２００３年こそ「つながればパワー」　　市民の政治実現にむけて

　新しい年が明けました。苦難の待ち構える年です。

　国際的には、イラクや朝鮮半島の危機が強まってきています。国の景気はいっこうに良くならないのに、自民党の政治は終わりそうにありません。官僚と企業の癒着はそのままで、税金は無駄な公共事業などに突っ込まれつづけています。県もその体質が変わらないまま、県議会も悪くすると自民党の議席が増えそうです。市にいたっては、あの市長の対抗馬も出せないまま選挙が終わりそうです。市議会も市民派、平和派、良識派の議席が減る可能性も出てきました。

　政治に緊張感を取り戻すためには、強力なライバルが必要です。自民党も人間の集まりですから、全部が全部悪いことをするとは限りません。しかし、どんな悪いことをしてもその地位をおびやかされなければ、反省もしないし、自らの姿勢を正そうという気になりません。その意味でも、民主党の果たすべき役割は大きいはずです。今年の菅直人の動きには注目をしたいと思っています。また、地方が果たす役割も当然ながら大きいと思います。岡山で、良識派、市民派の力を拡大する努力は続けなければなりません。困難が予想されるからといって、逃げたり、あきらめたりしないことです。これは、私自身に言い聞かせている言葉でもあります。

　今年のまず乗り越えなければならない難関は、統一地方自治体選挙です。私も、民主党への逆風や、地元のきびしい選挙情勢に直面していますが、それに立ち向かわなければなりません。そのパワーはどこから与えられるのか。他でもない、市民の皆さんからです。「つながれば、パワー」。これは、昨年、政治の不正追及のさなかに右翼の凶刃に倒れた故・石井代議士の言葉でもあります。

2003/01/05  岡山市議会議員　羽場頼三郎

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予算を減額修正・石井代議士の死、菅直人が民主党の代表になど

〔恒例０２年の羽ばたく会五大ニュースを、羽場頼三郎の独断と偏見で選びました〕

(1)エックス社への出資が否決
　１１月議会で予算が減額修正されました。当局提案の予算を修正するのは、二〇年ぶりのことだそうです。四億の赤字会社に税金を入れようという内容ですから、否決されて当然です。

(2)石井紘基代議士が憤死
　私の先輩であり、政・官・財の不正追及の先頭に立っていた石井代議士が右翼に刺されて死亡しました。政治家は命懸けの仕事ということを再認識しました。

(3)菅直人さんが民主党の代表に
　鳩山さんの後を受けて代表になりました。市民派の政治家が総理を狙える地位に立った意義は大きいと思います。政権交代のない政治は自浄作用が働きません。

(4)条例の修正案を提出
　病院事業管理者に毎年一億円の報酬を支払う条例は、余りにも非常識です。議員五人で修正案を出しましたが、否決されました。しかし、議会のチェック機能を覚醒させた意義は大きいと思います。

(5)ツルネンさんを招いてパーティ
　はばたく会主催で、フィンランド生まれの参議院議員ツルネン・マルテイ氏の講演会＆パーティをして１００人を越す人が集まりました。

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羽場頼三郎の日記帳から

　○月○日　三光正宗から待望の「にごり酒」が届きました。これは、寒いこの時期にしかなく、その飲み口は最高で、毎年楽しみにしています。
　これを生み出した大塚さんという杜氏は、昨年「現代の名工」にも選ばれた方で、私も子供の頃から存じあげています。というのは、この醸造元は故郷の哲西町上神代にあるからです。
　このお酒が近所の川崎屋さんという酒屋でも買えるようになったので喜んでいますが、飲み過ぎないよう節子さんからブレーキがかかっています。

　△月×日　年賀状が今年もかなり届きました。選挙区内の方には原則として年賀状が出せないのと、年末が超忙しいので議員になって以来、欠礼のしっぱなしです。
　リポートを通じて新年のご挨拶をさせていただいていますが、これはこれで不幸があったお宅にも届いてしまうので心が痛みます。失礼をお詫びします。

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