2003/03/05

ホームリポート前号次号


議員が動かなければ誰が動く 1億円の報酬は非常識です
病院事業管理者給与の条例改正を議員提案しました

議員の居眠りがよく批判されます。褒められたことではありませんが、人間ですから居眠りもします。ごめんなさい。でも、議会が眠っていてはいけません。市政のチェックができなければ眠っているのと同じです。

市民の眼で市政を見て、おかしなところがあれば改善を求める。市民感覚こそが議会に求められます。常識からはずれた病院事業管理者に対する巨額報酬があれば、廃止する。これを当局ができないなら、立法権を持つ議会がするべきです。問題の報酬は、お一人の方に年間約一億円になります。本来の給与に加えてですが、昨年が一億二百万円で今年が九千三百万円です。これに納得する市民はまずいらっしゃらないでしょう。

市立病院の赤字は確かに深刻です。それを解消するための努力を認めないわけではありません。しかし、管理者は公務員であり、市民のために仕事をしているわけですから、儲けのための仕事とは違います。その方にだけ非常識な高額報酬をお支払いすることは、同じように努力している方々のやる気を無くすことにもなります。放置できませんから、当局に改善を求めましたが直す気がありません。「市立病院の赤字を無くすためにはどんなことをしてもいい」という錯覚に陥っているのかもしれません。これを是正するどころか、あくまで自分たちのしていることが正しいと言い張ります。それでは行政が良くなるはずがありません。

議員発議(乙号議案といいます)の制度により、羽場頼三郎・近藤昭・横田悦子・下市このみ・田原清正の五人で条例の改正を提案しました。結果は五二人中八人の賛成しか得られませんでしたが、あきらめてはいません。何度でも提案します。議会を眠らせないために。

2003/03/05  岡山市議会議員 羽場頼三郎


三期十二年の足跡から
徹底して市民のための政治を追及
新制度の提案・議会の活性化や弱者の支援など

■市民の声を議会に

○無責任経営で大赤字のエックス社への出資は建設委員会でストップをかけ、本会議で予算を減額修正しました。

○特定の人に一億円支払うような非常識な給与条例を改正するため、議員提案で改正を試みました。

■議会の活性化を

○超党派で議員の勉強会ごみ問題研究会をつくり、議会の委員会に準じた扱いを受けられるようにしました。これにならって、農業や都心活性化などの研究会も結成されました。

○議員発議をしました。立法機能がありながら、実際には議員が条例を提案することは、めったにありませんが、二本の条例案を提出しました。

■新しい制度を提案

○雨水の再利用制度を提案し、実現しました。使わなくなった浄化槽に雨水をためて洗車や植木の水やりに使うものです。

○監査事務局のホームページを作ることを提案し、その報告書などが簡単に手に入るようにしました。

○放置自動車の徹底整理を提案し、条例整備の形で実現しました。市道や市有地に放置されている自動車の整理を促し、さらに、その費用の補填を実現しました。

■弱者の声を市政に

○定住外国人に市役所職員受験の機会を認めることを提案し、実現しました。

○年金の谷間といわれた外国籍の方への救済を実現しました。

○障害者の仕事場としてリサイクル施設を活用するようにしました。

■市民生活の安全を

○市営住宅建設に伴い、道路を作りながら未開通にしている問題を取り上げ、一般に使えるようにしました。

○崩壊寸前の建物の撤去がなされていなかった問題を取り上げ、市の責任で撤去させました。

○水路に安全柵を計画的に設置していくよう提案しました。

■リサイクルを推進

○空きビンや空き缶の回収を実践した経験を基に、ごみ行政がリサイクルの発想を取り入れるように働きかけました。

○建設残土のリサイクルを推奨し、下水道の工事その他での使用率を高めました。

○リサイクル推進店制度の創設を実現しました。

■子供たちに自然を

○学校の運動場に芝生を入れるよう提案しています。

〇温かみのある木造の校舎や園舎を建設するように提案し、一部実現しました。

○給食の材料から、遺伝子組み替えのものを排除するようにしました。


2003/03/05

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