2000/02/05

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安全確認と情報公開が条件で

長船町のごみ焼却灰の持ち込みは可

 年末に長船町長から、岡山市に対して「焼却灰」の一時受入れについての要請がありました。これまで処分をしていた会社が受入れを拒否してきたからだそうです。この会社と長船町が出資していた会社(第三セクター)が、例の吉永町に産廃の処分場を作る計画を進めていました。それに反対する町長が当選して対立が表面化したと思われます。

 吉永町に産廃の施設を作ることには、私たちもこれまで反対してきました。住民の圧倒的多数も反対をしていますし、なにより水源地が心配だからです。長船町がその業者と関係を切ることは良いのですが、その手順がまずかったようです。

 しかし、隣人が因っている時にそれを知らん振りはできません。市も議会も持ち込みは止むを得ないと考えています。議会の環境水道消防委員会でも、基本的には賛成しています。
 
 ただ、山の上の地元の皆さんの協力を得てごみの埋め立てをしていることは忘れてはなりません。ダイオキシンや重金属などが基準どおりであることも当然です。市内のごみと同じ基準であることが大前提で、かつ情報が市民に知らされるなら、受入れを認めることは止むを得ないと思っています。(羽場頼三郎)


 〔監査室から〕工事監査をする

 今月の二日と三日にかけて、工事監査をしました。これで2回目ですが、どのようなことするのかお知らせします。

 どこの工事を監査するか、事前に検討して決めます。工事の大きさや進行具合から適当な工事を選び、4人の監査委員が二手に別れ、それぞれに技術士という専門家が付きます。事務局からは事務局長か次長、担当者が二人の計六人で現場に行きます。

 現場では説明を受けたのち、工事中の所をつぶさに見て歩きます。水道局の水質検査所新設工事では、以前、私が検査体制の強化について質問をしたこともあり、どうなっているのか関心がありました。遺跡が出てきたために、まだ、基礎を打った状態でした。完成すれば三階建てになり、92項目の検査が行えます。見学に来られた車椅子の方のためのスロープも設計に入っていました。

 大手の建設会社のJVでもあり、きれいな現場という印象でした。もっとも、専門的なことは技術士の方がチェックをしており、その感想をそばで聞くことも大変参考になりました。所要時間は1時間ぐらいで、工事担当の職員、建設会社の社員など十人ぐらいがついて回ります。その他、「旭東中プール新設工事」「市道拡幅工事」「下水道改良工事」「漁港改良工事」にも行きました。

 こうした工事監査は年に2回しかなく、市が発注している量からすると、ごく一部の工事のごく少ない部分しか見ることができないので、日常の監督や検査がきちんと行われることの大切さをあらためて感じました。


2000/02/05

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