2000/10/05 |
市が来年4月から粗大ごみを個別収集に
議会で市の廃棄物条例が改正され、来年度からの粗大ゴミの戸別収集と有料化を実施することが決まりました。私が以前から主張していた方向にやっと進むことになりました。
これまでの収集方法では、一か所に山積みをされ、ご近所にも迷惑を掛け、さらにパッカー車で積み込むため、使えるものもそうでないものもごちゃまぜで、リサイクルとは程遠いものでした。これが変わります。粗大ゴミを出そうと思えば、市に連絡してに取りにきてもらいます。
便利ですし、リサイクルのためにはこの方法がベターなのですが、費用がかかります。
これをどのように負担するかです。ゴミを資源や地球環境のことと意識しないでどんどん出す人も、そうでない人も同じというのでは変です。適正な料金を取ること(有料化)で、その公平を図ろうという考え方です。
不法投棄が増えるのではないか、という心配をされる方もいます。もっともです。ただ、不法投棄といっても種類があります。本来の意味では、山や海に不法に捨てることをいうのですが(これは法律違反で最大一年以下の懲役又は五〇万円以下の罰金)、これは警察などがきびしく取り締まりをすることなどで解決をはかるしか有りません。
実はそれ以外に、所定の場所や時間以外に持ち込むものや、法で事業者が負担すべきものを家庭ごみとして出すものまで広く「不法投棄」という場合がありますが、これらはほとんど無くなるはずです。トータルで考えると不法に捨てられるごみは減るのではないかと期待されます。
新しいルールがごみの減量と資源化につながるように、していきたいものです。
“ママカリフォーラム条例”が成立
駅の西口再開発で、ママカリフオーラムという集会施設が出来ます。郷土の名物ママカリ(この魚をおかずにすると美味しくて食が進み、隣に飯を借りにいく)を名前に付けたことだけでなく、その管理運営が注目されています。
第三セクター「岡山コンベンションセンター」は、萩原市長が社長となり、利用料金を自分で決めかつ受け取ることができ、管理委託の費用を市が負担しないという全国でも初めての試みです。
その設置条例が提案されたのですが、10条に「原則として(市は)管理委託に伴う費用の負担を負わない」とあるのみで、その例外についての規定が存在しませんでした。私は、例外が広がるおそれもあるので、「災害などの不可抗力で建物が壊れたとき等にのみ費用負担がありうる」という見解を引き出しました。さらに、そのことを規則などで明示し、議会の承認を得ることや、経営難でも市は補填をしないことなどを確認し、条例案に賛成しました。
経済委員会報告 羽場頼三郎
2000/10/05 |