2003/02/05 ホーム議会目次前へ次へ

選挙情勢
市長は無風、市議は少数激戦、福浜は大激戦

3月16日に市議会議員の選挙が告示されますが、その候補者は前回の66人と較べると大幅に減少するようです。現在のところ確定しているのが57人、増えてもあと1人の様子です。現職が44人、元職が1人、新人12人が準備をしています。定数は52人ですから、少数激戦です。

また、市長選と同時選挙で投票率も上がることが予想され、この結果、当選の最低ラインは大幅に上がり、3500票を越えるのではないかと思われます。

組織の固い公明党と共産党はそれぞれ1名と2名の増加を目指しています。

民主党は2名の現職が立つものの、組織の支援はなく、激戦の波に飲み込まれる可能性もあります。それ以外はすべて無所属での立候補と思われます。

地域的には、三勲学区と福浜学区が3人立候補の動きがあり、特に福浜学区は全員が福富地区からの立候補であり、最激戦地区です。そのうち2人は組織の強力なバックアップがあります。

市長選挙は、年末に共産党系の候補者が出ることが決まっているだけで、他に有力な対抗馬が出ない状況で、現職が独走状態です。


羽ばたく会は県議選で四人を推薦予定

羽ばたく会では、4月3日に告示される県議会議員選挙において、岡山1区の姫井由美子、草苅隆幸、岡山2区の森本てつま、浅口郡の高橋たかよしの4人を推薦する予定となっています。

いずれも民主党の公認ですが、羽場頼三郎と協力関係にある方々ですので、市議会選挙後は全力をあげて応援をする体制を確立する予定です。


委員会での撮影がなぜ禁止

1月28日に情報化社会調査の特別委員会が開かれました。大阪府泉南市の前議員の小山さんが来られて傍聴をされましたが、その際に「委員会の様子をデジカメに収めたい」との希望があり、この申し入れを議会事務局が断りました。

本会議では、撮影は議長が許可すればできることになっていますが、この規定が委員会にはありません。規定がないので、委員長は許可することができず、その申し出を委員長に伝えることもできないというのが事務局の言い分です。これは、単なる形式論にすぎません。本会議ですら認めているのに、委員会で許可できない理由はありません。規定が不備なら、人権の制限ができないのは法律の原則からも当然です。

委員会の開会が遅れたため、事務局から「本人ではなくて事務局員がカメラを借りて写すことでどうか」という妥協案が示されました。私はそのことは事務局が決めることではなくて、委員長が判断することであるとお伝えし、そうなりました。


積み残しの課題
審議会の公開・補助金の整理・不合理な負担是正など

12年間で数多くの課題に取り組みましたが、いまだ解決をしていないものもいくつかあります。

〔都市計画審議会の公開〕
その委員をしているときに矛盾に気づきました。原則非公開で、委員の3分の2が求めたら公開できるという規定が残ったままです。原則と例外を入れ換えるべきです。

〔選挙公報の発行〕
初当選以来、何度も質問その他で働きかけていますが、実現できていません。候補者の情報を公平に提供するのは、選管の義務ともいえます。

〔納税者貯蓄組合などの整理〕
意味のない補助金のたれながしとして批判の強い、この組合、保険料納付組合など不明朗な補助金の支出を止めさせなくては。

〔監査委員の強化〕
監査委員を実質的に補助する事務局の職員は、専門性や高い能力・経験、他から独立した身分が必要ですが、あいかわらず市長の影響が強すぎます。

〔不動産鑑定の簡素化〕
市が土地などを売買する際に2ヵ所に鑑定を頼んでいますが参考資料にするためとしては経費が無駄です。権威ある鑑定なら一ヵ所で十分。

〔ソーラー発電への補助〕
晴れの国岡山にしては、ソーラーヘの取り組みが不十分です。普及率向上に市独自の補助制度を提案しています。

〔運動場に芝生〕
子供たちが思いっきり走り、遊べる芝生の運動場を提案しました。緑の中で子供を育てたいものです。

〔県事業の不合理な負担是正〕
県がやるべき仕事に岡山市が半額以上の負担を強いられる場合があります。許せません。


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