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市の小規模工事で不正が発覚
監査委員がカラ工事を指摘する
岡山市の監査委員は、市長からの監査要求を受けて、小規模工事の一部について調べたところ6件のカラ工事があったことを明らかにしました。
小規模工事とは、設計金額が130万未満のもののことをいいます。これは入札の手続きをしないで、いわゆる「随意契約」でなされているものです。入札を避けるため、わざわざ一つの工事を分割して発注する市の姿勢も問題です。つまり、入札はずしを市が積極的に行っているのと同じだからです。
平成13年の4、5月だけで1300件以上の小規模工事が発注されていて、その中に業者が別の工事写真を書類に付けて、工事が施工されていないものなどがあり、その総額は765万円にのぼっているそうです。
当局は総務局長をトップに「調査委員会」を設置しました。これについて、議会としても調査の必要があるのではないかと思っています。
監査委員の意見が示される
年1億円の異常高額報酬条例の改正を
岡山市の監査委員は、市民オンブズマンが請求していた住民監査で、「病院事業管理者の高額報酬の支払い停止」についての判断を出しました。支払い停止そのものは認めなかったものの、市民の常識を越えた「病院事業管理者の給与に関する条例」の改正をする必要があるとの意見を明らかにしています。
市民病院などの市立三病院が抱えている、百億円近い赤字を解消するためにお招きをした榊原先生に対して、市が給与と報酬を年間約1億円支払うことについての判断で、これには昨年も同じような判断が示されていました。
昨年の監査委員の意見によって改善をすると思われていましたが、当局はこれについて検討する委員会を設置したものの、審議を事実上非公開で行い「支払いを相当」として今年もほぼ同じ額を報酬として支出しようとしています。
羽場頼三郎は昨年と今年の二度にわたり、有志5人で条例の改正案を議員提案の形で議会に出しましたが、賛成少数で否決されています。このような判断が出ている以上、当局側はすみやかに改善をするべきです。もし、できないなら三度目の改正案を出す必要があります。
議会運営委員会の副委員長に
5月15、16、17日と三日間開かれた臨時市議会で、議会の構成が決まりました。新議長に垣下文正さんが、副議長に楠木忠司さんが決まり、副議長を出す会派から議会運営委員会の副委員長を出す慣例に従って、私がそれに選任されたものです。このため、常任委員長などのポストにはつかず、二年間を過ごすことになりました。
所属する常任委員会は「環境消防水道委員会」となり、議会に入って最初の委員会と同じになりました。ここでは、ごみ、消防、水道に関することを扱います。ごみ問題は深刻になっており、救急体制の充実、水道料金の見直し(値上げ)などの大きな課題もありますので、勉強が必要です。
特別委員会では「議会改革調査特別委員会」に入りました。議員定数や報酬、夜間・休日議会、質問方式、資料配付などを検討することになると思われますが、選挙広報の発行や掲示板方式の見直しも視野に入れるべきだと思っています。
なお、それ以外にも「都市計画審議会」の委員になりました。以前、大元駅付近の立体交差事業に関連して、議員も傍聴が出来なかったことから、委員会の公開を問題にとりあげるきっかけになった委員会です。
また、環境消防水道委員会に所属したことで、自動的に一市三町衛生施設組合議会の議員になりました。かつて、ここの視察旅費の支給方法の改善を提案したことから、議員視察のあり方が問題となり、現在のように「視察報告」が求められるようになったと記憶しています。そのほぼ一年後に尼崎市では議員のカラ出張が問題となり、議会が解散になったりしたのですから、改善をしておいて本当に良かったと感慨深いものがあります。
報告 羽場頼三郎
市議会で会派の大幅な動き
羽場頼三郎が市民ネットの代表に
臨時議会で議会の構成が変わりました。保守系の親和クラブと政隆会が合流し、市民の会から3名と無所属から1名が加わって16名の「自由民主クラブ」ができました。代表は藤原貢さん、代表代行が土肥啓利さん、幹事長が亀井章さんです。
公明党は山田勇さんが団長、則武宣弘さんが団長代行、田尻祐二さんが幹事長です。
新風会は議長となった垣下文正さんが会派を離脱して無所属となり、10名となりました。伏見源十郎さんが壇長、成本俊一さんが幹事長です。
共産党は田畑賢司さんが団長で、崎本敏子さんが幹事長です。
市民ネットは楠木忠司さんが副議長になった関係で、代表が羽場頼三郎、幹事長に横田悦子さん、副幹事長に下市このみさんがなりました。田原清正さんは副代表に留任です。
岡山市議会議員会派別一覧
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