2001/03/05 |
ムダな公共工事が国と地方をつぶす
政治改革は地方自治体から諌早湾の干拓がまた問題となり、場合によっては工事が中止になりそうです。名産の海苔が取れなくなり、その原田が締切り堤防のせいと生産者たちが怒っているからです。
もともと、ここの干拓には無理がありました。農家が減反であえいでいるというのに、新しい農地をつくる政策が一度決まったからといってそのまま進められてきたのが間違いのもとです。ここはムツゴロウなどで名高い干潟のできる海で、その自然の生態系を無視して埋め立てをすることには反対論が根強かったのです。無駄な公共工事の代表的なものとしても知られていました。
こうした無駄な公共工事は、宍道湖・中海の干拓や長良川の河口堰、吉野川の可動堰、近いところで苫田ダムなど枚挙に暇がありません。業者と政治家、行政との癒着がこれを進めてきていて、日本をあわやというところまで壊してきています。森総理が辞めても、腐敗の構造はなくならないでしょう。自治体も同じようにおかしくなってきているからです。だからこそ、政治改革は中央だけではなく、地方でも押し進めなくてはならないのです。
その地方も自治体合併で揺れています。国が進める合併論に、安易に乗ってしまっていいことになるのでしょぅか。私はそうは思えません。自主財源をまず増やすこと、国が握りすぎている権限を地方に移すこと。この二つを積極的に押し進めることをまずするべきです。これを本気で実行する政党が天下を取るべきだと思っています。2001/03/05 岡山市議会議員 羽場頼三郎
久和さんとの突然の別れ
久和ひとみさんが亡くなった。40才。あまりに若すぎる。嘘みたいだ。彼女のことは一緒に菅さんの選挙をボランティアで手伝ったので、印象に深い。大変能力が高くて、魅力的な女性だった。マスコミの世界に入ってからはテレビのブラウン管でしかお目に掛かっていないが、その馬力と知性にいよいよ磨きがかかってきたなと思っていた。最近、テレビで見ないなと数日前に頭をかすめたばかりなので、そのことを聞いたときに驚くと同時に不思議な気持ちがした。
弔辞をやはりジャーナリストの下村健一君が読んだと記事にあった。彼も同じ時期に菅さんの選挙を手伝ったので、気持ちが良く分かる。残念でしかたない。久和さんもリサイクルの話を演説でしていた。同志の死はつらい。冥福をお祈りしたい。
はばたく会総会に50人 羽場頼三郎にカツ
「新年度に向けて一層の活躍を」
2月10日の午後8時から、春日町の勤労者福祉センターで開かれた総会には、会員50人が参加。来賓として、江田五月、石田みえ、姫井由美子、草苅隆幸さんがそれぞれあいさつ。12年度の活動報告や決算を承認したのち、新年度の予算と活動計画を決定して無事終了。懇親会に切り換えて、お互いの交流をいたしました。
決算では、最近のきびしい経済状況から会費収入が伸び悩み、新年度へ期待をかけます。活動が停滞しているのでは、という声に応えて、バス旅行や講演会も企画することが合意されました。