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納得のできない予算と条例に反対しました
17年度岡山一般会計予算、水道事業会計予算、安全・安心条例など

この議会の最終日、多少悩みやながらも結論を出しました。私が議案や委員長報告に反対したものとその理由は次のとおりです。

17年度岡山市一般会計予算
気になっていた同和関係の補助金ですが、11月の議会でも表明したはずの「団体補助から事業補助への転換」が、まったく盛り込まれていません。これでは認められません。

安全・安心まちづくり条例
法律にしろ条例にしろ、これを作れば良いという考えには賛成できません。まして、その内容が「違法ちらしを市民が勝手にはがしてよい」程度のものだったら意味がない。

17年度水道事業会計予算
これは言うまでもありません。不当な手当てを支給する条例や規程をそのままにして、生活困窮者への割引を無くする予算には賛成できません。

この予算には反対討論をしたいと思ったのですが、担当の環消水の委員であるだけでなく議運の副委員長なので控えました。しかし、横田悦子議員が私に代わって、説得力のある大変すばらしい反対討論をしてくださいました。趣旨は私とまったく同じです。でも、反対者は羽場、横田と共産党(別の理由のようでしたが)だけの七人でした。

障害者からの自立を促進することを求める意見書についてと心身障害者保険扶養制度と日常生活用具の給付・貸与についての陳情
委員会不採択なので、障害者の自立につながる政策は積極的に進めるべきだと考えているので採択すべきと考えました。これは、共産党と私だけが不採択に反対しました。


カードで税金が納められないか
クレジットカードの利用が一般的になってきました。電気料金などもカードで支払えるようになってきているので、税金や公共料金の支払いにも使えるようにするべきではと思い、今回質問しました。

ちょうど国の方も利用を検討するという新聞記事も出ていましたので、かなり前向きの答弁かと思いましたが、「経費がかかるので当面静観したい」といった消極的なものでした。東京の町田市など、一部の自治体では議論が進んでいるので、岡山市も遅れを取るべきではないと思っています。


分かりやすい地名、森林を護る、都市計画の見直し、行革プラン、職員の駐車料など 個人質問は分かりやすい形を試みました

今回の質問は、一間一答式の形に近づけようと試みました。

口羽場頼三郎の質問 地名が長いと先々便利が良くない。合併後の町名表示は、旧町名を入れないで簡素な方がいいのでは。

当局 住民からそのような声が上がれば、考える。合併による特例区を設置するので、この間はそのままで。

口羽場 合併により、森林の面積が広くなった。森を護るという観点がこれからは必要。林道の管理を強化して、産廃の持ち込みを阻止する方策も取るべきだ。

市長 森林は大切であり、合併によりその面積が4割も増えるので、林道の管理が課題と考えている。旧加茂川町の条例も参考にしたい。

口羽場 合併特例区協議会の構成には、住民の意思を代表している反対派の現・町会議員もいれるべきだ。

市長 当然そのように考えている。

口羽場 駅前の放置禁止区域の中で、路地に自転車があふれている。自転車整理をする時間が違うことも原因では。なぜこんなことになるのか。改善しないのか。

市当局 市道と区画整理の土地管理が別だからだが、3時間整理と2週間整理があるのは地元にも迷惑をかけているので、早く改善したい。

口羽場 都市計画は放置されたままでは、現実の生活に支障が出る。決定の変更に理由があるような場合には、住民へのきめ細かい情報提供で理解を求めるべきではないか。

当局 説明会の実施や町内会への連絡など、法で定められている手続よりより丁寧に住民説明をしたい。

口羽場 合併で選挙広報の必要性が増したのではないか。

当局 そうだが、条例と予算が必要だ。

口羽場 行革プランの増収策に、ごみを燃やして料金収入を取ることを位置づけているのはおかしい。産廃や他都市のごみを積極的に燃やすことになり、ごみ処理の原則にも反するし、地球環境の悪化につながる。

当局 施設の有効活用であり、その結果として収入増となると理解してもらいたい。

口羽場 理解できない。結果としての増収などが、行革プランとは言えない。

口羽場 職員駐車場の有料化は、学校の敷地でもやるべきではないか。

教育長 教員は遠隔地から通勤する場合もあり、また、緊急に出掛けなければならないこともあるのでマイカー通勤も認め、料金は取らない方針で行きたい。

口羽場 災害のための水を溜める設備などは、料金で運営される水道局ではなく市の責任・経費で準えるべきではないか。

当局 その方向の検討をしてみたい。

口羽場 ポイすて禁止の看板は、分かりやすくしたほうがいいのではないか。

当局 灘崎町とも合併するので、有効な方法を取りたい。


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