2000/11/05

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県は岡山市の財政が良いと言うが

補助金の不公平はそのまま

▽昨年度に引き続き、監査委員をしている為決算委員にはなれません。しかし、どのような審査がなされているか、傍聴することは認められていますので、なるべく覗いて見ようと思ってます△

 30日には、単県補助の事が問題になりました。県はなぜ岡山市に対してだけ(他は倉敷のみ)補助金をカットしているのか、という質問に対して、当局は 「岡山市の財政状態が良いから」と答弁。すかさず「市の財政が厳しくて赤信号が点滅と言っているではないか」 と委員。当局は 「県の見解としてはそのように言っている。市の認識は違う」と答えた。委員からさらに 「県の認識を変えるように努力しているのか」と聞かれ、「毎年、県には要望している」と答弁していました。

 この間題は私もたびたび取り上げていることですが、合併浄化槽の補助金と共に県の不公平行政の典型です。長野県のような県政革命が起きないかぎり、改善は無理かもしれません。

 『単県補助 県が(1)障害児のいる家庭(2)高齢者のいる家庭(3)乳幼児のいる家庭(4)母子家庭に対して、各市町村と費用を折半して医療費の負担を一軽減している制度。岡山市は現在6分の5カットされている』


※粗大ごみの有料化について

(新屋敷町 O)従来どおりの方が良いと思います。有料化は反対!

(あけぼの町 Y)すべてのゴミを有料化すべきと思います。指定のゴミ袋を家族構成に応じて、一定枚数無料配付し、それを越える物を有料としてゴミの減量化を企てるべき。

(天瀬 K)地域によってゴミの分別方法が違うのは市民の意識に影響があると思います。ゴミに対する認識を一人ひとりにしてもらう為の行政の働きかけを希望します。

(福島 N)有料化にする事により粗大ゴミの減少は望めるかもしれませんが、高い税金を払っている市民にとっっては今のままにして欲しい。ただ物を大切にしたり、お互いに人を大切にする事は幼い頃からの教育問題で、家庭や学校において、心の間薙が置き去りにされている事が今の世の中を作り出してきた様に思う。

(福富東 D)誰もが納得できる金額で、一部の業者だけが利益を得る様な事の無い有料化にすべきだ。


高松で監査の研修会

 納税貯蓄組合の情報も

 全国監査委員事務研修会が高松市で一日、二日の二日間の日程で開かれました。1300人を越す委員と事務局の職員が参加していましたが、岸和田市の岡本議員と東村山市の木内議員にお会いしました。お互いに議会選出の監査委員をしているのは知らなかったので、今後情報交換をするつもりです。

 研修会では勉強になることが多かったのですが、中でも納税貯蓄組合については各地の情報を仕入れることができました。善通寺市や高松市、福山市などでは注目すべき動きがあるようです。最近、津山市での奨励金が住民訴訟にまで発展していることで、読者の皆さんの中にも興味を持たれている方も多いかもしれません。
  〔納税貯蓄組合とは、昭和二〇年代の税金が集まらなかった時代に、市民に集金のための組合を作ってもらいその事務費を補助しようとしたもので、現在では口座振替が進んでいて存在の意味が薄れているもの。岡山市では毎年約六千万円支出していたが、羽場などの追及で今年は約三千万円ぐらいに支出額が減少している〕


2000/11/05

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