2000/01

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2千年を安心と安全の時代lこ

命の尊さを知る市政をつくりたい

 市の学校給食運営審議会が、これからの給食について中間報告をまとめました。「2004年までにコストを現状から二百円下げる」ことを教育委員会に求めています。人件費の削滅や民間への業務委託がこれから論じられるでしょうが、コスト削減が強調されるあまりそれが最優先されて大切なものが無視されることになりはしないかと大変心配です。

 それは今の行政のトップである市長が、食品の安全性などにまるで無理解だからです。以前に「安全性が心配だからと言って、ただちに給食の食器を取り替えることは不真面目だ」という市長の発言がありました。今回の議会でも、素材として使われる食品に不安が生じようとしているにもかかわらず、遺伝子組み換えに疑いを持たないことを強調しました。あげくには、その安全性を言うに事欠いて「遺伝子組み換えを否定するのは神を否定すること」とか、「清水白桃も遺伝子組み換え」といった非常識な言葉が次々と飛び出してきています。

 12月には、農林水産省に引き続いて厚生省も「遺伝子組み換え」の表示を義務づける方向を決定しました(しかも、農水省より広く)。これらは消費者の不安に行政も応えようという姿勢の現れ、と見るべきで歓迎します。危険性を示す研究の発表もあります。たとえ一応の安全性は確認できたとしても、これまで地球上に存在しなかった植物です。そして動物の遺伝子を植物に組み換えるなど「自然界では起こりえない生物」を人の手で生み出すことに対するとまどいは、人として当然だと思います。

 生命の大切さをまずは出発点に置いて市の行政が運営されるよう、私は本年も精一杯頑張りたいと思います。どうかよろしくお願いします。

2000/01/01 岡山市議会議員 羽場頼三郎


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