カラ工事・水増し請求で市が3億円以上の損失
疑惑隠し?市は3年間しか調査せず
九月議会で感じた最大の疑問点は、当局が「小規模工事」の調査を中途半端なまま終わろうとしていることです。
岡山市では設計金額130万円以下のものは、入札手続きを取らず、簡易に随意契約を認めています。ところが、それにするためにわざわざ工事を分離して発注するのが通例になっていたことが明らかにされています。これは市長の「要求監査」によって、平成12年度と13年度に5件のカラ工事が発見されたことが発端です。手続きの不備を含めると、全体のほぼ八割以上がなんらかの問題がある工事と言われています。
さて、この件は内部の調査により、2年間での小規模工事のほとんどが要項違反であり、カラ工事が59件、過大支出の疑いをあわせ270件で約1億3千万円が支払われていました。それだけの税金の無駄遣いかあったわけですから、これを補填させる必要があります。私の質問でも明らかになりましたが、損害賠償を請求するのは当然です。しかし、なぜか当局は損害を全額補填させることに消極的です。14年については調査をやると言いながら、全面的な調査を11年、10年についてはやらないという方針を崩さないのは不思議です。
行政における時効は5年です。だとすると、市が損害を与えられていながら、2年分についてはその賠償請求を放棄するに等しいことになるのではないでしょうか。これは、単に「事務量が多いので」ということで片づけられることではありません。
あくまで、当局が調査をしないなら、議会としてその不作為を追及するしかありません。
2003/09/28 岡山市議会議員 羽場頼三郎
はばたく会で衆議院候補予定者を推薦
今年の総会が七月末に開かれ、次回の総選挙に民主党で出馬する各侯補予定者を推薦することとしました。それぞれの選挙区にお住まいの知人紹介をお願いします。以下は、それぞれの経歴です。
【岡山1区】
岡山市は旭川の西、御津郡三町
菅源太郎(かん・げんたろう)昭和47年生まれ。30歳。菅直人の長男。中学卒。子供の権利条約の批准を求める運動から、衆議院議員秘書を経て、現在は選挙権年齢の引さ下げを求める市民団体ライツ(NPO)の理事。本籍地は御津郡建部町。
【岡山2区】
岡山市は旭川の東、玉野市、灘崎町、邑久郡三町
津村啓介(つむら・けいすけ)昭和46年生まれ。31歳。東京大学卒。日本銀行を退社。
【岡山4区】 倉敷市・都窪郡早島町
柚木道義(ゆのき・みちよし)昭和47年生まれ。31歳。金光学園で生徒会長。岡大卒。サラリーマンから初挑戦。
【岡山5区】
はたともこ 昭和41年生まれ。37歳。薬剤師、ケアマネージャー。前回、急遽の立侯補で善戦。