2003/07/19

ホームリポート前号次号


沈滞した政治を岡山から変えて欲しい
菅源太郎の出馬宣言に期待する

いつまで経っても政治は良くならない。ことに岡山では自民党が国政選挙で圧倒的な強さを見せて、民主党の国会議員といえば江田五月参議院議員しかいません。県議会も56議席中40議席が自民党です。野党から議会に出ても、自民党に鞍替えする人すら出てきています。これでは、健全な政治は育ちようがありません。

政治を変えるのは若い力だとは分かっていても、若い人の政治的無関心は広がるばかり、岡山1区も同じことか。と、嘆いていたのは昨日までです。民主党は、2区や4区、5区に負けない「若くて、元気な」候補者を出すことになりました。30歳の菅源太郎さんです。選挙権年齢の引き下げや、子供の権利条約の市民運動をしてきた菅さんは、父祖の地である岡山で政治家としての道を歩むことを決意しました。若者の政治離れを放置できないとの思いからです。

菅源太郎さんは何はさておき、年金をどうにかしたいと言明します。年金の掛け金を支払わない若者が増えているそうです。いくら支払っても、自分の時にはどうなっているか分からない不安があるからです。これでは、市民の生活を守る政治とはお世辞にも言えません。地味かもしれませんが、大事な問題です。世代が助け合う「年金制度」は政治がおかしくなれば、簡単に崩壊してしまいかねません。これに手を着けることを覚悟している政治家は、多いとは思われません。票になるとも思えません。しかし、それを本気で取り組むという菅源太郎さんに、将来の希望を見た気がします。

菅源太郎さんは確かに菅直人さんの息子ではありますが、地盤を引き継ぐ二世議員ではもちろんありません。ゼロから出発する若い政治家を、皆さんと一緒に育てたいと思っています。

2003/07/19  岡山市議会議員 羽場頼三郎


菅源太郎が30歳の 「出馬宣言」
衆議院岡山1区で民主党から

7月13日の民主党第一区の臨時大会で、一井淳治さんに代わって菅源太郎さんが代表に選ばれました。

今年の秋にも解散・総選挙が予想されますが、岡山1区でも民主党の候補予定者が決まったことになります。菅源太郎さんは30歳で、民主党代表の菅直人さんの長男です。

これまで、大阪で肥田美代子代議士の秘書を勤め、参議院選挙の事務局、市民団体の事務局で働いた経験や、自ら市民運動を立ち上げ運動を進めてきたことから、政治に参加する決意を固めての事です。

中学校時代に不登校となり、高校を中退した体験から、「やり直しのできる教育制度への改革」、年代間の助け合いで将来の不安を無くしたいとの思いから、年金改革を主張しています。

羽場頼三郎
「私は、源太郎さんは小学校の時代からよく知っていて、子供なのに政治に関心が強く、はっきりとものをいう性格から、いずれ政治家への道を進むのではないかと予感していました。

父祖の地とは言え、まったくゼロからの出発です。むしろ、二世議員とか言われるマイナスの方が多いのに、よく決心してくれました。父上と同じように何回も選挙には落ちるかもしれませんが、ぜひ人の痛みが分かる政治家になって欲しいと、期待しています。」

菅源太郎から一言

本籍地が父方の祖父の出身地である建部町にあり、母も金光町ですので、岡山には特別に親近感が有りました。自民党が強いところで立ちたいと思っていたのと、津村、はた、柚木さんなどの同じ世代の仲間がいることも、踏み切った理由です。

政治が変るためには、若者の政治参加が必要と訴えてきた私ですが、なにぶんにも、若輩です。岡山の皆さん、一緒に政治を刷新するため、今後はきびしくご指導下さい。


2003/07/19

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