2001/05/05

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他人の生きる権利も大切にしたい

 幼い命と参政権について考える

 二月二六日は私の誕生日。でも、今年のその日に幼い命か亡くなりました。千葉県柚ケ浦市の山本翔くん(三歳)が、義理とはいえ曾祖父、祖父、祖母、母にいじめの末、殺されてしまいました。痛ましい事件です。

 仲間(家族)の結束を守るために、異質なものを排除しようという行動が悲劇を生んだものです。これは、人間社会が動物社会と変わらない残虐さを持っていることを示しています。歴史的・世界的にも、ドイツのユダヤ人虐殺やイスラエルのアラブ抹殺、最近のユーゴが崩壊したときのボスニア・ヘルツェゴビナでの「民族浄化」などです。民族や宗教を看板にしているだけで本質は同じです。

 国会では、永住外国人に参政権を認めるかどうかで議論がなされています。「国家に忠誠を誓わないものに、大切な権利を与えるべきではない」「日本が外国に乗っ取られてしまう」といって、反対論も根強いようです。「帰化」すればいいじゃないか、という主張がよく聞かれますが、これは帰化手続きの困難さと苦痛を理解されてい方に多いのではないかと思われます。民主党の一部の議員の中にも無理解な人がいるようです。

 お憐に始まるご近所とのつきあいが大切ですが、その中で誰かを排除するようなことで地域が住みやすくなるはずがありません。お互いをみとめあう気持ちがなくて楽しい空気は生まれません。憲法の精神は、人が人であることを基本として権利を認める(与えるものではない)のですから、政治に参加する権利も当然とするべきです。これからの人間社会が良くなるためにも、「異種を排除する」ことを克服すべきだと思っています。

 弱い立場の人を守るのがこ「政治」という理想をあくまでも追い求めていきたいと思います。ご理解とご支援をお願いします。

2001/05/05  岡山市議会議員 羽場頼三郎


たぶち雅子さん(29歳、医師)が新風を

 四月二八日(土曜日)、ついに岡山二区の新代表が決まりました。弱冠二九歳、産婦人科の医師でもある『田淵雅子(たぷち まさこ)』さんです。代表は衆議院議員の候補でもあります。清新で未来に可能性のある候補と言えるでしょう。中桐前代表が出馬を断念して以来、自民党現職に対抗する人材を皆で探していました。

 2区の再建大会が開かれ、新代表に選出された田淵さんの始めてのスピーチを聞きました。合格点です。命の尊さを知った産婦人科医ならではの言葉には、重みがあります。自分がなにを言うべきか、心得ているなという印象を受けました。皆さんも是非聞いてみることをお勧めします。

 自民党は、小泉内閣の高い支持率を幸いとして、夏の参議院選挙をダブルでやるかもしれません。その時に対抗馬を出せないようではいけません。しかし、2区では展望が開けました。橋本派の直系を売り物にしている自民党の現職と違います。エイズの薬害問題で見せつけられた厚生省の官僚体質は、田淵さんのどこを探してもありません。若いことは言う迄もありませんが、未来があります。

 いつ選挙になっても、総力で応援したいと秘かに決意しました。

  田淵雅子さんの横顔     
1971年 (昭和四六年)岡山市生まれ。
1998年 可知小学校 富山小学校 付属中学校 大安寺高校を経て大阪医科大学医学部卒業
現在 ペリネイト母と子の病院に勤務
《田淵雅子のめざすもの》
いのちと未来 豊かな自然環境の中で、誰もがいのちを健やかに育める社会にします
きれいな政治 徹底した情報公開で、政・宮・財の癒着を根絶します
市民の手で 男女共同参画と市民の参加の「新しい政治」を実現します

石田みえ事務所開き

 4月21日に参議院議員石田みえの事務所がオープンしました。場所は大元、政治をおおもとから変える決意で頑張るそうです。7月に予定される参議院選挙では、自民党の現職大臣と激突する石田さんですが、「女性の声と行動で政治を変えよう」と張り切っています。小宮山洋子さんも応援に来てくださいました。

新事務所 岡山市大元上町13−21
電話086-805-6800

参議院議員石田みえ パーソナルデータ
1937年 (昭和12年)8月生まれ
玉野高校を卒業して津田塾大学に進む。私立高校、公立中学校の教師から中国短大で英語の研究と教育の職につき教授。アメリカとイギリスに留学。「女性学」の研究。
1993年 (平成5年)衆議院議員に当選。
1995年 (平成7年)参議院議員に当選。
現在は民主党岡山県連副代表。血液型O。
著書 「女・男の現在を見つめて」山陽新聞社 「しなやかに一生懸命」花伝社など

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