今回お伺いするＭ氏邸は数年前に新築されたばかり。B&W Matrix802 を、ナカミチのパワーアンプ PA-50CE ２台をブリッジング接続し、モノラル駆動され、長い間聴いていらっしゃいました。
本当に久々にご来店されたＭ氏は、モニタールームで Nautilus801 と NIRO1000 IntegratedEngine の組み合わせを試聴されました。「とにかく IntegratedEngine が持っているポテンシャルの高さには感服しました。 なにしろ、あの Nautilus801 を楽々とドライブするんですから。ウチの Matrix802 を鳴らしきるにはこれしかない！と思ったんです。」というわけで、NIRO1000 IntegratedEngine の導入を決意されました。
今まで使用していたパワーアンプ２台を取り外し、IntegratedEngine を仮の位置にセットする。まずはその状態で聴いてもらうと、Ｍ氏の表情がパッと明るくなり「前とは比べ物になりませんね。」と満足げな一言。 そこでさらにパワーＡＣケーブルの AC-1000R をセットしモニターしてもらうと、そのあまりの凄さにＭ氏は声を失い、全く予定に入っていなかったのですが、その場で AC-1000R の導入が決まってしまいました。
すべてのセッティングが完了し演奏を開始すると、臨場感あふれるピアノと芳醇なサックスの音色が響き渡る。 音の鮮度が非常に高く、演奏者の微妙な感情の変化まで克明に描き出す IntegratedEngine の実力に、ただただ息をのむばかりのＭ氏。
Ｍ氏がため息とともに「すごい…」とつぶやいたのは、その後何曲も聴いてからでした。 「IntegratedEngine のポテンシャルは、私の予想を遥かに越えていました。本当になんと言っていいやら…感無量です。」と、喜びがこみあげてきて言葉にならないＭ氏でした。