2000/09/05 |
3日の日曜日に、「ドームNO!」という集会がありました。市民オンブズマンが出した市長への計画撤回の申し入れに対して、異例の市からの呼び出しと回答があったとの報告がありました。さらに、なぜドームなのかの説明が不充分なまま計画が進められている現状や、晴れの国岡山に果してドームが必要なのだろうか、といった疑問が出されました。
国の補助金とのからみで26億円という中途半端なドームが出来ようとしている、市が進めるプロポーザル方式はおかしいといった意見も出されました。この跡地公園はこれまでチボリ公園、水と緑の公園、サッカー場を核とした公園など計画が2転3転している因縁があるだけに、簡単には事が進まないだろうと言われています。
議会の中では、市長寄りの議員が多いためこの計画が進められることに諦めムードもありましたが、市民の側から問題提起をされてあらためて見直しの意見も出そうです。
福田地区に産業廃棄物の処理施設が作られる計画が進められていた問題で、地元では強い反発が起きています。「福田に産廃施設はいらない」「産廃施設反対」といった看板も目につきます。
民間の業者が地元との調整を無視して進めていた計画のようですが、施設自体には市の許可が要らないということです。ただ、その場所は、調整区域でもあり、建物を作れないこともあってその動向には注目をしていました。
先日、市の産業廃棄物対策課に確認をしたところ、「業者は処理の機械を搬出していて、操業開始の動きはないようだ」とのことです。やはり、地元の住民の意向を無視してはできないということでしょう。
跡地がどうなるかなどの問題は残っているものの、事実上の撤退、という方向で事態は進んでいるようです
報告 羽場頼三郎
2000/09/05 |