政治を市民のためにつくり変えたい
「政治を市民のためにつくりかえる」が私の出発点です。25年前、菅直人グループで活動を開始し、岡山に帰って江田五月さんと行動を共にしています。新年を迎え、その原点に帰って決意を新たにしています。
まず、選挙を改めることにチャレンジを続けます。従来の組織型、金権型の選挙では、世の中は良くなりません。市民選挙とは、市民を信頼し、自発的な支援活動を中心に選挙を組み立てることが原点です。資金もカンパでまかなうことが基本だと思います。そうした市民選挙を実践し、かつ他にも広げる努力を続けたいと思います。
そのために、市民派の候補擁立に力を注いできました。市議選では新しい人を立てることが出来なかったのが残念です。
この動きを作るために、全国に呼びかけます。お手伝いに出掛け、情報を提供します。ホームページに、「市民選挙のノウハウ」を掲載したのも、その一つです。
岡山市においては、選挙公報を発行するようにしたいと思います。候補者の情報をきちんと有権者に届けることが必要です。
議会の改革を
議会は言うまでもなく、立法機関です。条例によって市の仕事や市民のためのルールを作ります。しかし、実際は当局が提案して作られる条例がほとんどです。
岡山市では議会の議論が形式的になりがちなため、執行部提案がそのまま通ることが当たり前になっています。チェック機能も含めた、本来の議会にもどすためには、条例などの議員提案をもっと増やさなければなりません。
ここ一年間で、多すぎる報酬(病院の事業管理者に対する年間1億円)支払いを改める条例修正や不合理な第三セクターのための出資(経営破綻の会社への7千万円)する予算の減額修正の動きがありました。高額報酬を是正する条例の方は「賛成少数」で否決されてしまいましたが、予算の減額は20年ぶりに議会を通りました。
当局提案を、ただ黙って賛成するだけが与党議員の役目だと思っている勘違い議員が一部見られます。そのような議員をチェックするのが、市民であり有権者です。
監査や決算も大切
監査や決算の重視も取り組むべき課題です。これまで、市民リポートでも取り上げてきましたように、無駄遣いのチェックだけで、税金の使い方が改まります。これも「財源のひとつ」と考えるべきです。
たとえば、納税貯蓄組合への補助金カットで年間約4千万円、浄化槽管理契約の適正化で約5百万円(一部)などです。
議会改革と称して、ことさらに議員定数の削減を主張する議員もいますが、こうしたチェック機能の低下を考えれば、単純に賛成することはできません。