2005年5月 |
副議長に選ばれました
市議会と執行部の間に「緊張感」を晴天のへきれき、ひょうたんから駒、そんな言葉がまさに適切な経緯と結果で、私が岡山市議会の副義長に選ばれました。
5月の臨時市議会は、議会の役員人事が主なものですが、今回は80億円を越す予算が専決処分され、その承認も求められて、議会の存在意義が問われました。「議会を開く暇がなかった」ことを理由にしながら、議会開会中に条例改正の専決を行ったこともあって、当局に対してその姿勢に反省を求める空気が強い議会でした。
最大の焦点である議長選挙では、この空気を受けて候補者の市長との距離が選考の対象になりました。Aは市長に最も近い、Bはある程度物が言える、Cは最も距離を置いている。といった見方が出され、それは違うとかそのとおりだとか、議論百出でした。
ある新聞によれば、「相変わらず市民不在の議長選び」といった論調でしたが、私に言わせれば見当外れです。市民が直接参加をしていないという意味ではそうかもしれませんが、実際は議会と市長との関係をどうするかという意識が底流にあったからこそ、今回の結果になったと言えるでしょう。市長との距離が最も遠いと言われた人が再び議長になり、緊張感のある議会をつくることが出発点の「無所属市民の会」から副議長が連ばれたのですから。これを別の新聞では「羽場頼三郎副議長の言う『議会と執行部の緊張感のある関係』は市民にとってそんなに悪い話ではない」と書いています。悪い話どころではなく、いい話とは思いますが。
いずれにしても、市民から注目され、市民の意思が反映される議会をつくるために全力を尽くします。2005/05/22 岡山市議会議員 羽場頼三郎
市民同志の友情を深めたい 〜都市間の国際交流で〜
5月の連休中に、韓国の富川市と水源市、ソウル市にいってきました。富川市と岡山市は国際友好交流都市になっていて、毎年二百人近い訪問団が相互交流をしています。
今年は、「竹島」「教科書」問題があったため、実行が危ぶまれていました。出発待ちの空港ロビーでも、「このような時期になぜ行かれるのですか」といったインタビューを受けました。私は「このような時期にこそ友情を深めることが必要だと思い、あえて参加しました」と答えておきました。
また、岡山市にわずか生息しているもののその絶滅が危惧されている淡水魚「スイゲンゼニタナゴ」でずが、その名前の由来である水源市に行っでみたかったとも答えました。何万年か以前には、日本列島が朝鮮半島と陸続きであったことの生物学的証明ともいわれています。
富川市では盛大な歓迎を受け、「友情に凍結なし」との思いをいだきました。7月には富川市から訪問団が来られる予定です。最高の笑顔と精一杯のおもてなしでお迎えしたいものです。
2005年5月 |