99/06/05 |
率はアップしたのかしないのか/助役がなせ処分されたのか
下水道普及率の計算が違っていたと、市長が陳謝して問題となっています。当局の説明によりますと、昭和59年より岡山方式という形で、中心部の人口減を加味した計算方法を取っていたことで、建設省の方式とは「ずれ」が生じてきていました。今まで苦労してやっと50%を越えたはずの普及率が、数字としては36%になってしまいました。
8日に建設委員会が開かれ、当局の説明が行われましたが、どうもはっきりしません。こんなことをこの時期に発表した意図や原因についてが不明なままです。これによって法の違反や補助金の処理に違いが出てくることにはならないそうです。ただ、交付税措置という国から来るお金の計算に違いが出てくるそうです。多すぎれば返せばすむことです。 違法性が無いなら、単に計算方法の違いなので、今後は併記するとでもするのが適当ではないでしょうか。つまり、過去との比較では岡山方式が便利ですし、他都市との比較では建設省方式によればよいのてす。
二期八年間、下水道の普及につとめてきた安宅市政の実績に変わりはないことは事実です。建設省方式で計算すれば、任期中に22.2%から36.3%(岡山方式なら38.7%から50.5%に引き上げたことになり、岡山方式でのアップ率11.8%より高い14.1%引き上げたことになります。
これで気の毒なのは新助役です。4月に着任したばかりなのに、給与の一割カットは変です。監督責任もあり得ません。不可解な処分で悪例を残しました。
改選後初の議会は、議長以下の役員選出が主なテーマで行われます。6月19日から21日の三日間の臨時議会で、新議長には岡山21クラブの磯村博氏、副議長に公明党の山田勇氏が選ばれました。いつもの徹夜議会にはならなかったものの、休憩中の「議会工作」に長い時間がかかりました。議長が決まれば、あとは比較的スムーズに議会の各役員が選ばれました。
◇議会運営委員会◇
委員長 ◎堀川進 副委員長○磯野昌郎
◇常任委員会◇
総務 ◎亀井 章 ○則武宣弘
保健福祉 ◎田尻祐二 ○はが秀光
環境消防水道◎近藤 昭 ○鷹取清彦
経済 ◎佐々木清巳 ○藤井義人
建設 ◎田中昭三 ○和気健
文教 ◎三木亮治 ○田畑賢司
◇特別委員会◇
広報 ◎磯野昌郎 〇浦上雅彦
国体スポーツ振興◎柴田健二 〇高津利明
都心活性化対策 ◎伏見源十郎 〇増川英一
行財政改革 ◎串田務 〇成本俊一
男女共同参画 ◎若井たつ子 〇安井聡
羽場は経済委員会に所属しますが、監査委員に選ばれた関係で特別委員会には入りませんでした。
■羽場頼三郎の議会インサイドリポート■
新人が九人でつくった清風会が、議長選挙にあたって「保守の役員独占」を主張しました。市議会の実情を知らないうえ、保守や革新といった古い考えにこだわるようでは、少しがっかりです。議会改革を唱えてできた会派の言葉とも思えません。その後も保守の合同食事会を提唱したりで、動きを止めていません。新人らしさをもっと別のところで発揮してもらいたいものです。
羽場頼三郎は、民主党の三人と旧市民クラブ三人とさらに旧民主クラブの一人とで下記の合同新会派「おかやま市民クラブ」を結成しました。その中で幹事長を引受け、会派のまとめ役をすることになりました。
顧問 串田 務 副代表 高津利明 副幹事長 近藤昭
代表 楠木忠司 幹事長 羽場頼三郎 政審会長 若井達子
広報委員長 田原清正
岡山市議会の会派(6月5日現在)
(会派名 人数 代表者 幹事長の順です)
公明党 9 山田勇 磯野昌郎
清風会 9 はが秀光 成本俊一
政和会 8 宮武 博 土肥啓利
新風会 7 貝原信三郎 伏見源十郎
市民クラブ 7 楠木忠司 羽場頼三郎
岡山21クラブ 6 太田正孝 吉本喜一
共産党 3 田畑賢司 崎本敏子
いきいきネット2 横田悦子 下市このみ
無所属 有井靖和
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