2004年3月 ホーム議会目次前へ次へ

岡山市16年度予算案が出される
国のしわ寄せが市民に

岡山市の新年度予算が、二月定例市議会に提案されました。一般会計の総額で2189億円を越えていますが、特徴としては国の「三位一体改革」のあおりを受けて、13億8400万円が減らされています。「改革」とはまるで大嘘、財源はいくらか増えたものの税源委譲はなく、補助金・交付税を一方的に減らしただけのものです。所得譲与税として財源が増えた額は10億4800万円にとどまっています。差し引きで3億3600万円が減額されました。交付税も、全国平均で12%の減額ですが、岡山市は16.9%、73億5千万円の減です。合計で78億円近い収入が無くなるわけですから、予算編成には苦労をしています。

来年度の事業について私が選んだ抜粋を載せました。新規や問題があると思ったものなどをピックアップしました。詳しい資料は、羽場事務所にあります。コピーをさしあげます。

16年度の主な事業
デジタルミュージアム  
おかやま桃太郎祭り     
自転車ロッキングポスト設置に     
国体・障害者スポーツ大会準備に 
野田屋町のビルに補助  
中学生体験活動推進事業   
第三藤田コミュニティハウス
城東台コミュニティハウス設計
自然環境調査         
事業系食品廃棄物処理機器補助 
ごみ収集車など更新 
合併浄化槽設置促進 
家畜糞尿堆肥化施設に 
企業立地推進に  
動植物保護地買い入れ   
倉安川改修  
永江川改修 
東岡山駅自転車置場設置 
庭瀬駅自転車置場設置  
備前西市駅自転車置場設置  
公共下水道施設整備 
農業集落排水事業  
水道記念館改修工事 
庁舎内のトイレを障害者用に  
勤福内に保育施設      
DV被害者サポーター養成に   
ハンセン病元患者社会参加に  
三歳児未満乳幼児医療費無料化 
3学年までの児童手当て 
私立保育園の整備に    
乳ガン検診に       
休日夜間急患診療所の時間延長 
1億2205万円
1871万円
735万円
2億4793万円
1億7580万円
100万円
705万円
260万円
450万円
1600万円
9588万円
4億1586万円
1782万円
6419万円
3億5566万円
3億227万円
1億5000万円
1億5968万円
350万円
479万円
116億335万円
7265万円
1億8320万円
900万円
2680万円
18万円
72万円
7億円
31億5000万円
4億8651万円
6822万円
7646万円

>>平成16年度当初予算について(岡山市財政課)


安全と渋滞解消のために17年の国体終了後から
2号線バイパスの改良工事がはじまります

羽場頼三郎が「事業促進議員連盟」の副会長に

岡山市の南部を走る国道2号線バイパスは通行量も多く、渋滞が日常化しています。特に、福富、青江、新保は生活道路と平面交差をしていて、渋滞の名所?です。渋滞によるエネルギーなどの損失が年間二百億円を越すという試算もあります。

事故も多発しています。特に福富交差点では、最近でも高校生が自動車にはねられ、昨年は小学生が自動車に轢かれて死亡し、直後にその運転手も自殺するなど、掛けがえのない生命が連続して失われています。

どのような形であれ、もう放置することは許されません。ここに至って、国も重い腰を上げ、バイパスの改良をすることとなりました。私も、以前からここをなんとかしなくとはの思いがあり、県議会で質問した草苅隆幸議員などと連携をしていたところです。

市としては議会の後押しが欲しいと話があり、有志を募り「2号線立体交差事業推進議員連盟」をつくって強力にこの事業を進めることになりました。11日に創立総会が開かれ、会長は宮川日吉議員、私は副会長になりました。

今後は地元の意見を取り上げ、国土交通省との交渉に臨み、早期完工を実現したいと思います。


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