2003/04/03 |
市政のチェック役と前向きの議論で
4684人に感謝して4期目に臨みます市議選直後の26日、臨時市議会が開かれて補正予算や人事についての審議が行われました。その最後に、イラク戦争に反対する決議がなされました。
選挙中に始まったイラクヘの武力行使ですが、この瞬間にも罪の無い市民の生命が奪われているかと思うと胸が潰れる思いでした。選挙の争点ではありませんから、演説の中ではあまりこの点について触れることができなかったので、その「戦争に反対する」意志を議会の場で明らかにできました。
江田五月さんも選挙の応援演説の中で、「政治が悪ければ、最悪の戦争という事態になってしまう」と話をされていましたが、私も同感です。国民とアメリカとに対して言葉を使い分ける小泉総理にはまたまた失望しました。イギリスのプレアとは、姿勢が違いすぎます。リーダーはその言葉には責任があります。
国にしても市にしても、それを動かすには説明責任が伴います。国が果たしているとは思えません。わが岡山市の政治も道を誤らないようにしていかなければと、強く思いました。
その岡山市ですが、市長が再選されたことで、政令指定都市への指向が強くなると思われます。私も、政令市そのものは自治体の権限が強化されることから、視野に入れて当然だと思います。ただ、そのために合併を急ぐ必要があるか、となると疑問です。お互いの住民が幸福になる合併が望ましいと思っています。
今回の選挙で示された「羽場頼三郎に市政チェックをさらにやってもらいたい」との期待に応えるために、カを尽くします。2003/04/03 岡山市議会議員 羽場頼三郎
イラク戦争の早期終結を求める決議
米・英両国が、国連安全保障理事会の武力行使容認決議がないまま、イラクに対し武力行使に踏み切ったことは平和的解決を望む国際世論の願いを無視したものであり、誠に遺憾である。
この米国主導のイラク攻撃に対し、反対の声がかつてない規模で世界に広がりを見せており、わが国においても多くの国民が武力行使に反対している。
イラクへの侵攻により罪のない多くの一般市民の生命が奪われており、その犠牲は計り知れないものがある。さらに、この戦争によって、中東情勢が一層混迷を深め、日本をはじめ世界の平和が脅かされることになる。
よって、わが国憲法の平和理念に基づき、本市議会は、イラクが過去の国連決議を遵守し、国連の査察に積極的に協力し、疑惑のある生物・化学兵器等の大量破壊兵器の廃棄をするよう求めるとともに、イラク戦争が国連を中心とした平和的手段により早期終結することを望むものである。
以上、決議する。
気になるニュース 反戦がいけない?
3月18日付けの朝日新聞によると、東京都国立市の第四小学校で、卒業アルバムに載せる文章について校長が事前に点検し、学校を批判するとか反戦的だとして、削除や書き直しを命じていたそうです。
学校を批判していようと、教師批判をしていようと、子供の文章の中身について校長が口を出すこと自体が間違い。表現の自由という人権が理解できないだけでなく、反戦がいけないという感覚については、本当に教育者かと言いたくなります。学校や教師を批判する目が育ったことを、なぜ喜べないのか。戦争に反対するような子供を育てないで、どんな子供にしようというのでしょう。
これについての、教育委員会の見解が不見識なものです。「校長から『強制はしていないが、文集には適切でないと判断した』と聞いた。教育的指導の範囲であり、問題はない」そうです。あきれた話です。
岡山市の教育委員会の見解もお聞きしたいものです。
2003/04/03 |