市民の良識は健在でした。

岡山市内の得票を見てみると、菅+津村の票は合計で11万8206票。逢沢+萩原の18万1202票に大きく離されています。しかし、民主党の比例票は10万3919票で、自民党の11万4143票に迫っています。その差は約1万です。政党票を見るかぎりでは、二大政党時代になっています。市民政治をあきらめるのはまだ早すぎます。ちなみに、公明党は5万7511票。共産党は2万3466票です。

市議の数は、保守系30人、民主党2人(連合系3人を入れると5人)、公明党10人、共産党5人、革新無所属2人です。民主党の地方議員が少ないと言われますが、少なすぎるのが実情です。候補者発掘や選挙ノウハウの共有など、格段の努力が求められます。

【選挙区】 自民党 民主党
岡山市(1区)
岡山市(2区)
12万2882票
5万8320票
5万8961票
5万9245票
合計  18万1202票  11万8206票
【比例区】 自民党 民主党
岡山市(1区)
岡山市(2区)
7万2543票
4万1600票
6万1803票
4万2116票
合計 11万4143票 10万3919票
公明党 共産党
岡山市(1区)
岡山市(2区) 
3万5431票
2万2080票
1万2812票
1万0654票
合計 5万7511票 2万3466票

市議補選に近藤昭

10月9日投票の市長選挙と同時に議員の補欠選挙があります。故・藤原貢さんと故・亀井章さんの空席を埋めるものです。

近藤昭さん

民主党は前議員の近藤昭(こんどう・あきら)さんを立てます。羽場とは、一昨年まで同じ会派にいましたし、毎議会の質問などその活動ぶりはよく知られています。

近藤さんは、例の市立病院の事業管理者に対する非常識報酬問題(年間一億円)では、条例改正案の共同提案者のひとりです。議会の活性化が市民から求められている今、条例の議員提案の実績を持つ人が必要です。思い起こせば、亀井さんも同じく提案者でした。その席のあとに座る人として、これ以上のひとはいないでしょう。

はばたく会も、市長選挙の高井崇志さんと同様に会としての推薦をします。

こんどう昭 昭和19年生、丸の内中卒、福渡高校卒、国学院中退。


岡山市長には誰がふさわしいか
市民のために立ち上がり 市政の総点検を

羽ばたく会は高井崇志氏を推薦

岡山改革を断行し、新たな「文化創造都市」を目指します
高井崇志氏

萩原前市長が突然の衆院選出馬で、空白となった岡山市長の席に三人が名乗りを上げています。萩原氏を刺客に立てられ、衆院選出馬を断念したと思えば、空席の市長職への転身を図ろうとする熊代昭彦前代議士67歳。

財界を代表して、チボリジャパンの高谷茂男社長68歳。市民からの強い要請を受けて、若さと行政経験に期待される元江田五月秘書で民主党県副代表の高井崇志氏36歳。

多くの市民は、萩原前市長によって市政が市民の願いと違う方向に進みかけているのではないかという心配をしています。これまでの萩原市政を総点検して、再出発するしかありません。そのためには、萩原前市長の影がないことが第一の条件です。そして市民の立場にあくまで立つこと。自分の利益はもちろんですが、一部の企業や団体のために市政を利用してはいけません。公平で公正な運営が必要です。リーダーシップも必要ですが、ワンマンではいけません。市民や職員の声に耳を傾ける市長が必要です。

以上のことを考えて、はばたく会は高井崇志氏を推薦することにいたしました。

【高井崇志(たかい・たかし)氏の略歴】
昭和44年
平成 5年
     
平成 8年
平成11年
平成13年
平成17年
9月26日生まれ
東京大学経済学部卒業
当時の郵政省(現総務省)に入る
ミュンスター大学(ドイツ)に留学
新潟県長岡郵便局 副局長
岡山県庁 企画振興部 情報政策課長(〜平成16年)
江田五月秘書

2005年9月

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