2002/10/05

ホームリポート前号次号


江田三郎・市川房枝の精神を受けついで
岡山に新しい若い力を興したい

政権獲得と後継者を課題に

小泉総理が朝鮮民主主義人民共和国を訪問し、国交正常化交渉が始まることとなりました。これは、評価したいと思います。拉致疑惑は一応明らかになり、最高責任者からの率直なお詫びもありました。亡くなられた方のごめい福を祈るとともに、今後の両国の平和的な共存か前進するよう強く望みます。

訪朝が民主党の代表選挙の最中に行われたこともあり、国民の関心かそちらに向けられ、最後まで盛り上がりませんでした。しかも、結果はこ存じのとおりです。市民から生まれた政治家菅直人が、総理大臣になる道はまだ遠いようです。でも、世論調査や民主党の二回目の投票に現れているように、菅直人が与党と対決し、政権を狙う党の顔にふさわしいことは、あらためて認識されました。

目の前の補欠選挙のためだけでなく、将来を見据えた戦略からも、党内基盤を固めるため、民主党の建て直しの一翼を担うことが菅さんには必要です。もちろん、役職などはどうでもよく、全国の熱意と能力のある候補者の発掘と支援に全力を上げるべきです。党内のことは鳩山さんが面倒を見てくれるそうですから、心置きなく全国行脚ができるのではないでしょうか。

民主党は岡山で、三〇歳台の若くて有望な新人を次々と出すことにしています。ふと気がつけば、新人最年少で市議に当選した私もすでに五三歳です。新しい人材を育てることも、政治家の大切な使命です。思い起こせば、菅直人を事務長に起用した市川房枝、社市連の共同代表に迎えた江田三郎、両先生の先見性に敬服するとともに、その後継者作りにも学びたいと思います。

2002/10/05  岡山市議会議員 羽場頼三郎


2002/10/05

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