2002/01/05

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去年今年 貫く棒のごときもの

政治の腐敗とおごりをただしたい
新しい政治を岡山から

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

本当に昨年はひどい年でした。不況の中、テロや狂牛病など、暗くなるニュースが多く、政治を良くするはずの参議院選挙でも市民の願いが届きませんでした。

年末の16日に、大元駅で宇野線連続立体事業の完成記念式典がありました。そこでの話です。市長、県知事、総務大臣といった顔ぶれの来賓祝辞がありましたが、知事の言葉の中に二度も「道路特定財源」が出てきました。道路特定財源のおかげでこの事業ができたと言わんばかりの挨拶で、さすが建設省出身の知事だけの事はありました。国のトップである小泉首相がいくら「構造改革」を口にしても、中身が伴わないはずです。

片山総務大臣の方は、もっと露骨でした。「この事業が進まなかったのは、当時の大蔵相が賛同しなかったからで、参議院の会長をしていた私は、担当者に「これを認めなければ、大蔵相が出す法案を参議院ですべてストップさせるぞ」といって認めさせてやりました」と自慢話をしていました。橋本派の体質丸出しの話で、恥も外聞もないとはこのことでしょう。

このような自民党政治が続く限りは、日本の未来は暗いものしかありません。力が強いものだけがよい思いをし、力の弱い、声の小さいものがさらに窮地に追い込まれる状況は、何としても変えなくてはなりません。そのためには、まず、あきらめないことです。「政治を変える」という強い新年を持ち続けるしかありません。年頭に当たり、覚悟を新たにして政治と取り組むことを誓います。

2002/01/05  岡山市議会議員 羽場頼三郎


■デスマッチ議員の遺書

東京都の武蔵村山市議会は、発言時間や回数に制限がなく、議員と当局のデスマッチといわれる本会議で市長の首が飛んだこともあります。主役は市民派議員の先駆けと言われた「ふくお・ひろし」さんです。私も以前からご指導をいただいていますが、まだその域には達することができません。

議員の真骨頂というべき質問戦などの体験談は大変参考になります。実名で登場する人や団体、政党も反論できない、事実の重みがあります。地方政治の現場にいる方や関心をお持ちの方に薦めたい一冊です。

インパクト出版会発行 1700円 


■アフガン難民への募金

はばたく会関連で79416円集まる

年末に「アフガン難民を救おう」と呼びかけをさせていただきましたが、直接や郵送で多くの募金が集まり、民主党岡山第一区の募金(合計23万7261円)と一緒にして「ペシャワール会」の中村哲医師に送りました。ご協力いただいた皆さん、どうもありがとうございました。

※中村哲さんが本を出されています。私もこの正月に読みましたが、現地で医療活動をすることが生易しいことではないことをあらためて知りました。海外援助がいかに難しいかも教えられ、また、中村医師その人となりがわかるだけでなく、日本と世界について考えさせられました。

筑摩書房刊 「アフガニスタンの診療所から」 1200円


2002/01/05

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