97/11/05

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議会の動き・・・・・羽場頼三郎から

クリーンでないクリーンセンターの議論

詳しくは羽場頼三郎の議会報告で

 7日に開かれた11月臨時市議会で、懸案だった「東部クリーンセンター」の契約が進められることになりました。先月30日の総務委員会で契約が全会一致で承認され、それを受けての決定でした。

これにより、41億円の国の補助金は出る見込みが立ち、注目の公共事業での71億円の経費節減が実現すると思われます。これに「待った」を掛けていたのは、保守系の一部ですが、その理由には釈然としないものがあるというマスコミの報道もありました。

これまでの公共事業は、業者の談合により3割は高くなっているという声がありましたが、岡山市の場合は最低制限価格を撤廃するなどの談合排除策がはっきり効果を表したと言えるのではないでしょうか。市長と当局の英断と努力を評価するべきでしょう。

 これについては、「談合のためにストーカ式ではなくて流動床式にしたのではないか」(草の根市民センターニュース69号)という疑問があるようです。しかし、流動床式の方が焼却灰がずっと少なく、ダイオキシン対策がし易いという利点があるので、市はこれに決めたものです。そんなことよりも、「市民のためになる」認められて当然のこの安い契約が店晒しになった方が問題です。地元の反対があったとは言うものの、その解決を促す方法が他に無いわけではないし、本来環境消防委員会でするべき議論を総務委員会で行ったことには疑問が残りました。

 なお、中国新聞にも「談合が設立せず、大番狂わせでもうけそこねた関係者がいるはず」と書いていますが、真相が明らかになるのはまだ先かもしれませんが、とりあえずこの間の経過だけでも報告しています。文章には出来ないことでも、口頭ならかなり言えますので、『出前議会報告』をさせていただきます。すでに、2回、行いました。羽場頼三郎はたとえ聞いてくださる方が一人でも出掛けて参ります。


 11月臨時市議会で、岡山市総合基本構想が議決されました。例の東部クリーンセンターの契約議案に引っ張られて、継続審査となっていたものです。

 ここで議論されたことはまったく意味がないとは言わないものの、俗に言う「難くせ」で安宅市政の足を引っ張るためのものだったような気がします。問題となったのは、@副題の「蛍の舞う中核拠点都市」A「無秩序な市街地の拡大を抑制すること」B自主的な市町村合併を模索しながら」これらがおかしいとか、あえて継続審査にしなければならない理由というのは、ちょっと見つかりません。ましてや、反対をするのはよっぽど臍がまがっている気がします。

 自然環境が守られているシンボルとしての蛍のどこが悪いのか。無秩序な市街地の拡大を抑制するのは都市政策として当然。将来において周辺市町村との合併も考えにいれることも不自然ではありません。市長選挙はあと1年と少しですが、「少しでも安宅市長の足を引っ張ってやれ」では、市民のための市政はできません。


 岡山行革 110番に意見と情報を

 大蔵省の解体はなし、郵政三事業の民営なし、地方への財源移転なしなど、橋本行革はもう馬脚をあらわし始めています。そこには「誰のための『行革』か」という視点が欠けているからです。「焼け太り」と言われるような「官僚のための行革」など、国民を無視するにもはなはだしいものがあります。

 岡山市の行革はそれではいけません。市民の視点で、市民のための行革を進めるために、市民の皆さんの知恵と情報を必要とします。「こんな方法で行革を進めるべきだ」「こんなことは改めるべきだ」といったご意見をお寄せください。内部告発も結構です。もちろん秘密は厳守します。「市民のための行革」になるように、おおいに議員〔=市民の道具〕羽場頼三郎を使ってください。

電話は086(265)0651ですが、必ず羽場頼三郎を御指名ください。


97/11/05

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