97/03/05

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 お年寄りなどに臨時福祉特別給付金

3/25まで 早すぎる申請の〆切

保健福祉委員会から

 今年の4月からアップする消費税には、本当に頭に来ます。選挙では反対を口にして、当選したら知らん顔の自民党議員と橋本内閣にそれを追及できない野党。「行政改革をやるのが前提」といいながら実行しない政府では、国民は救われません。

 2月25日の保健福祉委員会で、消費税アップに伴う「臨時福祉特別給付金」の説明があり、あらためて怒りがこみあげました。経済的な弱者を直撃する消費税への批判をやわらげるための、言い訳がましい「老齢福祉年金や特別障害者手当の受給者」「ねたきりのお年寄り」「65歳以上の低所得者」などの方々に対する給付金です。余りにも小額。社会的、経済的な弱者をたすける気が本当にあるのか、疑問だらけです。しかも、出し方には問題があります。

 まず、申請しなければもらえないこと。給付に色々と条件を付けて、さらに自分から申請をしなさいとは横柄です。本人を確認して送金すれば済むことです。

 次に、その申請期間が短かすぎます。3月7日から書類を発送して25日が締切りですから、もれることが当然予想されます。その救済が十分ではありません。

 市はこの給付金を出すために、国に突然言われておおわらわです。残業や休日勤務で作業をしているそうです。言ってみれば、消費税を上げなくてはならなくなったのは国の不始末。それを市の職員、つまり市民の税金を使ってカバーするのですから、けしからん話です。

 もし読者の中に、市役所からの「臨時特別給付金」の書類を受け取られた方がおられたら、早めに記入して送り返してください。分からないことがあれば、至急に市役所の担当課でも羽場事務所でも電話して下さい。

電話は(265)0651です。     市議会議員  羽場頼三郎

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年金の谷間が埋まる 

日本に長く住み、納税などの義務を果たしながら、年金制度の恩恵を受けていない在日外国人に対し、国が保護の手を差し延べない間は自治体が給付金の形でこれをカバーする制度が岡山市に出来ました。国籍や民族といった垣根を取り払い、共に生きる社会を作るという意味で、大きな前進だと思います。

 いままで、本会議や委員会でこの問題を取り上げて来た者の一人として喜んでいます。こうしてみると国と県の立ち遅れが目につきます。特に岡山県議会では全国で初めて「従軍慰安婦の中学教科書からの削除」を求める決議がなされましたが、国際感覚や人権感覚の欠如した自民党議員には批判の声が強いようです。

 岡山市は月額一万円、同時に実施の倉敷市と同じですが、鳥取市などを見ると月額で2万5千円といったところもあるようです。

 


先頭に戻る  新年度予算の概要 総額で4000億円を越す市の予算
   
緊縮だが福祉は前進

一般会計で2322億円余り。昨年と較べて 0.1%の伸びという、緊縮予算です。交際費の一割カットや一課一項目見直しなど、苦しい財政を反映した切り込みが目立ちます。また、家庭での貯金にあたる基金の取り崩しが大きいのが気になりますが、借金にあたる市債の発行を押さえるなど努力は買うべきです。事業の洗い直しによるスクラップ&ビルトも進んでいますので、評価すべきです。その主なもの、新しいものを上げてみます。

岡山市議会だより発行費 2790万円
カネボウ跡地利用基本構想づくり 1900万円
24時間対応ヘルパー派遣事業 3300万円
高齢者介護慰労金 6800万円
ねたきり高齢者理容サービス 200万円
重度障害者介護慰労金 2000万円
ホームヘルプサービス事業委託 4億9564万円
全身性障害者介護人派遣 783万円
全身性障害者ガイドヘルパー派遣   670万円
シルバーハウジング生活援助員派遣 460万円
南ふれあいセンター建設 9億5500万円
乳幼児健康支援デイサービス事業 1359万円
空き缶ペットボトル拠点回収 844万円
リユースプラザおかやま 2650万円
小学校への外国人講師派遣 288万円
埋蔵文化財保存施設 2億6700万円
当新田温水プール基本設計 3800万円
雨水貯留浸透設備促進事業 1000万円

97/03/05

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