2001/10/05

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九月議会での二つの意見書

「テロを許さない」に賛成
 「道路特定財源堅持」に反対

 九月議会が開かれている十一日に、同時テロ事件が発生しました。世界貿易センタービルに旅客機が激突し、建物が崩壊する映像は大きなショックでした。しばらくは声も出ませんでした。

 テロへの怒りと被害者に対するお悔やみの言葉、テロ対策を求めることが意見書として提案され、私も賛成しました。全会一致です。許されない憎むべきテロですが、ただこれを武力で報復する姿勢には全面的に賛成はでさません。同じことの繰り返しになり、テロの撲滅ではなくて「拡大」につながりかねないからです。アメリカが理性を取り戻すことに期待し、そのために日本が役割を果たすべきです。

 郵政族の代表選手と言われた橋本派の高祖さんが、公務員の地位利用という悪質な選挙違反者を大量に出したため、参議院議員を辞任されました。しかし、建設族(その大半はやはり橋本派)は健在です。それを証明するかのような意見書が、岡山市議会でも賛成多数で議決されたことは問題です。「道路特定財源を確保せよ」というものです。橋本派の利権擁護がみえみえです。それを、生活道路の整備が必要だとか国と地方は違うとかのへ理屈をつけたものです。

 当局が根回しをして建設委員会で提案されたのですが、私は一人だけでしたが反対しました。これまでは全会一致で意見書を出していたのですが、これに限って強引に賛成多数となりました。財政事情が厳しい中で、道路予算を聖域化することはいけません。教育や福祉の予算はどうなってもいいのでしょうか。小泉改革を支えるはずの与党系議院が全員賛成しているようでは、改革も声だけではと先が思いやられます。

2001/10/05  岡山市議会議員 羽場頼三郎


■ソーラー発電を進めたい

 九月二十七日に、藤田にできたソーラー・ショールームにお伺いしました。そこで太陽光発電を中心とした話と情報を交換してきました。

 ソーラー発電は技術的にも経済的にも実用化の時代を迎えていることでは、認識が一致しました。県内にはすでに約二千箇所で発電装置ができているとのことですが、この普及に貢献してきた国の補助制度がもう終わりになるので、次の展開をどうするかなどと話が
はずみました。

 わが家の装置は性能が悪い上に日当たりが良くないので、すでに採算は取れないことが明らかです。しかし、最近のものは儲かるとまでは言えませんが、元を取ることも可能かもしれません。

 肝心の費用ですが、3キロワットの家庭用装置で約一七〇万円だそうですから、日当たりのよい一戸建て住宅にお住まいの方は検討してみる余地が充分にありそうです。


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