2001/12/05

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崩壊危険建築物と行政責任

市内奉還町商店街の一角に、今にも崩れ落ちそうな家があります。かつては店舗だったようですが、人も立ち入れなくなってかなり年数も経過しています。最近では、その一部が道路部分に向けて倒れて、近所の方や通行の人々に不安を感じさせています。

現在は街路灯の柱にもたれ掛かっていますが、今にも崩れそうで、町内の方々も心配をされて、市にも要望をしているようですが、いまだ放置されたままです。

私も調べてみましたが、これに対処する部署(課)も明確でない上、適用の法律がはっきりしないということで、「検討中」が続いているようです。関係課は、建物ということで「建築指導課」、道路にはみ出していることで「道路管理課」、建物が農業水路にかかっているので「農業施設課」などだそうです。このように、いくつかの課にまたがっているときには、特に対処が遅れがちです。

現実に被害が出そうな状態ですから、これ以上は放置できません。市民の安全を守るべき市が動かなければ、動くところはありません。必要に応じて、法的処置をただちにするべきだと思います。


岡山市の狂牛病対策

岡山市は狂牛病対策として、食用牛の全頭検査の結果を毎日公表し、店頭での確認をするために「検査証明書」を発行しています。

また、検査済肉片を検査所で冷凍保存しておくと同時に、林原生物科学研究所の協力でDNA識別検査体制を整えて、流通牛肉と冷凍保存牛肉の同一性検査を可能にしています。つまり、安全性の確認がなされた牛肉が、流通段階でもそれが保証される仕組みにしたというわけです。

これで、12月から学校給食での牛肉使用開始をするとしています。一般の消費者は、牛肉を買ったり食べたりを選択できますが、子供たちはそうはできないので、それでいいのか疑問が残ります。


外郭団体点検の中間報告

岡山市には24の外郭団体が有ります。公共性と効率性を機動的に代替、補完する役目がありますが、とかく市民の目が届かないとの批判があります。今年から、(1)運営・営業努力は十分か、(2)効率的に事業を行っているか、(3)市民サービスは向上しているか、について市が点検を行っているところです。

その中間報告によると、評価A(経営努力を行いつつ事業は継続)が23、B(事業内容の大幅見直しなどによる抜本的な経営改善が必要)が1となっています。

岡山県の外郭団体については、数が多すぎる、赤字が巨額なものがある、情報の公開がないなどの批判があるところですが、市も同じことにならないように気をつけなくてはなりません。赤字ということでは、建設公社が「桃太郎荘」のために苦戦しています。

これらの資料については、羽場事務所にご連絡頂ければ、コピーをさしあげます。

〔対象団体〕
(1)市の出資が25%以上
(2)市からの補助金・委託料収入が全収入の50%以上


インフルエンザ予防、狂牛病対策などに
〔補正予算35億6千4百万円の主なもの〕

一般会計で30億77百万円余、特別会計で4億八千九百万円余、企業会計では二百万円余の減額で、計約三十六億円の補正予算が組まれています。

○狂牛病対策で、検査のための機器と薬品を購入します。 1650万円
○65歳以上の高齢者のインフルエンザ予防接種に補助金(5千円の内、3千円)を出します。 1億6170万円
○保育園の入所希望に応えるために、私立保育園に運営費、施設整備費などに補助をします。 3億1828万円
○町内活動にパソコンの導入を図るために、機器の購入に対して補助金を出します。 227万円
○南方・弘西を統合した中央北小学校をさらに南と統合する新しい小学校の整備をするため、古い校舎などの解体撤去に着手します。 250万円
○有線放送の「岡山シティエフエム」に追加出資をします。 1000万円
○野田屋町にできる32階のビルに補助金を出します。 5億5400万円
○旧丸の内中学校の跡地を県立図書館の用地として売却します。 21億1500万円

2001/12/05

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